さて、この日も暑いなか「仲間(チーム)」は世界一周を目指して足を進めているが、今回はさっちゃんにお世話にならずに済んだ。道の先に川を見つけたのでは川の水で喉を潤し、暑いのでしばらく木陰で休むことができた。さっちゃんは、しばらくしたら前に見える橋を渡ろうと考えていた。というのも川があったのはラッキーだったが次の道は川の先にあるのでこの大河を渡るのには橋を渡るしかなさそうだった。他のみんなもそう思っていたのだが…
木陰が気持ち良くウトウトしていたナミが大きな音に目を覚まして前を見るともうボロくなっていたのか、それとも廃れて長いのか、大河に架かっていた橋が一瞬にして川に落ちて底に沈んでしまった。その光景を見た「仲間(チーム)」は驚愕してしまった。とはいえ、のんびりと橋を歩いて向こう岸に行こうとしていたのでせめて陽が沈む前にどうにかして川を渡りたかった。
そういう訳で、「仲間(チーム)」は慌てて木陰から出て河岸まで行ってそれぞれ考える。しかし、川は大きく泳いだとしても体力が削がれそうだし、そもそも流れが速そうで危険だった。しかも川の中には静かな気配がありワニなどの捕食者がいそうだった。だが、泳ぐ以外に川の向こうに行くには…。
さっちゃんがおもむろに右胸についているポケットから杖を出してナミをバッグハグをしてから杖をズーとアンに指した。
ナミ「さっちゃん?」
さっちゃんは、風魔法をズーとアンに発動して二人を思いっきり飛ばした。その光景にナミは大笑いをした。
ズー「ねー!笑」
アン「おーい!私は魔法使えるぞ!」
さっちゃんは、向こう岸にズーとアンを乱暴に飛ばして二人を地面に転けさせるとナミを優しく抱きしめて自分たちは飛翔魔法で優雅に大河の上を飛んでズーと服に着いた砂を払うアンの側に安全に着地した。
アン「おい。」
アンに詰められてもさっちゃんは知らん顔でナミに問題ないかをチャックしていた。
確かにさっちゃんの魔法はオールマイティーで「仲間(チーム)」の役に立つのだが魔法を使うさっちゃん自体はナミ以外の二人には乱暴に使ってしまうのだった。そのくせ、ナミには過保護でちゃんと自分で安全に使っても問題がないか魔法を使ったあとはナミの身体を隅々まで確認するのだ。
先週は投稿できずすみませんでした。胃腸炎になり寝込んでました...皆様も体調管理しっかりお身体を大切にしてください。遅くなりましたが今年もよろしくお願いします。