「フォロー」「いいね」ありがとさん。
↓ついつい長文になってしまった…
お時間があるときにでもひらめき
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


無事に恋するSちゃんと会えた小1長男。


良かったな。

と思い、長男を見ると、


おい、めっちゃすまし顔ですやん真顔



おぉ…好きな子前に、

気持ち気づかれないように

めちゃくちゃ仮面かぶりましたね。



さっきまでの目がハートな表情からラブ

Sちゃんを前にした途端、

この感じに瞬時に持っていけるの、

ある意味すごいな。


と思いつつ、



あー、そういうスタイルね。

察しました。かしこまり。



と、母はそっとしておくことにした。



そして、


さて、なにはともあれ、

無事に合流できたことでもあるし、

ここらで、お役御免で帰るとするか。


校庭で遊ぶなら、見守り員さんもおるし、

安心安心。


と思ったのだけれど、



打ち合わせ通り

「学校で遊ぼう」と誘う長男に


Sちゃんが言った。




「えー、校庭で遊ぶの嫌だ」




え…嫌な雲行き不安


Sちゃんママも

「学校で遊んできたらいいやん?」

と推してくれる。


が、Sちゃんはいう。

「学校は嫌だな。」



そっか…

「じゃあ、どこか公園に行く?」


と、一同が提案するも

(校庭NGの時点で、必然的に付添は決定事項となり

こちとら心の中で白目を剥いております)


「外は嫌だ。中で遊びたい。」

というSちゃん。


なか……?


「私の家で遊びたい。ねぇ、ママいい?」

というSちゃん。



それに対して、

「え…うちは今日はちょっと家の中片付いていないからまた今度ね」と困惑するSちゃんママ。



しかし、Sちゃんもひるまない。

「えー?だめ?」



あぁ、Sちゃんママ困ってる。



ここで長男がこそっと

「うちは、あかんよね?」

と、小声で聞いてくる。



彼も、今までの経験から学んだようだ。

急に家に友達呼んだら、後で文句言われると。



我が家は、よきせぬ来客に

対応できるような整った家ではない。


油断しているときの家の汚さと言ったら

とてもとても人を呼べるような

状態ではないのだ看板持ち



だから、長男にあかんと言う意味で

こくりとうなずく。



しかし、この場をなんとかせねばと

船場吉兆の女将ばりに長男の耳元でささやく。


「Sちゃんに「校庭で遊ぶの楽しいで!いこ!」って言い真顔



それを受けて、長男が言う。

「校庭で遊ぼ!楽しいで!」



よし、よく言った。



そこで、Sちゃんが言う。

「外は嫌や。ねぇ?ママうちで遊んだらあかん?」



はい、我ら親子役に立てず昇天



「うちは、今日はちょっと…」

と困るSちゃんママにSちゃんは諦めない。


「うちがいい。ねぇ?だめ?」



あぁ、もう、

このやりとり、きっと終わらへん。



そして、この回答しかもう解答がない

腹をくくってSちゃんに切り出す。



「良かったら、うちの家来る?」


そして、そう言いながら、



今日布団上げてたっけかな?

トイレ掃除大丈夫やったかな?

あ、お昼ごはん食べたあとお皿洗って無い…


と、我が家の家の中の状況を回顧する。

そして、へへ、へへ…魂が抜けると現実逃避する。



この申し出に

Sちゃんの「うん」という返事と


「いいんですか?ごめんなさい。」

というSちゃんママ。


そして

「うちで遊んでいいん?やったー!おいで!」

と予期せぬ事態に喜ぶ長男。



だから、

「家の中、汚いし狭いですけど、良かったら是非」

と、なんの嘘偽りもない言葉を返す。

ほんまに、汚いで…昇天



こうして、Sちゃんは

我が家に来ることになった。

もちろん初。



Sちゃんママは、

17時に迎えに来るというので、

アレルギーの有無などを確認し、

連絡先を交換して、Sちゃんを預かる。



長男、嬉しそうである。

まぁ、長男が喜んでいるし、いいか。

と思ったのに、



長男よ。


おまえー!!!

