「乙女心を弄ぶナイトメア将軍!
貴方の悪事はこのアイアンジャスティスが見過ごしません!」
「…さっきまでただの野次馬になって、思い切り見過ごしてたです。」
「婚期を逃した美空ちゃんのラストチャンスを、随分ご無沙汰だった美空ちゃんのキスを台無しにした罪を許しません!」
「…先生の記憶がなくなってることを願うばかりです。」
「愛を忘れた貴方に、正義の鉄槌を教えてあげます。」
「使命とアイテムを忘れたジャスティスに『責任』を教えたいです。
マキちゃん、呑気に歌ってる場合ではないです。
他のメンバーが駆けつけれない以上、ここは私達シスター・アーティストの力をフル稼働してジャスティスをサポートするです。」
「えっ?そうなの?」
「はい、三年生は実力テスト、二年生は校外学習です。」
「あ~ん、そんな薄情な~。
私だけでこんな大人数…。」
「大丈夫です。私達がサポートするです。」
「♪スイートメロディで魔力アップ♪」
「身体が液体のスライムレディに単純な物理攻撃は効かないです。
かといって、一人では長い呪文を詠唱してる間はないです。
ここは練習してたアレをやるです。
マキちゃんのスイートメロディが効いてる今なら出来るです。」
「うん、やってみる。
天空の精霊よ、我が拳に力を…。
『雷鳴拳』」
「ジュエ~」
「やった!効いてるわ!」
「あのジャスティスが拳に雷を纏う初期電撃魔法を…いくら妖精の補助があるとはいえ…。
ふむ、作戦変更ですね…。
魅惑(チャーム)」
将軍の眼力で他の女生徒が操られジャスティスを狙う!
「ちょっと、みんな止めて!
正気に戻って!」
将軍に操られ、ブルマを履いてしまったクラスメイト達。
人形のようにただ将軍の命令に従い、アイアンジャスティスに襲いかかる。
「放してよ、目を覚まして、由衣ちゃん、巴ちゃん!」
思わず放った雷の拳が女生徒を傷つける!
「痛~い!」
「おやおや、乱暴ですね、アイアンジャスティス。
彼女たちは邪念ヤリティエに冒されたわけではないので肉体はそのままなんですよ、お手柔らかに…。」
「そんな!これじゃ攻撃出来ない!卑怯者!」
「卑怯?それはこういことですか?」
女生徒達に腕を掴まれたが、強引に振りほどけないジャスティス。
「スライムレディは強力な酸を吐くことも出来ます。
男性の戦闘員が見てる前で貴女のコスチューム『だけ』を溶かします。」