「思い込みという呪い」「「呪」という呪い 」に続いて、さらに呪いへの考察を深めてみます。
思い込みの呪いには、自らが勝手に思い込んで生まれる呪いと、誰かに思い込ませられた呪い、自覚のありなりに関係なく、人に思い込ませる呪いがあります。
最後の、”人に思い込ませる呪い”についてです。
絶対にこうだからこうしたほうがいいという言い方をする人がいます。
反対に、こうした物言いを否定して、絶対にそんなことはないと言う人もいるでしょう。
どちらも似たようなもので、自分が正しいと言いたいだけです。
近頃、SNSなどでもよく見かける、「子どもがいるからわかる」「女だからわかる」「結婚しているからわかる」「会社勤めだからわかる」に通じる呪いと言えるのではないでしょうか。
上記の呪いに対抗するのは、「子どもがいないからわかる」「男だからわかる」「独身だからわかる」「フリーだからわかる」という呪いです。
どの呪いに関しても、そう思うのは自由で、誰からも否定されることではないでしょう。
「私はこういう考えです」と言い切ることが必要なシーンもありますが、自分以外の人に対して、「これが絶対だから」という呪いをかける必要はあるのでしょうか?
度を超えた押しつけは呪いになります。
個人の中にある正しいという思いを、自分の呪いで封じようとしないようにしたいものですね。
先日、ツイートしましたが……
人は誰もが「普通」で「異常」なのですね。
— LUA (@lua_de_suga) June 8, 2021
ということです
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