『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』をご好評頂き、ありがとうございます音譜

 

Facebookで頂いた疑問、「ウェイト版の解釈と異なる特殊なカードをどう読んだらいいのか?」についてです。

 

タロットは通常、絵柄が異なっていても、そのアーティストが表現したカードの世界が描かれているので、解釈そのものに大きな違いは出ません。

 

ですから、基本のカードでマスターしてしまえば、あとは大抵読めるようになり、スタンダードのカードでは気付くことのなかった解釈の側面を知ることができ、理解を深める手段になるでしょう。

 

けれど、特殊なタロットには、稀に特有の意味付けをしたカードが含まれていることがあります。

 

そんな特殊なカードについてのご質問でした。

 

ご相談者さんは、『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』132頁にある「カップの7」が「障害」を表すところに出たそうです。

 

本書の例を当てはめると、「問題の原因」の項目にある、選択肢や誘惑への迷い、欲張りすぎ、決断ミスなどがあげられますが、相談者さんのタロットの「カップの7」には、勝利や情熱を得る、問題が解決するという特殊な意味があり、いいカードが問題に出たこともあって、余計に困っているとのこと。

 

でも、それはそのまま読めばいいだけです。

 

カードの絵柄を見ていないので、絵のことは何もいえませんが……

 

まず、注意してほしいのは、「いいカード」「悪いカード」という分類です。

 

カードに良し悪しはなく、自分にとって都合がいいかどうかで良し悪しを決めるのはナンセンス。

 

いいカードと悪いカードという考えは捨てましょう。(こちらもご参照!)

 

それと、勝利や情熱を得ること、問題が解決することが原因だとしたら、形としてはよさげなものをつかんだけれど、そもそもそれが間違いだった。そもそも解決せずにいたほうがよかったと読めそうです。

 

また、基本は「カップの7」ですから、その原点に立ち戻りつつ、特殊なカードの意味合いを絡めてみると……

 

ウェイト版の教科書的な解釈「選択肢や誘惑への迷い」には、欲張る気持ちが原因しているはず。

 

はじめからこれ1つだけと決めていれば、それをつらぬくだけで済むからです。

 

特殊カードの勝利と情熱は、迷いを吹っ切ったあとの未来を意味しているのではと解釈できます。

 

つまり、「カップの7」の先に進んだものを表しているのでしょう。

 

選ぶことができた「カップの7」として受け止めれば、迷わなかったこと、ほかの選択肢に目を向けなかったこと、立ち止まらなかったことが原因なのかもしれませんよね。

 

という風に、ストーリーをつなげて読めば、大抵のカードは読めるでしょう。

 

<ウェイト版の解釈と異なる特殊なカードを読むポイント>

 宝石赤ウェイト版の解釈に特殊なカードの意味合いをからめる

 宝石赤そのまま読む=考えない=感じること

 

 

今回はテキストベースだけでの解説でしたが、タロットは絵なので、そこに描かれた世界を見て、そこから解釈につなげることが重要です。

 

占いはタロットに限らず、断片的に出たワードをつなげて、1つの物語にするセンスが問われます。

 

そうしないと、単語を並べるだけのお告げになってしまうからです。

 

ということで『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』には、149頁からの「穴埋め式読み解き」をご用意しています。

 

言葉を当てはめていくことで、1つの文章にまとまるようになっているので、ストーリーの練習にお役立てくださいビックリマーク

 

 

タロットの基礎と「穴埋め式読み解き」は、こちらダウン

 

スプレッド全体を読み解く方法やリーディングのコツは、こちらダウン

 

タロットの絵柄についての解説をまとめたのは、こちらダウン

 

 

 

当ブログのタロット記事のもくじです。
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