勿論、専門家ではありませんので立派なことは書けませんが、せめて私の想いだけでも伝われば、と思います。
****
表題はそのまま、1995年に行われた舞台
「国境のない地図」


からです。
宝塚歌劇団が阪神淡路大震災の後に劇場がダメージを受けた後に、最初に実施された演目です。
物語はベルリンの壁によって、幼い時に家族と東西に生き別れた作曲家ヘルマンが、創作曲「国境のない地図」に真の平和の想いを込めて国家の圧力に屈することなく歌い続けるという物語です。
自由とは?愛とは?そして国家とは?を考えさせられる舞台でした。
当時、神戸在住の私は本当にこの舞台を観て良かったと思います。
言語、民族、宗教、経済、国家。人と人が対立するのに理由は事欠きませんが、本当は誰もが「そうだったらいいな。」と思っているはずです。
衛星写真で地球が撮られたら、地図にある様な国境線は写真に写りません。

本当は誰もが傷つける事なく、奪い合うことなく、行きたい場所に行けて、欲しい物を自由に手に入れられる「国境のない地図」を望まない人はいないと思います。
輸入をストップされるだの、自国の資源を奪われるだの、自国民が他国の法律で裁かれるだの…。
「国家」が国民を守る為に「法律の壁」や「経済の壁」「軍事力の壁」で死守しなければならないことは沢山あるでしょう。
全面戦争以外にも、他国民に政治経済の実権を握られるのを良いと思う人は居ないくて当然でしょう。
しかし国境線なんてなかった方が良いと思ってるはずです。
W杯サッカーで愛するドイツ代表の歴史をダイジェストで振り返る時、90年代以前は東西ドイツ代表で表記されます。
当時は個別にヨーロッパ予選を戦ってたのではなく、まず最初に西ドイツ代表と東ドイツ代表が試合して、勝った方が予選にエントリーした「ドイツ代表」だったのです。
この歴史的事実を多くの人に知ってほしいです。
また、私の大好きな漫画「ドラゴンクエスト・ダイの大冒険」でレオナ姫は
「国とは土地や建物ではなく、人が住めばそこは国です」
と言っています