「家族」と聞くと、一般的に、暖かくて掛け替えのないものというイメージを思い浮かべるでしょう。
誰もが生まれてすぐのときには、母親が近くにいて家族を体感したから理解できるよねという考え方が、そうさせているのでしょうか。
互いを慈しみあう家族はステキですが、互いを慈しみあえる他人はもっとステキだと思います。
血もつながりもない見知らぬ誰かにやさしくできるなんて、見返りを求めない愛でしかないでしょう。
自分のことだけを考えていてはいけない。
だから家族のことを考える。
それなら他人のことも考えるようにしないと、自分枠を超えて家族枠に移行しただけでは、大差はないはずなのに。
自分と近しい周囲の人々を見て、自らが所属するコロニーだけを守ろうとする家族愛や仲間への贔屓は、それ以外の存在にリスクを負わせようと動き出すでしょう。
直接的なつながりは、自分と周囲の人に限られますが、さらに先にもつながりはあり、関わり合うことで生活が成り立つのが現代社会です。
視野をできるだけ大きく持とうという姿勢が大事でしょう。
そこではじめて家族を守れて、自らを大切できるようになるのです。
家族の枠を大きく広げていくこと。
それができれば、まさに、人類みな家族が実現するでしょうね。
人類はみな家族であることを綴っていた過去記事はこちらでした