こんにちは。
フランスの同時多発テロで亡くなられた方のご冥福を祈ります。
本来、音楽やスポーツは楽しむ場所であり、面識の無い方と共通の目的で感動を共有出来る場所のはずです。
それが悲劇の場所となり言葉もありません。
折角、ヒュームとルソーを比較研究し、フランス革命を掘り下げ、フランス人のアイゼンティティに触れ、哲学者達の功績を検証したいと思っていました。
しかし、このテロ事件に際し、ルソーの哲学を書くことは暫く控えることに決めました。
私のフランス革命の賞賛はテロリズムの歓迎ではありませんし、テロ撲滅の願いは信教の自由を侵害するものではありません。
ただこの時期に、偉大なる市民革命を紹介することが暴力の肯定と捉えられない為に、ルソーの記事は控えることにします。
暫くは、デンマークの歴史や歴史教科書、またはデンマークの文化や観光を取り上げたいです。
今少しずつ、小説のアイデアも浮かんで来ています。
更新ペースは遅くなりますが、アップするからには完結を見据えた作品を必ず用意するつもりです。
最後に、今回の件で宗教そのものを否定する日本人も多数おられることでしょう。
しかし、私は繰り返し言い続けていますが、
「宗教と信仰は違う」
ということです。
宗教とは教義内容と組織でしかなく、それは人間が産み出したものでしかありません。
しかし、信仰とは絶対的な個人です。
信仰とは未来永劫に
「神との1vs1」
なのです。
神とは仏像でも十字架でもありません。
常に貴方が無言で語り続け、
常に貴方にだけ無言で語り続けている存在です。
それが「神」であり世の中の「法則」であり「縁」であり「運」そのものなのです。
その自分と神様「だけ」の関係性が
「信仰」なのです。
そして自分に信仰心が必ずあるように、それは他人も同じということなのです。
己の生前の罪は他人との比較対象で増減するものではありません。
祈り、慈悲、帰依も比較対象ではなく、タイムサービスもバーゲンセールもありません。
それが信仰というものです。
宗教団体も教祖も有限な存在でしかありません。
私は私の為に、出典も解らないこの絵のこの美しさ故に祈りを捧げます。