政治学に内包される心理学検知は、私の仮説の域を出ないというお話。 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

私は繰り返し

「男性にも母性はあり、女性にも父性はある。」

と言ってきました。

これは夢セラピストとしても有名な心理学者の鞭洋子先生の著書からです。
鞭洋子先生はユングの心理分析を更に昇華し、人間誰もが持ち合わせている、七つの人格に言及しました。

今回はその四つまで紹介します。
即ち、人間は男女関係なく、

父性
母性
少年性
少女性

の四人格です。

これに

赤ん坊

仮面

の三つが加わります。
後の三つは今回は省略します。

それぞれを解説すれば

父性…責任ある立場として、決断する人格。「長」として他者からの信頼や実績により培われる人格。

母性…「絶対」の象徴。無条件で愛する能力や強さそのもの。理屈抜きに守らなければいけない意識により培われる人格。

少年性…論理的思考の象徴。理性の働きにより培われ、整合性や矛盾の無さの指摘等から培われる。学術による知識も見識もこちらに依る所が大きい。

少女性…感情の象徴。喜怒哀楽の強さであり、非論理的であるが故に少年性とは相反する。深い感動、喜びを喜び、悲しみを悲しみ、怒るべきを怒ることにより培われる。

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はい、人間は皆この人格を持っているのです。

そしてこれに以前書いた岩月教授の「男女別の父母の愛情の割合」を当てはめると、とても面白いです。

即ち

「男の子は
母親の愛情が9割
父親の愛情が1割」

「女の子は
母親の愛情が4割
父親の愛情が6割」

ってことです。

そしてここからが特に大事なのですが、ブロ友さんから教えて頂いた、斎藤環先生の言葉

「男性社会は所有性原理
女性社会は関係性原理が優先される」

です。
つまり、男性は体育系的な縦社会で服従する、されるが優先されますが、能力主義で下克上を起こすチャンスもあります。

しかし、女性社会は横並びが優先され、「能力者」がいい目を見るとは限らず、「好かれる」「嫌われない」が優先されます。

これに上記の「父たる責任者として、『長』たる者の決断」を引用すれば、女性とは正しい、正しくないではなく、その時ベストな答えを出す事に関しては、男性以上なのでは?ってことです。

「父が正しく治める」と書いて「政治」ですが、女性の調整能力は正しく政治力で、実際に議員連中が能力よりも「気に入られること」重視なのは、男性連中の「女性社会」では?と私は思うんです。

皆様の意見を聞きたいです。