乳がんオープンセミナー | 乳がんナース奮闘記

乳がんナース奮闘記

27歳の看護師です
乳がんとの闘いの記録と日々のたわ言です

先日、院内で開催された



乳がんオープンセミナーに参加しました



たまたま勤務後に、院内放送で案内があり、



「どなたでもご参加できます」とのことだったので、



興味本位で行ってきました



よく、いろんな疾患のセミナーの案内があるので、



患者教室のような雰囲気かと思って、



軽~い気持ちでのぞきました


が、


本格的でした・・・



参加者は、



院内の医師、看護師、薬剤師がほとんど



ちらほらと他院のドクターがきてましたが、



患者はゼロ



あっ私、患者や



他にも隠れ患者がいたかもしれませんが




内容は、



基本的な診断から治療内容、治療奏効のデータ、症例発表などでした




行ってよかった点



ICG蛍光法(PDE法)について


手術の際、乳房からのリンパ液が初めに到達し、


転移の可能性を調べるのに有効なセンチネルリンパ節の位置を


特定する必要があります。


これまでは、色素を使ったり、


放射性同位元素を使ったり


していたそうですが、


ICG蛍光法では、


乳輪に蛍光色素としてICGを注射して


赤外線を照射すると、


リンパの流れが皮膚上から蛍光に光ります。


それで、切開せずに体表から位置を特定できる


という優れものグッド


その様子を映像で見せてもらいましたVideo orange


色素法単独で行う場合に比べて、


見落としの減少、


皮膚切開の位置や範囲の検討が


簡便になるなどの利点があるとのことでしたひらめき




タイケルブについて




抗悪性腫瘍剤「タイケルブ?錠250mg」(一般名:ラパチニブトシル酸塩水和物)について



乳がん治療領域で初めて承認された経口の分子標的治療薬です。



HER2過剰発現が確認された手術不能又は再発乳癌を効能・効果として、



厚生労働省より2009年4月に承認を得たそうです。



HER2陽性乳がんの25~50%は脳転移が見られる中、



ハーセプチンは血液脳関門を通過しないため、



脳転移への効果はありません。



しかし、タイケルブはハーセプチンよりも分子が小さいため、



脳転移への効果への期待がよせられています。



製薬会社による説明では、脳への有用性はまだ確立していない



とのことですが、



現在、研究が進められていて、



今回のセミナーでは手ごたえを感じているという発表でした。




アロキシの効果について企業から発表

こういうセミナー、

企業が入ると素敵なことがあります。




サンドイッチと紅茶が出ましたはな。






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これが一番よかったトコかも(笑)








よくなかった点



1乳房の美しさのイメージについて


手術の様子を映像で流したり、


乳房切除後の写真などがスライドで出たりしました


その中で、


「温存術でこんなに形がキレイ」


と、発表ドクターが繰り返した乳房、


正直、


これで患者さんは満足してるの…?


ドクターの満足?


と言いたくなる乳房


中にはキレイな形の乳房もありましたが、


うーんっと思ってしまった。


まぁ、腫瘍の大きさや切除部位によるんでしょうが、


もっと高いとこ目指して行こうぜ!!


と声高らかにさけびたかったですウワーン!


オペを来月にひかえた私は


そのへん若干神経質なのですかね・・・





2 卵巣毒性について



タキサン系の卵巣毒性、


それは当然化学療法による弊害です。


なかったらない方がいいに決まってます。


特に私みたいな未婚の未出産の患者にはね。

しかし、ホルモン陽性のがんではエストロゲンは抑えるもの。


それを、


タキサン系は非常に卵巣毒性が強いので、閉経による効果がある


っという言い方


ホルモン療法で一定期間抑えりゃいいじゃん!


化学療法の影響で閉経することを望んでるような言い方にカチンカチン


言わんとしてることはわかるけど、


治療後、何とか生理が戻るように必死で願っとんねん、患者は!!


っとまたさけびたくなりました。


こういう発表、非常にドクター的でした。


語弊があるかもしれませんが・・・。


もちろん、そうじゃないドクターもたくさんいますが、


治療効果が何より大切みたいなね。


まぁ、治療が仕事ですからね。


当然、しっかり治療して効果も出して欲しいし、


そこを優先するのは、そりゃそうだと思います。


でも付け足しの決まり文句のように


QOLやQOTLやなんやって言いますが、


本気でそこに向き合ってくれるのは


やっぱりドクターじゃない気がします。


まぁ、こうやって表現ひとつで揚げ足取る私も意地悪ですが・・・


この先生も患者の前ではこんな言い方はしないでしょうけどね。


でも医療者向けの発表でふっと出る表現が


その人の本質やろうと思っちゃったりします。


何はともあれ、サンドイッチはおいしかった。


ってことで、トータルでは参加してよかったってことにしよう ぐぅ~。