【タロット】変わったタロットを使いこなすポイント　後編

『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』をご好評頂き、ありがとうございます

描かれたモチーフの意味を解釈に取り込む。

特殊なタロットには、変わった妖精や怪物、未確認生命体、天使や神、動物や昆虫など、特有のモチーフが描かれています。描かれている天使や神が登場する神話を読んだり、動物や昆虫が象徴する意味を調べることで、解釈に落とし込めることもあります。

天使や神に意味があるように、動物や昆虫も、世界のどこかしらでトーテム（精霊）として親しまれていることがあるのです。

好きな世界が描かれているタロットを選ぶ。

最後に、もっとも重要なポイントです。ずーっと見ていたいと思える、大好きなタロットを探してください。または、好きなジャンルのタロットです。私の場合、おどろおどろしいオカルト色の強いものが好みで、たとえば、ＵＦＯやゾンビなども好きです。だからこそ、ＵＦＯのタロットに描かれた「恋人」が受ける衝撃にも、心から納得できます。自分の好きな世界や得意な世界観のタロットを使うと、解釈への落とし込みが自然に進みます。ガイドブックを見なくても、ほぼ正解という状況になるでしょう。

余談：ガイドブックが英語しかないケースも多いでしょう。その場合は、読める人に読んでもらうか、自分で頑張るしかありません。一応、中学校で習っていますから、がんばれば、特別に詩的に書かれていない限り、それなりに読めます。好きこそものの上手なれでファイトを見せてください。無料公開されている翻訳アプリや、翻訳サイトなども活用するといいでしょう。

英語版を読む場合、全部を一気にやろうとするといやになり、そのまま挫折するかもしれません。ですので、どうしても知りたいところから順番に攻略していけば問題ないでしょう。

たくさんのタロットが出版されていて、好きなものを選べる時代です。いろんなタロットを見て、自分の中に落とし込めるものに出会えるとベストです。

また、タロットを占いの目的に応じて変えたり、リーディングがテンプレートしてきたと感じたときに、別のタロットを使うことをオススメしているのも、通り一遍の解釈に埋もれない自分を保つことに役立つからです。固定観念に縛られたら、教科書読みしかできず、最後に飽きて放り出すことになるでしょう。意味を丸暗記すると、応用が効かなくなるので覚えないでくださいとお伝えしている理由です。

１枚のカードも、タロットの種類を変えることで、いろいろな解釈の側面を教えてくれます。

可能性に自ら制限せず、無限に広げていきましょう