去ってはじめて気づけばまだいい
それでも
去っていった人が悪いみたいに言う
あなたを理解しようてしている人まで
去ろうとしている
いや もう心は去っているのか
あとは時間の問題
いつかその手になにもなくなるまで
気づかないのなら
その時後悔しても遅い
いつか
あなたが崖っぷちに片手でしがみつこうとも
あなたが大声で助けを乞おうとも
誰も聞こえないし 聞こうともしない
その愚行の数々を持ったあなたに
誰が手を差しのべてくれるというのか?
それでもあなたが誰かを責め続けるなら
谷底へ墜ちていくまで 続ければいい
そのまえに
己の過ちの一つ一つを償うこと
それができぬなら
人は口笛を吹きながら
あなたの最後を通りすぎるだろう
悲しいかな
愛想笑いの社交辞令にまみれては
いつかスカスカの発泡スチロールのような
軽いその関係は
そよ風にさえ飛ばされていく