愛しの玉子様!? 12 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

「…この手の女の子は肉体的苦痛じゃ口を割らないわ…。
やり方を変えないとね♪」

四階の教室の窓を開け、舞の上半身を乗り出させた麗香姉さん。
腰を小脇に抱えて、スカートをたくし上げる。

「な、何を…!?」

黙っていた舞も声を上げる。
同時に興奮した一人の男子が、

「おぉ!白だ~!」

と声を上げたが、直ぐに隣の男子に咎められる。

「馬鹿!やろめ!」

みんな知っている。
相野家の人間に加担すれば身の破滅だと。

かつて麗香お姉さんの『寵愛』を盾に他の生徒を苛める女子が居たが、姉に飽きられた途端に失墜した。
全校生徒からの「返り討ち」は想像以上だった。
それは相野家の不満さえも彼女に向けられたからだろう。
彼女は転校して行った…。

「みんな正直な気持ちを言ってくださって結構ですのよ?
それとも、この下着の『中身』がご期待かしら?
ウフフ、貴女みたいな女の子は、精神的恥辱の方が堪えるようね…。」

「いやぁ、や、やめて!」

クラスメートの前で下着を脱がされて堪えらるわけない。
そして抵抗すれば、目の前には四階の空が広がってるわけで…。
舞もその意図を察してか、覚悟を決めた。

「好きになさいよ!
今更恥ずかしくないわ!
男子に見られたって平気なんだもん!」

それが舞の精一杯の虚勢だとは私にもわかった。
私にわかったということは姉も見抜いたということだ。

「あらそう♪苦痛も駄目、恥辱も駄目。
強情さんね♪
じゃあ最後の手段よ♪」

捲り挙げてたスカートを一旦下ろし、手を中に入れる!そして反対側の手は舞の胸を…!

「苦痛や恥辱は我慢出来ても、『快感』はどうかな~?『麗しき刺客様』我慢はいけなくてよ♪」

「や、や…め…て!
はぅ…駄…目!
あぅん。」

「あら可愛い鳴き声♪」

「こ、声なんて出してないもん…。」

「お、おい、るん!」

「ら、嵐は見ちゃ駄目!」

「わかっとる!それより、舞花って子はホントにライバル企業の刺客か?
なんか麗香姉ちゃんの痴情絡みちゃうんか?」

「うん、私もそんな気が…。」

だったら雪之介が報われないけど…。

「言うから、もうこれ以上奥は…。」

「自分の立場がわかってないの?」

「い、言わせて下さい!
私は『瀬能フーズ』の次女です。
三年前、会社を潰さずに、相野グループに吸収されるには、相野麗香に長女を差し出すしかなかったのよ!」

え?まさかの両方ですか!?