昼は、アンが暇で釣り過ぎてしまった魚を食べたので年上二人は、アンの船漕ぎは(免除していい。)と考えたが、ナミが、さっちゃんの作ったオールで楽しそうながらまったく進まないのでアンはナミを助けるために体内から両手で持つような大きい杖を出して、水魔法を操って、ボートを押した。結局、やりたくなったズーも自分で作っていたオールを使ってナミと漕いだ。
そうして、気づいたら結構、進んでおり、まだ明るいうちに人が作ったものと思える建物が見えたので、アンは杖をしまいズーが岸まで漕ぎ、さっちゃんがおそるおそる船から降りて建物に近づいたが、船から見えた建物には人がいないようだった。しかし、すぐに林の奥から笑い声が聞こえたので「仲間(チーム)」は、顔を見合わしてから四人でギュッと固まって林の方へ足を進めた。
「仲間(チーム)」が林を抜けて見た景色は、服を着ておらず昔からの暮らしを大切に継承して生き続けている「少数民族」が探検家の格好をした白人から観光客に紹介され、見せ物のように笑われている様子だった。慌ててナミがズーを見るとつい身体が動いてしまったズーは探検家の格好をした白人を背中から剣を抜いて殺してしまった。仕方なくナミが天気を操って怪しい風が吹き黒い雲が現れたので笑っていた観光客は「仲間(チーム)」が来た方向とは反対の方へ走り、停められていた船で逃げて行った。ナミが空から指を逸らしてズーの落ち込む背中をさすると空には再び青空が広がり、様子を見守っていたさっちゃんが「少数民族」を見るとナミとズーに驚いてひっくり返ってしまっていた。