「いやぁ…裸なんて絶対にイヤ~!」
洗脳されたクラスメイトに両手を掴まれ、身体を押さえ付けられる。
無理矢理膝ま付かされ、突き出された私のお尻に、美しき妖魔・スライムレディに変身させられた大谷先生が近付く。
スライムレディは酸を吐くそうです。
ナイトメア将軍の命令で、私のコスチューム『だけ』を溶かす酸を調合し終えた大谷先生。
「出来の悪い生徒にはお仕置きが必要やなぁ~」
液状の手で私のお尻を撫で、頬を寄せて…。
「熱い!」
ジュウと煙を上げ、アイアンマテリアルのスカートが溶ける!
「いやぁ、お仕置きされて喜ぶのはトゥルーの担当ですぅー!
それに私の裸なんてペタんこだし、つまんないですよ!
戦闘員さんも巨乳のソフィアやホープの方がいいと思いませんか?
幼児体型が好きならビクトリーがいいですよ!
他のことは何でもするから助けて!」
「かつてここまで露骨な命乞いをする美少女戦士がいたでしょうか…。
見ているこっちが恥ずかしいです…。」
「♪まっぱ♪まっぱジャスティスのまっぱ♪」
「ご心配には及びません。今日の戦闘員達はジャスティス推しのみを選抜してきました。
全員期待してます。」
「何の団体ですか?魔王軍はアホばっかです。
ジャスティスも人数の多さにちょっと喜ぶなです。」
「では、スライムレディ続きを…。」
「いやぁ、熱いよ!」
今度は肩口に酸を…。わざと焦らしてる…。
「やだ!ブラの肩ヒモが!ウソ?こういうパターンって、一度下着姿になるんじゃないの?
コスチュームと下着を一気に溶かすなんてナシだよ~!」
「た、確かに少年漫画では伝説の盾や鎧より、市販の下着の方が遥かに頑丈です。」
「おぉ~水色だー!」
いやぁ見てる!見られたぁ~!消えてしまいたいよ。
「も、もう怒ったわ!マキちゃん!スイートメロディをマックスにして、アイちゃんはスイートスケッチで私が呪文を唱え終わるまでの時間を稼いで!」
「な、何をするですか?
まさか…。」
「そうよ、敵味方関係なく、『裁きの雷』で殲滅してやるんだから!
特殊部隊は非常時には人質さえ撃つわ!」
「確かに物理攻撃の割合が高い雷鳴拳より、裁きの雷の方が一般人のダメージは少ないかもしれないです。
わかったです、ジャスティスのその覚悟に賭けるです!」
「裁きの雷MAX!」
「ジュエ~ル!」
思ったとおり!雷は液状のスライムレディに導かれた!