家に誘ったら、Sちゃんと遊べやー!!


一人くつろいでるんじゃないよ。

Sちゃん、どうしたらいいんか困ってるやんけー!


「うふふ、うちんち、Sちゃんが楽しめるおもちゃあるかなぁ?長男、子供部屋行って一緒に探してきたら?」

と、優しげな言葉とは裏腹に

鋭い目つきで長男に圧をかける。



が、しかし

「えー?にやりと応えて、

ボーッとしてる長男。



おい!しっかりしろ!


まだ次男(4歳)の方がSちゃんに

自分のおもちゃ見せたりして

話したりして対応してるやん。


Sちゃんの反応鈍いけど(←)



仕方ないから、Sちゃんに

こちらから色々話題を振って、

なんとかしようと試みる。


「いつもは、家でどんな遊びしてるの?」

「お友達と遊ぶときは?」

「習い事楽しい?」



あかん、めっちゃ時間経つの遅ない?

この数分間が永遠に思えたわ。



無理や。

もともとコミュ力絶望的なおばさんが

頑張っても、しれてる。


それにSちゃんからしたら、

おばさんと喋っても絶対楽しくない。

長男、会話に入ってこいよ。



このままでは、Sちゃんに

「つまんなかったー」って言われるぞ。


こうなったら、おやつで時間稼ごうにも

ロクなお菓子はないし、

飲み物も牛乳とお茶しかないし、

やばい、やばい。



あんた、フラグ立ってるぞ。



あかん、せっかく好きな子が

家に来てくれたのに長男の恋、

このままではやばい。



「そうや!みんなでおやつとかジュース買いに行く?」と聞くも、


Sちゃんも長男も反応無し。


「ねぇねぇ、子供部屋で遊んできたら?おもちゃ、なんか一緒に遊べるのあるんちゃう?」


またまた反応無し。



あかん、空回っとる。

母、気を遣いすぎて、変な空気になっとる。



こうなってくると

このおばさんのことは嫌いになっても、

長男のことは嫌いにならないでください!

と、心の中の前田敦子が叫ぶ。



というか、この空気長男がなんとかしろー!


なんか、胃が痛くなってきたネガティブ


そうや、出しゃばって関わるから

変な空気になるんや。

そっとしといてみよう。


そんなわけで、昼ご飯後、

シンクにそのままになっている食器の

皿洗いに徹することにした。



………あかん。気になる。


長男は一緒に何して遊んだらいいのか

わからん感じやし、


長男がそんな感じやから

Sちゃんは初めての家でどうしたらいいのか

わからず困ってるし、


全然楽しそうじゃない二人の空気が気になる。


そんで、皿洗い、すぐ終わってもた。

どどどどどうしよ。



こうなると、

出しゃばりおばさんが、

やはり、また出しゃばってしまった。



何しようか?

テレビ見る?トランプは?本読む?



と、いくつか遊びを提案してみたところ



ここで、彼らに刺さったのが

まさかのトランプ。


ババ抜き、ジジ抜きさま様ですわ。

これで、なんとか、なんとか、

間をもたせることができました。



しかし、ここでも、

次男含めて3人でやればいいのに、

次男がやらないとか言うから、

若い二人に誘われ、おばさん参加。



そして、Sちゃんを楽しませるため、

忖度しまくるおばさん昇天



なんやろ?

わたしゃピエロかな?



そんなわけで、そうこうしているうちに

お迎え時間が来て、

Sちゃんは帰っていったんやけど、



Sちゃんが帰ったあと、

一人ゲッソリ魂が抜ける



ええ、ええ、

息子の恋をなんとか応援したいと思う母心が

空回ると、こんな感じになります。



というか、小1男児の恋って、

こんなもんなん?


全然相手に気に入られたいという気持ち、ないですやん。


Sちゃんが帰ったあと、長男が言った一言が

「………チョコ貰えんかったな」

やったんけども、

※この日はバレンタイン



君に告ぐ。



そらな。



むしろどこに勝算があったのか、

問いたいわ。