仕事 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
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ホンマでっか?と同じくらい今、一生懸命見ている番組がNHKの「仕事ハッケン伝」です。

昨夜はお笑いコンビのガレッジセールの川ちゃんが、魚屋に修行に行く話でした。

番組とは思えないくらいの真剣な仕事への取り組みが、芸人として大丈夫か?と問いたくなるくらい緊迫な雰囲気が番組の魅力です。
その中で魚屋の師匠の言葉で

「仕事は面白いものだ。
面白くなくてはいけない。

朝来て、掃除して、並べて、売って、片付けて帰っただけなら、それは作業だ。
仕事人(職人)が作業員になってしまう。
関わる相手のことを思い、購入された後のことを考えての声かけに踏み込む。
その踏み込んだ先が『仕事』なんだ。」

と、師匠は言ってました。

そして師匠はその半歩踏み込んだ先の「仕事」は誰も教えることは出来ない、と言ってました。

仕事が作業になる苦しみ。
とてもわかります。
時間とノルマに追われて、「当たり前」の雰囲気が漂えば、イチロー選手は4000本安打を達成出来なかったでしょう。

オリックス時代のイチロー選手は、試合前にバットの湿気を抜く為に、球場のフェンスにバットを差し込み、干してました。
これがプロとしてのプラスアルファな仕事だと思います。

番組を見た後にヤクルトのバレンティン選手が

「毎日は打てない。機械じゃない」

と言った言葉の重みを感じました。

仕事は面白くて当然。
そんな社会を取り戻せるなら、労力を惜しみなくないですね。