デマという悪しき呪文　心の持ち方を変えて恐怖を克服！

トイレットペーパーがなくなるというデマが、トイレットペーパーを店頭から消し去りました。

デマが呪いの言霊となって、呪文の効果を生んでしまった事例です。

お店や会社など、人が集まる場所でトイレットペーパーがないということは、本当に不便。そこでお勤めの人は、トイレ早退を強いられてしまうかもしれません。

拭けない → トイレに行かれない → ほかでトイレに行く → ほかのトイレでも拭けない → 自宅のトイレで用を足して洗うしかない

そうなってしまうからです。

リモートワークが可能な人は、最悪、トイレットペーパーがなくても、自宅のトイレ＋シャワー＆タオルドライが可能だと思うので、不便ではあるものの、なんとか乗り越えることができるでしょう。

リモートワークを例に、無理矢理ポジティブに終わらせてみましたが、最低で最悪だと思える状況にあろうと、その現状を踏まえながらも、建設的な考えにシフトできるかどうかが、その後の未来の暗雲を左右します。

パンデミックは最低で最悪でも、それが現実のものとなれば、受け入れるしかありません。

受け入れた上で、どうしたら極力いい感じに過ごすことができるかという考えにシフトしていきましょう。

こうしたデマが、悪しき呪文と化すシーンは、トイレットペーパーに限られたものではありません。

モテない。恋人ができない。結婚できない。お金がない。仕事がない。不器用だ。頭が悪い。なんの取り柄もないなどと、自らを呪うような発言ばかりをしていると、自身で発した悪しき言霊の呪文の効果を実感してしまうことに……。

ネガティブキャンペーンで自らを貶めようとせず、明るく楽しい方向に発想を変えていきましょう。

恋人がずっといないことから、自分はモテないと思い込んでいるのかもしれませんが、恋人がいないからモテないと断言するのは早合点かもしれませんよね。たまたまタイミングが合わず、出会いに結びついていないだけかもしれないし、ステキすぎて手の届かない人だと思われていたり、恋愛に関心のない人と思われている可能性もあります。恋人がいないという事実だけを受け入れればいいのです。余計な負の考えにとらわれず、恋人が欲しいなら、いいなと思う人に歩み寄って、デートに誘うことからはじめましょう。

お金がない。仕事がないと言っている人は、お金がなくて、仕事がないという事実だけに向き合って、ない理由を考えてみましょう。自ら言霊に乗せて、お金がない人、仕事がない人、というイメージを世間に浸透させる必要はありません。お金や仕事を得るためにどうしたらいいかを考えて、可能性を探るほうに目を向けるのです。

不器用だ。頭が悪い。なんの取り柄もないと言う人は、なにと比べてそう思っているのでしょうか？　自分で自分の悪口を言っても、なにも解決しません。誰だって、その道の達人と比べたら見劣りしますが、自分よりも劣っている人と比べれば優位に立つことができます。人と比べることに意味はなく、自分なりに取り組んでいけばいいだけ。昨日より今日、今日より明日の自分がイケていれば、それで十分でしょう。気付いたときには見違える自分になれているはずです。

恐ろしい事実から目を背けていては、ただの現実逃避になります。

しかし、恐ろしさばかりに目を向けて恐怖心を増長させていては、本来、成すべきことを果たせず、恐怖に飲み込まれてしまうでしょう。

自分をしっかり持ってください。

恐怖は、自分の心にあるもの。

心の持ち方を変えれば、恐怖は克服できるのです。

恐怖に打ち勝って、みんなでピンチを乗り越えていきましょう