ホンマでっか?と同じくらい今、一生懸命見ている番組がNHKの「仕事ハッケン伝」です。
昨夜はお笑いコンビのガレッジセールの川ちゃんが、魚屋に修行に行く話でした。
番組とは思えないくらいの真剣な仕事への取り組みが、芸人として大丈夫か?と問いたくなるくらい緊迫な雰囲気が番組の魅力です。
その中で魚屋の師匠の言葉で
「仕事は面白いものだ。
面白くなくてはいけない。
朝来て、掃除して、並べて、売って、片付けて帰っただけなら、それは作業だ。
仕事人(職人)が作業員になってしまう。
関わる相手のことを思い、購入された後のことを考えての声かけに踏み込む。
その踏み込んだ先が『仕事』なんだ。」
と、師匠は言ってました。
そして師匠はその半歩踏み込んだ先の「仕事」は誰も教えることは出来ない、と言ってました。
仕事が作業になる苦しみ。
とてもわかります。
時間とノルマに追われて、「当たり前」の雰囲気が漂えば、イチロー選手は4000本安打を達成出来なかったでしょう。
オリックス時代のイチロー選手は、試合前にバットの湿気を抜く為に、球場のフェンスにバットを差し込み、干してました。
これがプロとしてのプラスアルファな仕事だと思います。
番組を見た後にヤクルトのバレンティン選手が
「毎日は打てない。機械じゃない」
と言った言葉の重みを感じました。
仕事は面白くて当然。
そんな社会を取り戻せるなら、労力を惜しみなくないですね。