テッペキ!の哲学 1真田家の家訓 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
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自作小説「テッペキ!」の主人公、真田正行の家に代々伝わる「真田家の家訓」です。
丁度10箇条となってました。
なお、真田家のモデルは勿論、戦国武将の真田幸村とその父、真田昌幸からです。


1 状況が不利な時は慌てずに先延ばししろ

2 プレッシャーはわからないようにかけろ

3 結論ありきで交渉しろ

4 弱点は見える所にある

5 大衆を利用しろ

6 諦めてから挑め

7 敵の動作は目に有り、同士の想いは腹に有り

8 罠にはハマってみよ、策には溺れてみよ

9 先んずれば人を制する

10 恐れを怖れるな

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解説です。

1~5の出展はファーストシーズン第三話です。
自分より遥かにテクニックで勝る、天才サッカー少女の高坂瑞穂にPKで勝つ為に、あらゆる心理戦を仕掛けます。

総合的に見ると、確かに相手に合わせた戦略は重要だと思いますが、まずは自分が決心することですよね。
特に4は、自分が落ち着いて居ないと、相手を観察して弱点を見抜くこともままなりません。

6は同じくファーストシーズン5話から。

「死んだ気持ちになって」
ってのは希望の無くすことではなく、一度絶望することで、フラットな状況で臨むということです。
つまらない執着が自分の能力を狭めてるのかもしれません。

7はセカンドシーズン9話より。
上手くプレー出来ない小菅に送った言葉です。
思うに相手の目の動きを観察するのって、その相手から自分を守る為なんですよね。
だから、本当に相手を敬うなら、相手の目を見なくて普通だと思います。「私は貴方に敵意はありませんが、私は貴方に命を捧げる覚悟です」って気持ちならば頭を下げっぱなしで目線を合わせずに会話してた昔の日本文化の方が正しいと私は思います。
ある意味、目を見て話すとは「お互いに疑い合うくらいに対等」と思います。
まぁ、国際マナーには逆らえない現状ですが。

8はセカンドシーズン18話から。
いわゆる「横綱相撲」の奨励です。
策が無い時は相手の一番得意な形に敢えてさせるってことと、溺れるくらいに自分の作戦を信じろって意味です。

9はキョクメン突破5話。あくまで力が拮抗してる時のみです。闇雲な突撃の奨励ではありません。

10はテッペキ!かるてっと18話で反則をした宇都宮への言葉。本編にもありますが、「怖がってる自分」を認識するだけで、その恐怖は半分になるってことです。