「私は魔女っ子アニメに疎くて…私はどちらかといえばラノベからアニメ化された深夜枠が専門でして…。」
「でも今の魔女っ子て『魔法戦隊』だよね。
昔のアイドルや大人に変身したりして日常のトラブルを解決するのと違うよねぇ。」
「で、ドイツのアヴィ先生の造物主様から言われた私達が魔女っ子戦士だったらとか、私達が水着を選ぶ時って企画は?」
「ウチの造物主が絶対的に知識が不足してるから無理でしょ?
プ●キュアもセーラー●ーンも殆ど知らないし、夏嫌いだし、女性の水着の知識なんて皆無よ。
敢えて言うなら、怪力で惚れっぽい所が柳生ちゃんとセーラ●ジュ●ターが似てるかな?」
「南部先輩の潔癖な所がキュアアクアみたいです。」
「京子の半端ない自己愛はヴィーナスも真っ青だな。」
「ごめんなさい、瑞穂は魔女っ子っていうより、魔王かラスボスにしか見えない…。」
「すみません、先ほどから皆様が言われてる『魔女っ子』とか『魔法戦隊』が良くわかりません。自分は漫画やアニメには疎くて…。」
「幼い時から剣道や忍術修行の南部ちゃんは知らないかぁ~。
あのね、『年端もいかない少女が集団で大人の男をお仕置きするアニメ』よ。」
「集団でお仕置き…?そのような過激なアニメが日曜日の朝に子供達が…。あぁ、日本の未来は…。」
「島先輩、南部先輩が思い切り誤解してるです!」
「で、水着の話なんだけど、南部ちゃんは真っ白な浴衣で泳ぐの?」
「いつの時代の人間ですかー?自分は確かに古典泳法を心得てますが、泳ぐならス●ード社の競泳着を着込む方が現実的であります!」
「古典泳法って手足を縛られても泳げるっていう、戦国時代に考案された技法よね?南部ちゃんも訓練したんだ?」
「はい、祖父の厳しい指導の下、何度も川に放り投げられ…。」
「でも訓練の中では好きな方だったんじゃない?」
「そうですね、馬術は馬との相性がありますし、砲術は時代錯誤で苦手でした。
水泳術は私が修得した武芸十八番でも好きな部類です。」
「武芸十八番?」
「はい、
剣術
槍術
馬術
弓術
柔術
居合い
十手
さすまた
薙刀
棒術
杖術
捕縛術
手裏剣
鎖鎌
脇差し
水泳術
砲術
忍術
の十八種類です。」
「でも、南部ちゃんが一番得意なのはこの中にないけどね。」
「し、島さん失礼な!まさか自分は夜の…が得意とか言うのでは?」
「?サッカーでしょ?」
「ウワァ~ン」終