大好きなテレビ番組の「ほんまでっか!?」で紹介されたことです。
「異性からの賞賛は最大の報酬であり、人は誉められた所が伸びていくものです。」
ということです。
つまり、「賢いね」と誉められたら、もっと賢くなろうとするし、
「可愛いね」と誉められたら、もっと可愛いに磨きをかけようとすることです。
これは本当に当たってると思います。
私は今でこそ「優しいですね。」とか「奥さん想いですね。」とかごく稀に「丁寧な仕事ですね。」「年令より若く見えますね」とか言われて嬉しいことがありますが、、
高校時代は女子からは「頭いいね。」しか言われたことがなかったです(涙)。
だから勉強ばかりしてました。
しかし、これがもっと幼い時だと「真面目だね。」「大人しいね。」しか言われなかったです。
これはある意味諸刃の剣だと思います。
分別のつかない幼い内から「いい子だね」「大人しい子だね。」「我慢強い子だね。」などの誉められ方をされ続けると、「親に都合の良い理想の子供」が完成していまうということです。
特に女の子は父親から、男の子は母親からどう誉められるかが子供の成長や目標設定や目的意識に大きく関わってくるんだなと思いました。
一昔前は「一姫二太郎」なんて言われてましたが、あくまで私の考えでは、これは親が育て易いからという意味合いが強いと思いました。
特に姉型の長女は親の言いなりのままに成人してしまう話はよく聞きます。
大切なのは「自分がどう誉められたいか?」が大切になってくると思います。
今の10代、20代の若者は「夢」に対して私達以上に遥かに固執します。「大きな夢」「人は違う夢」を抱くことに高い理想があります。
集団行動やスパルタ教育が制限される時代です。「自分の心」を傷つけられた経験を持たないまま、自らの夢を大切に持っています。
しかし、その落とし穴は「いい夢を持っていること」「ユニークな夢を持っていること」だけを誉められると、他人に夢を語るのが上手になるだけなのです。
「面白い夢を考えるだけ」の人間を作ってしまってはいけないのです。
古来日本には「空世辞(からせじ)」という言葉があります。中身のない賞賛は誹謗中傷と同じです。
故・星野仙一氏は「全力で誉めろ、全力で叱れ」と言いました。親、兄弟、教師、上司、先輩が、どれだけ真剣になるかだと思います。
「なりたい自分、貴方はどう誉められたいですか?」
終