プロ野球コーチに学ぶ「鏡の理論」~真逆のスキル | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

阪神タイガース愛故にブログ更新が滞ってる私です。
もうどれくらいの方が読んでくれてるかわかりませんが、私が私自身の為に綴ろうと思います。

はい、タイトルの件ですが、「プロ野球のコーチや監督って大変だなぁ~」と、職場で若手を指導する私が漠然と思ったことを書いていきます。

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はい、結論から言うと、「プロ野球の監督やコーチは、現役時代の成績とは違う部分が、特に選手時代の目に見えて有名な長所と違う能力を要求される」

ということです。


まず最初に打撃コーチについて。

「打撃コーチは教え子が打ちやすい球を投げれる投手能力が要求される」
です。

はい、バッティングコーチは自らが打撃投手を務めて、「投手視点」で教え子のフォーム、スイングをチェックします。
現役時代にめちゃくちゃホームランを打っていたとしても、打撃コーチとして、教え子に的確なボールを投げてあげれないといけないとコーチ失格なのです。

次に守備コーチです。
現役時代に華麗なグラブさばきを見せた守備コーチは、教え子の守備を向上させる為に、痛烈なノックが打てないといけません。

そう、守備コーチがバットを握って指導し、打撃コーチがボールを投げて指導するのです。

広島とヤクルトで指導した石井琢郎コーチは、横浜時代には攻守に華麗なプレーを見せた遊撃手でしたが、入団当初は投手でした。
彼の打撃コーチとして評価が高いのは、現役時代の打撃能力だけでなく、元投手として投げる球が、選手の成長に一役買ってるのかな?と思いました。

次に監督とチームの傾向について。

「投手出身の監督ほど攻撃型のチームになり、野手出身の監督ほど守備型になる」
ということです。

阪神タイガースの前監督の金本さんは、

「僕は現役時代に、自分の打撃成績を上げる為に、相手投手の研究を必死にやった。
それで若手投手を見る目が養われたかもしれないね。
だから逆に野手のことはわからない。相手のバッターは研究しなかったから(笑)。」
と自嘲気味に話してました。

そう、より対戦相手のこと調べて研究するからこそ、自分と真逆の者が育っていくということです。

これは野球に限らないかな?
例えば、男女ペアのダンスなんかは、女性コーチほど男子を育成出来るのかな?女性コーチが女性ダンサーを上手に育成するには、男性パートナー役をしないといけないですからね。
この鏡の理論は仕事や社会にも該当するかな?続