呪いの恋文~彼は公表した | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

キルケゴールは婚約者との婚約を一方的に破棄しました。

彼女の衝撃は深く、キルケゴールを諦め切れず、何回も手紙を送りました。

しかし、キルケゴールは未開封で送り返しました。
それでもめげない彼女は、次の手紙と、送り返された手紙を開封して、更に彼に送り返しました!

「彼女が封を切ったから写しを私が公表しても問題ない」と自身の著書で発表してます。

ではその内容を

「世界のはてまでお逃げなさい、それでもやっぱり私はあなたのもの。
百人のほかの女を愛しなさい、それでもやっぱり私はあなたのもの。
死の時も私はあなたのもの。

私は、あなたの奴隷であることに、私のすべての喜びをつぎ込みます。
私はあなたのもの、あなたの呪いです。」

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とこの手紙の内容を読んだ時、私は興奮が収まりませんでした。
とにかく執念です!彼女=コーデリアさんの恋着に私は惹き付けられてしまいました。

私はアニメやゲームや小説の中では
「修羅場好きです。」

私達は現実にも、比喩的にも「最初で最後」ですから(笑)
つい、創作物ではあるえない恋物語を好んでしまいます(笑)。

はっきり言ってフィクションの修羅場は大好きです。
気の弱い男の子を、押しの強い女の子達がワイワイ取り合う漫画等大好きです(笑)。

すみません、脱線しましたが、
実はキルケゴールはコーデリアに対しての婚約破棄の理由は未だに謎なのです。
研究者達は「気まぐれ」とか「自由を選択した」と言ってます。

しかし、私はキルケゴールが自身の病が進行していてコーデリアを愛するからこそ、迷惑かけまいと、真実を告げずに別れたと思いたいです。