難解な原書を読み続けて、自分なりに至った結論が表題の通りです。(でも『あれか、これか』は全4巻。まだ二巻の半分…)
「忘れてしまいたいこと」があれば、それをより詩的に思い出しなさい。と言うことです。
「詩的に思い出す」とは、嫌な記憶や思い出は都合良く改ざんし、ロマンチックでポエムな思い出として自ら語ることが、即ち「思い出す」ことが最高の「忘却」となるのです。
私もトラウマ級の父の記憶をこのblogで、なるべくドラマチックに、ロマンチックな物語にすることにしました。
それにより
「良い記憶も悪い記憶」も「過去の事」となりました。
人間は現在にのみ存在します。
未来を見つめてるのも、過去を振り返ってるその時間さえも
「今」なのです。
もしかしたら、他者の色恋物話で
「Aさんのあの過去だけは愛せない」
と言うことは、
Aさん本人がその過去を「ただの嫌事」として周囲の人間に語るからかも知れませんね。
「自己の中で詩的に解決出来てない事柄をそのまま語る事=最も不毛たる愚痴」 bySPA-k
追記として人間の五本の指にはそれぞれ意味があるそうです。
親指=怒り
人差し指=知恵
中指=欲望
薬指=慈愛
小指=愚痴
らしいです。
男と女を意味するのは…語るまでもないですね。
皆様、嫌な過去ほど美しく語り、未来を見つめましょう。その時間は常に「今」です。
