『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』と『リーディングがもっと楽しくなる 78枚で占うタロット読み解きBOOK』と『4週間でマスター! 書き込み式 78枚で占うタロットレッスン』と『オリジナルカード78枚ではじめる いちばんたのしい、タロット占い』をご好評いただき、ありがとうございます。
もうすぐ11月11日。
5年前の11月11日に発売された『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』……もう5年が過ぎたのかと振り返ると、あれからいろいろなことが動き、今は大阪に住んでいるのだなと。
ということで、改めて、私とタロットの出会いについてです。
占い師をしている方々からよく聞くのは、昔から占いが好きで、占い雑誌などを熟読していて、子供時代にタロットを持っていたというお話です。
ところが私は占いに関心が向かず、級友が持ち込んだ雑誌や占いの本で、たまに自分の星座を読む程度でした。
でも、嫌いだと思ったことはありません。関心がなかったので、信じる信じないにも至らず、「そうなんだ、ふーん」でおしまい。
そのため、友人が「有名な占い師が○○にいるらしいんだけど、一緒に行こうよ!」と言うと、拒絶することもなく、「行きたいならいいよ」と、自腹で鑑定料も支払って、占いにお付き合いしたこともありました。なんとも思っていないって、そういうことですよね
占ってもらった内容にも関心が向かないので、帰りには忘れていて、友人が私の分の占いも覚えているという状態でした
コンピューター・グラフィックスの仕事を続けていた私は、30才のとき、「あー、もうこんなに徹夜をしていても、またソフトがバージョンアップしちゃうし、PCも買い替えないといけないし、覚えても覚えても覚え直しで、覚えたことがもったいなぁ……。年を重ねるごとに徹夜もきついし、長年続けて勝負するには、体力のある新参者に敵わないし、管理職はイヤだな……」という考えに陥り、転職することにしました。
長年続ければ続けるほど強味になり、年をとればとるほどに重みも増し、定年のない仕事に変わろうではないか
そこで思い付いたのが、伝統工芸と占いでした。個人的には伝統工芸で修行を積む気満々でいたのですが、友人から、「占い師は? 学校もあるよ!」と言われ、とりあえず、占い学校に行ってみたことが、タロットとの出会いでした
……長い やっと本題キター
西洋占星術も学びましたが、星は覚えるまでにかなりの時間がかかりました。本当に得意なのかどうかでご紹介した通りです。
ところが、タロットはすんなり馴染むように、自分に入っていく感じで、こんなにも同じ占いなのに違いが出るものなのだなと思った記憶があります。(まったく別の占いだから、同じ占いという発想がおかしいのですけれど……)
占い師を勧めてくれた友人以外には、占い師を目指しているとか、占いを勉強しているだなんて、口が裂けても言えないと思っていました。
なぜなら、私が仲良くしているしている友人はリアリストで、「スピリチュアルとか占いなんてキモくない?」と言われ、絶交されると思ったからです。
でも、実際に雑誌で連載を頂いたり、占いバーをはじめたりしたときにカミングアウトをしたところ、みんながみんな同じことを言ってくれました。
「似合うじゃん! いいじゃん!」
……ですってーーーーー
いやはや、びっくり 気を揉んでいたのは自分だけだったのです。
思い起こすと、コンピューター稼業時代から、「エコエコアザラクの黒井ミサみたいだよね」「呪ったら効きそうだよね」などと言われていましたねっ
ちなみに、オカルトとか、ホラーと言われるジャンルのものは、昔から好きです。だから、呪いとか、実際には行わないものの、すごく関心があり、怪しいものを調べるのは趣味でした。笑
タロットを学んで残念に思ったのは、まったく呪われないし健全なものだったことです。
未来を予測したり、人の心を読むところは神秘的と言えますが、オカルティックなものとのつながりはまったく感じることがなく、むしろ、使えば使うほどに、ロジカルになっていくのがタロットだと思います。
基本は、カードから感じて読み解くことなのですが、カードの1枚1枚に向き合ううちに、理路整然とした解釈が生まれてくるからです。
ということで、怪しさの微塵もないタロットの世界をまとめました。
それがこちらのタロットシリーズと、LUA1冊目のタロット本です。
78枚シリーズ第一弾:基本編
78枚シリーズ第二弾:リーディング編
78枚シリーズ第三弾:書き込み式レッスン編
78枚シリーズ第四弾:オリジナルカードでたのしむ編
当ブログのタロット記事のもくじです。
LUAのタロット記事~もくじ~
LUAのはじめてのタロット本