『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』をはじめに、拙著タロット本をご好評くださり、ありがとうございます。
タロットで占うときは、引いたカードの意味を読み解いて占います。
カードの意味は、カードが象徴することをもとに、占いたい内容にあわせて解釈を広げ、その中から答えを拾うことで得られます。
カード1枚に1つだけの答えが当てはめられているわけではなく、無限にある答えを思いうかべながら、必要なものを拾い集める作業が必要です。
この作業は、目の前にある答えに縛られていては、うまく進めることができません。
既成概念や思い込みに縛られず、見落としていることがあることを前提に物事と向き合い、選択肢を広げていくことが肝になります。
そうすることで可能性が広がり、思いもつかない答えに辿り着けるようになるでしょう。
反対に、どんなに解釈を広げて、多くの選択肢を並べたとしても、最初に考えていた答えがベストであることに気づくこともあります。
あれこれ考えてみたあとで、はじめに立ち返ることで、納得が深まり、自然と腹も決まっていくでしょう。
選択肢を増やして可能性を広げてみる作業は、消してムダにはなりません。
ところで、認知症の親戚への接し方で、こんな記事を書きました。
認知症の親戚との会話が、最近楽しみになっています。なんと、同じ話の繰り返しが楽しみになったのです✨ 視点を変えるって、本当に大事。思考停止はいけない。
— LUA (@lua_de_suga) April 21, 2024
『時空を超える会話術 ~ 認知症のループを楽しむ方法』
⇒ https://t.co/VccLMAwbJZ #LUA #認知症 #頭の体操 #エクササイズ
大反響を頂いた記事ですが、繰り返しの会話は、まさに、何度引き直しても出てくる同じカードのよう。
同じカードが出ているのに、腑に落ちる答えに辿り着けないとすれば、解釈が間違っている可能性があります。
まだ見つけられていない答えを探すために、解釈を広げ、新しい選択肢を探していく作業が必要でしょう。
認知症の会話のループから脱する鍵が見つかる日も、そのうち訪れるかもしれません。
タロットで身に付いていたリーディング法が、こうした日常のワンシーンで役立った一例でした。
何度もダメ出しされたり、同じところでつまずいたときにも使える技ですね
78枚シリーズ第一弾:基本編
78枚シリーズ第二弾:リーディング編
78枚シリーズ第三弾:書き込み式レッスン編
78枚シリーズ第四弾:オリジナルカードでたのしむ編
当ブログのタロット記事のもくじです。
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