裏か表か、善か悪か、白か黒かで物事を決めるばかりでは、理解は深まりません。
採用するかどうか、処罰を下すかどうかという、最終的な結論が求められる場合であっても、ちょうど半分半分の真っ二つになるところで物事が決まるケースは少ないでしょう。
例をあげてみると・・・
どちらかというと悪い。
断然、こちらが好き。
この視点でいくと◎だけれど、ここはどう考えても×だから、結論として却下しよう。
本当はNGにしたほうがいいし、モラルを蝕むことはわかっているけれど、今の自分にメリットがあるからOKにしよう。
・・・というように判断したことはありませんか?
きっぱりと決められるときと、もやもやを抱えた状態で決断するしかないときもありますよね。
この感覚を使って、表裏や善悪のように、二項対立にあるものを考えることが、「ツマミを付ける」方法です。
AとBの2つとすれば、ツマミの図はこうなります。
1つめは、ほぼ真ん中。
2つめは、B寄り。
3つめは、A寄り。
きっぱりと答えが出るときは、AかBにツマミが重なります。
AとBをYesとNoにすれば、1つめは中庸か保留。
2つめはNo、3つめはYes。
AとBを善と悪にすれば、1つめは普通。
2つめは悪、3つめは善。
自己採点の振り幅と考えてもわかりやすいでしょう。
私が提唱する数秘術のヌメロステラや、イレブンタロットも、こうした考えがベースにあります。
対極にある価値観や相対的な要素となる2つを1つのペアにし、相互関係を読み深めていくのです。
占いで悪いカードが出たと気にする人は多いですが、カードは1枚しかなく、要素をグラデーションで表わすものは存在しません。
だから、吉凶として受け止めてしまうのだと思いますが、出たカードのつまみがどこにあったものかで意味合いは変わります。
2つの要素(視点)があっても、その中間となるゾーンが存在することを踏まえて、象徴の意味合いを受け止めていけるかどうかが大切です。
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ヌメロステラでは、生年月日の数字すべてを使って偏りを読み解いていくので、つまみの位置がわかります
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西洋占星術では、180度にあって向き合うハウスやサインに注目すると、同じ考え方が成り立ちます。
2つの要素を見つけたら、そこにある相互関係や因果関係を考えてみましょう。
それだけで、何気ない日常の出来事に深い意味を探せるようになります。
同じような毎日を送っていても日々は異なり、成長のチャンスがあることがわかるはずです