
この写真で30才のキルケゴールです。
彼は43才で亡くなりますが、本人は何と34才までしか生きれないと信じてたそうです!
彼の父は熱心なキリスト教であったが故に、自らの罪を意識しすぎ、罰を受けることを必然と考え過ぎたのです。
その罪と罰とは
「父は限りなく暴力的に一人の娘を妊娠させ、責任のため結婚した。
父は罪に対して反省するも、極度にその罰を恐れる。
(それが自発が他者からの啓示かは不明)
その内容は「今後生まれてくる自分達の子供すべては、『キリストが亡くなった34才まで』生きれないであろう」と言う内容でした!
七人兄弟の末っ子として生まれたセーレン=キルケゴールですが、実際に長男と自分以外の兄弟は34才以前にこの世を去っているのです。
そしてセーレン自身34才をクリア出来た年を「大地震」と言ったそうです。
※父母がセーレンに何故啓示を教えたか、何故セーレンが知ってたかは不明。
そして形式ばかりにこだわるデンマーク教会を痛烈に批判し続けたのでした。
そしてデンマーク教会の改革闘争運動中に、突然道端で意識を失い、病院に運ばれるも二度と目を覚ましませんでした。
享年43才。早すぎる死です。
前述の通り、改革闘争運動中と言うことはセーレン自身「悩んで死ぬ」を体現しました。
彼の望む所だったのかもしれません。
ただ悲しいのは彼は批判者ではなく、熱心なキリスト教徒だからこそ改革を目指したと言うことです。
キルケゴールの章 完