しばらく前に、当ブログの記事「日本人メジャーリーガーの成績を評価する」において、アンチイチローの人は「打点や長打といった部分のみに着目し、全体を見ていない」と結論付けましたが、その通りのブログ記事がありました。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-10728505973.html
こちらの記事です。
本塁打率、長打占有率、長打が出る確率、打点率と、見事なまでに打点と長打のみの話に終始しています。当ブログ記事のように、WARのような総合指標も含めて評価すれば、もう少し見方も変わるのではないかと思います。
打点については「打点信奉の誤解」も参考になるかと思います。
その上で、リンク先のブログと当ブログの依って立つデータを見比べてみると、1つ大きな違いがあることに気付きます。
リンク先のブログでは、イチローの成績を日米通算し、日本の歴代打者と比較しています。
当ブログでは、メジャー時代に絞って、メジャーの歴代打者と比較しています。
直感には反しますが、実は日本でのイチローの成績が日本の歴代打者と比較して劣っているという可能性もあります。
そこで、「日本人メジャーリーガーの成績を評価する」で、WARやBtRunsといった総合指標を用いて総合的な判断をしたように、日本での実績も評価してみたいと思います。
ところが、日本のプロ野球で過去のデータを豊富に提供していたり、セイバー系のデータを提供していたりするサイトはなかなかみあたりません。
唯一見つかったのが、以下のサイトです。
RC27傑出度
RC27というのは、BtRunsやRE24のように、チームの得点への寄与を評価する指標の1つです。この指標のみで結論付けることはできませんが、総合的に見て日本でのイチローの成績が日本の歴代打者と比較して劣っている、というのには無理があるようです。
(下線部は10/27に修正しました)
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11058504067.html
以前話題にしたブログで、『200安打より、高打率と本塁打数を両立させるほうが何百倍も難しい』という主張が述べられていました(上記記事)
今日はこの主張が本当かどうかを検証してみることにします。
上記記事によると、『高打率と本塁打数を両立させる』の定義は、左打者は打率.300以上で本塁打率20未満、右打者は打率.270以上で本塁打率20未満とのことです。1961年以降の51年間のメジャーリーグ規定打席到達者で調べてみると、これを満たしたのは
左打者:59人 のべ124回>
右打者:188人 のべ502回
で、合計すると247人でのべ626回記録されていることがわかります。
これが200安打よりも『何百倍も難しい』のであれば、200安打達成者は上記の何百倍、つまり数万人単位でいるという計算になります。
しかし、実際に調べてみると200安打達成者は114人のべ214回で、『高打率と本塁打数を両立させ』た選手よりも少ないことがわかります。
つまり、『高打率と本塁打数を両立させる』ことより200安打の方が達成しにくい記録だったのです。
このように書くと、「200安打なんて誰も狙おうとしないから達成されていないのではないか」と思う人もいるかもしれません。
そこで試しに1961年以降で570打席以上到達者の人数を調べてみると、1058人でのべ4506回となっていました。
570打席で200安打するためには、仮に四死球0であったとしても打率.350以上が必要です。長打を全く狙わないにしても打率.350を維持するのは難しいでしょうし、打率.350を超える打者であれば敬遠もそれなりにされるでしょうから、570打席未満での200安打到達は困難とみなします。(もし達成できたとしても数名~数十名程度でしょう)
570打席以上の人が200安打を達成するためには、打率が.350超というような成績を残すか、打率が多少低くても打席がさらに多いかという条件が必要になってきますが、百歩譲って570打席以上の全員が、狙っていれば200安打達成できたとします。
もしそうだとしても、達成者の比率から見て難易度は5~8倍程度ということになり、『何百倍』には程遠いということがわかります。
実際には570打席以上で200安打に届かない人も出てきますから、『高打率と本塁打数を両立させる』ことが難しいとしてもせいぜい数倍程度の差しかないということになります。
