老人向けの介護施設にコロナが発生したというニュースは、以前から報道されていました。
出掛けないようにするといっても、買い出しでコロナを拾ってしまうかもしれない今、どんなに頑張っても、感染リスクを100%なくすことはできないでしょう。
だからといって、いつも通りの生活をしていたら、人類は滅亡するかもしれません。
という状況の中、みんなで自粛している昨今ですが、老人ホームの仕組みを知っているのは、ごく一部の人なのだということに気付きました。
そこで、誤解を解くために、ここに書こうと思います。
親戚が老人ホームに入所しています。
たまに面会に行きますが、コロナ以前から、インフルエンザなどの流行り病が出てくると、面会はなるべくご遠慮くださいと言われ、会いに行かれなくなるのです。
高齢者は、抵抗力が弱く、ちょっとの風邪も命取りになりますから致し方ありません。
そんな高齢者施設がコロナ禍になれば、面会禁止は当然のこと。
ということで、コロナが流行りだしてから、ずっと、面会に行かれぬままに月日が過ぎています。
高齢で入所している人の多くは、自活に問題を抱えている人がほとんどでしょう。
身体が思うように動かない人や、ボケが進んでしまった人など、日常生活に支障が出てしまう方々です。
親戚は、この2つの条件にヒットして入所しています。
あまりに誰も面会に行かないので、不安になったのでしょう。
電話の頻度が増えています。
コロナ&自粛要請で行かれないことを説明するものの、毎回、忘れてしまうのです。
何とかしてあげたいけれど、何もできません。
こういうもどかしい気持ちで過ごしている入居者の縁者も多いと思います。
老人介護施設でコロナが出たからといって、その家族がコロナになるということはありません。
だって、会えないのですから。
施設にコロナを媒介してしまわぬために、面会謝絶状態なのです。
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