おはこんばんちわ。元気だった? 平和だった? 青春だった?


 俺は元気でもない平和でもない。強いていうなら、独りきりの性春。なんちゃって←




 さてさて、先日18歳になったばかりの俺参上だ。


 18歳になったからと言ってたいして変わったこともないがな。ピンクの暖簾はくぐる勇気ないし、夏コミ行く資金もないし。


 唯一変わったことといえば……先日誕生日の日、川崎までパイレーツオブカリビアンを見に行ったとき、風俗店のキャッチの兄ちゃんに声をかけられたことくらいだな。


 もちろん行かなかったけどな。お金なかったし。あったら行くのかよ。イクよ。


 ちなみにパイレーツオブカリビアンはまあまあだったぞ。監督変わって作風も大きく変わった。


 あまり批判はしたくないが……




 過去の3部作でその名を知らしめた、ジャックスパロウ!


 歴史上もっとも悪名高き海賊と恐れられる、黒髭!


 映画『ハモンハモン』でちゅぱちゅぱされちゃったオッパイレーツオブカリビアンこと、ペネロペクルス!




 旧作の個性あふれるキャラクターや、歴史上の人物、エロカワ女優を使用し、


 なおかつタイトルには往年の名作インディージョーズその他もろもろを思わせる「生命の泉」を起用。


 しかも3Dだ。いますぐ映画館に足を運びたくなる条件が、こんなにも揃ってる。


 これを逆に言えば、大衆ウケを狙いすぎ。


 わかりやすすぎる。うすっぺらい。見なくても話の内容がよめる。ディズニーランドのアトラクションじゃあるまいし。


 実際見てみたら、案の定予想通りだった。


 オチはないし、必要性を疑うキャラクターがいたし、黒髭は無駄に強いだけだし。


 旧作の敵キャラクターと違って、強さの理由と、その苦悩がない。


 ヴァルボッサは不死身だった。でも夜になると骸骨のような風貌になってしまうし、五感を感じられなくなっていた。


 デイヴィージョーンズは死なないし、ワープまできるし最強だった。でも十年に一度しか陸に上がれない。しかもあのタコ顔。


 黒髭には、それがない。




 まあそれでも、よかったところをあげるとすれば、やっぱりペネロペクルス……いやさペネロペクルスさまだな。


 ジャックの元恋人ということもあり、女性に共感を持たせるようなキャラクターかと思いきや、


 我々男性の下の方に共感を持たせるキャラクターだった。最初におっぱい見せるのは反則だろ。


 俺も3Dやら黒髭やらに引かれた客のように、ペネロペクルス……いやさペロペロクルスたんのおっぱいに引かれていたとさ←




追伸:『ハモンハモン』の1シーンについては、ある動画サイトにちゃあんとあげられてるから、参照してみるといい。三日分のおかずなるぞう←




陽彦「もはははは☆ このよ"うに"、ウニは、いかよ"うに"も調理できるんだぞう!!」




 ……くだらない小説のくだらない一文をくだらない駄洒落で埋めていたところで、12時のベルが鳴った。


 さようなら栂デレラ17号。レンタルビデオ屋のピンクの暖簾をくぐれないあなたは、もうお家に帰る時間よ。


 はじめまして栂デレラ18号。悠々と蒼井そらのDVDを借りて帰るあなたの姿をはやくみたいわ。


 2011年7月22日。本日を持って俺は、晴れて18歳になった。




 ……。




 いやあ、実感わかないなあ。全くと言っていいほど実感わかないなあ。




『18歳に成れば、身長やら精神面やら格段に成長をとげているはず!!』




 が、「17歳になっても身長とか精神面とか対してかわんないなあ」とか言ってた去年までの俺のモットー。


 18歳になったいま改めて言おう。「18歳になっても身長とか精神面とか対してかわんないなあ」。


 だが内面的にはかわらなくとも対外的にかわっていくことは山ほどある。


 先に述べたようなピンクの暖簾をくぐるもよし、コミケで薄い本を買いまくるもよし、愛しのあの娘にウエディングドレスを着せるもよし。


 はたまた、高校卒業して働かなくてはならなかったり、親の金で大学行かなくてはならなかったり、どこぞのビッチのヒモになったりなられたりもよし。どれもそのひと次第。


 いわゆる"自由の刑"だ。あ、知らない? 高一の時、その当時の担任Kがだした夏休みの宿題がそれだったんだ。


 二年前の夏休みの前日。


 まだ我が高で一番成績がよく一番勉強(させられる)量が多いとされる特進クラスに居た俺は、これから担任Kの口から発せられるであろうおびただしい量の課題に対しドキドキワクワク……もとい、ガクガクブルブルしていた。








