『いちばんやさしい数秘術の教科書』をご好評くださり、ありがとうございます。
本書で初公開した「ヌメロステラ」(本書P80から掲載)についてです。
ヌメロステラは、「二数(にすう)」と名付けた2つの数のペアを星形の図に並べたもの。
二数は、0~9の数の合計が9になるものと、10になるもの(5+0は例外)のペアです。
それぞれの二数は、互いに影響しあう要素を持つ組み合わせです。
細かい解説は省略しますが、二数を紹介しましょう。
「テーマ」を表わす合計が9になる二数
0無+9すべて[有無]
4実直+5野心[現実性]
3楽観+6感性[喜び]
2情緒+7哲学[思案]
1率先+8貫徹[自身]
「行い」を表す合計が10になる二数
5動的+0静的[流れ]
4安定+6調和[バランス]
3好奇心+7探究心[素直さ]
2奉仕+9管理[※利益(りやく)]
1スタート+9到達[始終]
※2+9の”利益”は、「りえき」ではなく「りやく」のことで、ためになること、恵みをもたらす行為です。
これをヌメロステラで読み解くと……
有無から時計回りにご覧ください。
有無がせめぎあい流れが生じ、現実性が問われます。
そこをバランス感覚で調整し、喜びを得ます。
ここで他者を受け入れる素直さを持つと、その他者のことを思案するように。
他者と幸になるために動けば(※利益:りやく)、素晴らしい自身が確立され、そこから新たなストーリーが始まる(始終)。
と、2種類の二数が連なることで、人が生きていくストーリー”人生”になります。
こうして考えると、人が誕生して命を終えるまでの間に、幾多もの始終を繰り返しながら、自らを脱皮して成長していくことがわかります。
人は生きている限り、何度でも生まれ変わることができるのですね。
ヌメロステラは、皆さんの生年月日の数で構成されています。
数のある、多い場所、ない場所を見つめて、そのテーマや行いを振り返ることで、自らの弱点と強みがわかるようになるでしょう。
家族や友人、恋人などの生年月日をヌメロステラにすれば、どうして仲がいいのか、悪いのかも見えてきます。
ぜひ、お役立てくださいね