アンが激痛で目覚めたのは、小さな魔法使いの街に逃げ帰った魔法使いたちが仲間を連れてアンのもとに戻って来てアンの膝の傷に魔法で攻撃したからだった。

それでもアンは、素早く体内から両手で持つような大きい杖を出して、今度は攻撃魔法で応戦したが人数が多かったのでアンの身体に傷が増え始めた。

さすがに、限界で両手から大きな杖を離してしまった時だった。魔法使いたちがいた地面が動き魔法使いたちは転んでしまった。そして、アンの前にナミが来てバリアを張った。

  さっちゃん「何だ。近くにいたんだ。」

ナミ「アン!汗」

魔法使いたちが立ち上がろうとしてもズーが剣で地面を割るので転んで立つことができず、さっちゃんを見た魔法使いたちはさっちゃんの魔力を見て足がすくんでしまった。

アン「何で?…」

ナミ「ん?

   「仲間」だからだよ。」

ナミは、微笑みながらも真剣な顔で真っ直ぐアンにそう言った。ナミは、アンの膝から出る血に眉を下げ、アンの傷を確認した。

魔法使い2「「独り」じゃなかったのか…」

さっちゃんは、シャツの右胸に付いているポケットから片手で持てる小さな杖を出して魔法使いたちのギリギリに火魔法を放ったので魔法使いたちは小さな魔法街に逃げて行った。

ナミがアンにヒールをしてくれ魔法使いたちによって出来た傷と転んで血が出てしまった膝の傷を治し、アンが村長から貰った大きな杖をアンに渡してくれたので、アンは戸惑いながらナミから大きな杖を受け取った。

  「仲間(チーム)」の四人は、歩きながら話し合った。ナミにひじで突かれたのでさっちゃんは、いやいやながらアンに誤った。

  さっちゃん「…ごめん言い過ぎた。」

アン「うん。」

ナミ「それでアンはどうしたいの?」

アン「…「目的地」決めたい。」

ズー「「目的地」?」

アン「お風呂もそうだし…

   それぞれの部屋があって「一人の時間」を過ごせる家?みたいな場所を探してナミと…四人で生活したい。」

ズー「お〜♪」

ナミ「四人で」

アン「うん。」

ナミ「イイね♪」

さっちゃん「…それまでは?」

アン「言い合いとか魔法の出し合いとかすると思うけど」

ナミ「うん」

アン「四人で旅を続けるよ!」

さっちゃん「うん」

ズー「だって私たちは〜」

ナミ・ズー「「仲間(チーム)」ですから〜♪」

アン「はいはい。」

ナミ「ふふふ」

アン「ナミ」

ナミ「ん〜?」

アン「助けてくれて(救ってくれて)、ありがとう」

ナミ「うん!」

ズー「…喧嘩ふっかけてごめんね」

さっちゃん「うん。」

アン「そうだなー」

ズー「えー汗アンちゃーん!泣」

無事に仲直りをした「仲間(チーム)」は、その日は夜になっても歩き続け、アンは満天の星をナミや仲間たちと見ることができた。きっとあの時も親や村長が見守ってくれたから「独り」ではなかったのだろうが、今は本当の仲間たちと漫画で読んで憧れていた冒険をすることができている。


  さっちゃん「ナミちゃーん汗」

  翌朝には、アンは朝ご飯を作りながらいつもの様にナミを起こすさっちゃんと大の字に寝てお腹を見せているズーを見て珍しく口角を上げ、どうにか目覚めたナミが見たアンはいい表情で笑っていた。

アン「もうすぐ出来るよ」

ナミ「うん」

ズー「ご飯〜♪」

いい匂いに飛び起きたズーにナミは驚き、さっちゃんがズーを叱り、今日も「仲間(チーム)」は騒がしく旅をする。