俺「ガクガクブルブル……」


俺「ガクガクブルブル……(これ以上、課題だされたらしぬ)ガクガクブルブル……」




当時の担任K「えー、私が出す皆さんへの夏休みの宿題は——」




俺「ガクガクブルブル…(くるっ、ついにくる審判のときいいいい)ガクガクブルブル…」




当時の担任K「——ありません」




俺「ガクガクブルブル…(らめえー! プリントなら国語のやつが50枚でてるかららめえー! レポートなら科学でノート一冊分でてるかららめえー!)ガクガクブルブル…」


俺「って、あれ?」




当時の担任K「代わりに皆さんには、"自由の刑"を与えたいと思います」


当時の担任K「特進クラスとして毎日多大なる課題をこなし、特進クラスとして優秀な大学へ進学してもらうべく集められた皆さんに、あえて自由の刑を言い渡します」




 初めてそれを聞いたときは、すでに他の教科の課題が山済みだった俺たちへのご褒美かな?と考えていた。


 でもいまはそうじゃないと分かる。何故ならそれが、一番難しい課題だったからだ。


 与えられた線路に剃って歩くほうが簡単だ。たとえたくさんのプリントやたくさんのレポートが超高速の新幹線となって線路の上の俺たちを追いかけてくるとしても、それは、ただ走らされてるだけにすぎない。


 逆に言えば、走らせてくれているんだ。その新幹線は俺たちをひき殺すことはしない。


 車頭が走り疲れたひとりの背中にぶつかってしまったときは、新幹線を止めて、そのひとりを違うの線路に放り投げるまでだ。(事実その半年後、課題をさぼり続けた俺は一般クラスの線路に放り放り出された)


 そんななかKの呈した"自由の刑"は、俺たちを走らせることなく、俺たちの線路には限界があることを教えてくれたんだ。










 ……なんだか、十代のロックバンドが紡ぐ青臭い詩のような文面になってしまったなあ。真面目な話をするとすぐこれだ。反省、反省。


 その後も元担任Kと会う機会は何度かあったが……チャランポランな俺は、いまだに目をうまく合わせられないままだ。


 真っ暗な俺の線路にも光が指すくらい走ったら、また会いにいこう。18歳最初の決意表明。




追伸:バイで知られる俺さまはちょっとだけK先生のことが好きだった。てへぺろ☆←





 今日は、大学の講習会があった。


 さまざまな大学の講習を受けるため、さまざまな高校から、さまざまな生徒が集まる。


 THE 性の乱れ! 市立の共学生もいれば、


 紅一点、可憐に花蓮に華麗な花園! 私立の女子校生もいらっしゃる!


 そのなかに、我ら狼牢獄生もまざったのだ。死立の男子校生。


 いやあ、行きの電車も帰りの電車も講習会場の東京ビックサイトも、女子でいっぱいだった。いっぱいいっぱいだった。いっぱいおっぱいだった。


 ふだん男だらけの牢獄に通っている身としては、新鮮さを通り越した歓喜! ……そして恐怖を、感じずにはいられなかった。


 歓喜とはもちろん、牢獄の中では決して拝むことのできないオアシス(女子)を間近に感じられたこと…! 少しのあいだだけと共学の気分を味わえたぜいやっほう…!


 そしてそれと共に発せらるる恐怖も……まさしくその、オアシスから来ているのだが。


 わざわざ牢獄に入ってまで避けたその光景が……目の前に爛々と広がっている……そう、爛々と、煌びやかに。


 …………。




 ようし、結論から言ってしまおう。実は、俺——








『セーラー服フェチなんだああああーーっ!!』








 嗚呼、スカート。あなたはなぜスカート。ヒラリ舞い上がれば私の煩悩を揺るがす大胆かつ聡明な(見えそうで見えない)そのお召し物がなぜ学制服と言えようか。


 嗚呼、Yシャツ。あなたはなぜYシャツ。雨降れば汗ばめばスケスケになってしまうそれは私のスケベ心までスケスケにしてしまいます。


 嗚呼、セーター。あなたはなぜセーター。ブカブカなそれも学校指定のピチピチなそれも双子の丘を強調し私の煩悩をブカブカにしてピチピチにしてくれます。


 何故これだけセーラーに対して執着のある俺が、同じ豚箱に詰められても尚、胸の内の狼さんを抑えねばならなかったのか…!!


 嗚呼、恐怖…! 嗚呼、苦悩…! 嗚呼、悶々…!


 煩悩を揺るがした貴様等にはなあ——








『この、びしょびしょ戦士セーラームンムンが!! 月に変わって、おシコきよおおおーーっ!!!』