【タロット】の「悪魔」で捜索！

『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』と『リーディングがもっと楽しくなる 78枚で占うタロット読み解きBOOK』と『4週間でマスター！書き込み式 78枚で占うタロットレッスン』をご好評いただき、ありがとうございます。

いい【タロット】と悪い【タロット】で、カードに良し悪しはないと書きましたが、悪魔のカードが出たときの、まったくこわくも怪しくもない事例を……

ゆるふわアップスタイルを実現する誰もが持っているアイテムで紛失したかんざしに気付き、見当たらないかんざしをタロットで捜索したときのエピソードを、リーディングのポイントとともに解説します。

発見したかんざしはこれ！

紛失に気付いたとき、目の前にあった大アルカナから１枚のタロットを引き、このかんざしはどこに（どんな感じに）あるのかを占いました。

（大アルカナだけを使った理由は、当時、取り組んでいた作業（『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』の大アルカナのキーワードのまとめ）が終わり、これから小アルカナに取り掛かろうというタイミングで、大アルカナだけが目の前に積まれていたからです）

78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット

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引いたカードは「悪魔」

悪魔が私をほくそ笑んでいるかのように感じました。

タロットは心を映す鏡ですから、はじめに感じたことがリーディングの鍵になることが！

これは見つからない可能性もあるなと……

なぜなら、悪魔は悪意も意味するので、誰かに盗まれたり、拾った人が持ち逃げしたかもしれないからです。

けれど、引きこもって作業をしていた時期なので、外出時の紛失の可能性はかなり低いはず。

こういう冷静な分析もリーディングに欠かせません。

そこで、かんざしは自宅にあるのかどうかということで、もう１枚タロットを引くと、「審判」が！

カードを引き直すのではなく、新しい観点で引き足すことで、最初のカードの解釈の読みを深めていきます。

教科書読みで基本の「審判」の意味に再会がありますし、「あるよー！」と、天使がラッパを吹いているようにも見えます。

つまり、間違いなく、探し物は自宅にあるということです。

では、「悪魔」が示す場所はどこでしょうか。

占いの原点に立ち返ります。引き足しカードを読むと、そこに引きずられ、本来占うはずの「どこに（どんな感じに）あるのか」というお題からずれていきがちです。引き足したあと、本題に立ち返ることで、引き足しが役立つのです。

はじめに「悪魔」を引いた瞬間に、悪魔が笑っているように見えたので、これは、いつも仕舞ってある場所にあり、灯台下暗しの私を嘲笑っていたのでは？

ということで、他のかんざしが仕舞ってある場所を捜索したところ、かんざしを挿していたケースの後ろ側で見つかりました！　やったー！　ビンゴ！(≧▽≦)

ひらめきは重要です。これが、直感で通じる潜在意識の技でしょう。

「悪魔」は、だらしなさやルーズさも意味します。私がきちんときれいに片付けておらず、だらしないことをしていた（だらしがないから、かんざしがきちんとケースに刺さっておらず、後ろ側に落ちていた）とも読めます。

普通に探しても見つかったかもしれないかんざしですが、あえて、占いを活用することで新しい感覚が生まれます。それが、占いのおもしろいところでしょう。未来を知ったり、性格や相性を見るだけが占いではありません。未来の予言だけでなく、占いは、考え方の切り口を変えたり、新たなものの見方やとらえ方に出会うことに役立つツールなのです。

こうしたリーディング実例をポイントとともに解説した書籍が『リーディングが、もっとたのしくなる 78枚で占うタロット読み解きアイデアbook』です。