結論としては、『200安打より、高打率と本塁打数を両立させるほうが何百倍も難しい』というのは過小評価で、実際の達成頻度から見れば200安打の方が2~3倍難しく、贔屓目に見た仮定をおいたとしても『高打率と本塁打数の両立』の難しさは5~8倍程度にすぎない、ということになります。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11058504067.html
以前話題にしたブログで、『200安打より、高打率と本塁打数を両立させるほうが何百倍も難しい』という主張が述べられていました(上記記事)
今日はこの主張が本当かどうかを検証してみることにします。
上記記事によると、『高打率と本塁打数を両立させる』の定義は、左打者は打率.300以上で本塁打率20未満、右打者は打率.270以上で本塁打率20未満とのことです。1961年以降の51年間のメジャーリーグ規定打席到達者で調べてみると、これを満たしたのは
左打者:59人 のべ124回>
右打者:188人 のべ502回
で、合計すると247人でのべ626回記録されていることがわかります。
これが200安打よりも『何百倍も難しい』のであれば、200安打達成者は上記の何百倍、つまり数万人単位でいるという計算になります。
しかし、実際に調べてみると200安打達成者は114人のべ214回で、『高打率と本塁打数を両立させ』た選手よりも少ないことがわかります。
つまり、『高打率と本塁打数を両立させる』ことより200安打の方が達成しにくい記録だったのです。
このように書くと、「200安打なんて誰も狙おうとしないから達成されていないのではないか」と思う人もいるかもしれません。
そこで試しに1961年以降で570打席以上到達者の人数を調べてみると、1058人でのべ4506回となっていました。
570打席で200安打するためには、仮に四死球0であったとしても打率.350以上が必要です。長打を全く狙わないにしても打率.350を維持するのは難しいでしょうし、打率.350を超える打者であれば敬遠もそれなりにされるでしょうから、570打席未満での200安打到達は困難とみなします。(もし達成できたとしても数名~数十名程度でしょう)
570打席以上の人が200安打を達成するためには、打率が.350超というような成績を残すか、打率が多少低くても打席がさらに多いかという条件が必要になってきますが、百歩譲って570打席以上の全員が、狙っていれば200安打達成できたとします。
もしそうだとしても、達成者の比率から見て難易度は5~8倍程度ということになり、『何百倍』には程遠いということがわかります。
実際には570打席以上で200安打に届かない人も出てきますから、『高打率と本塁打数を両立させる』ことが難しいとしてもせいぜい数倍程度の差しかないということになります。
結論としては、『200安打より、高打率と本塁打数を両立させるほうが何百倍も難しい』というのは過小評価で、実際の達成頻度から見れば200安打の方が2~3倍難しく、贔屓目に見た仮定をおいたとしても『高打率と本塁打数の両立』の難しさは5~8倍程度にすぎない、ということになります。
iPhone4Sが発売されました。
今回からauも参戦なので、ソフトバンクが「実質無償機種変更キャンペーン」なるものを開始しました。
http://mb.softbank.jp/mb/special/are_kore_sore/upgrade/
例えば12ヶ月前にiPhone3GSを24回払い・バリュープログラム(i)適用で契約していたとしましょう。
月々1920円の支払いですから、残りは1920円×12ヶ月=23040円です。
今回のキャンペーンでは、この23040円の支払いが免除されることになるわけです。
「23040円得した!」と思った方、「このキャンペーンがある内に早く乗り換えないと」と思った方、実はちょっと違うんです。お気付きの方もいらっしゃると思いますが、これにはちょっとしたトリックが潜んでいます。
元々ソフトバンクでは「月月割」という制度により、最初の24ヶ月は毎月1920円の通信料割引があり、これと端末代金が相殺されていました。いわゆる「実質0円」というヤツです。
さて、この状況から今すぐキャンペーンを利用してiPhone4S(16GB)に乗り換えた場合と、12ヶ月後に端末代金を支払い終わった後で乗り換えた場合を比較してみましょう。
【1】今すぐキャンペーンを利用して乗り換えた場合
今後2年間(24ヶ月間)の支払いは、
(a)iPhone4Sの端末代金1920円/月
(b)月月割▲1920円/月
(c)基本料・通信料
となります。実質的には(c)を24ヶ月分支払うことになります。
24ヶ月経過後は、
(c)基本料・通信料
のみが残り、やはり(c)を払い続けることになります。
【2】12ヶ月後に乗り換えた場合
iPhone3GSを使い続ける12ヶ月間は、
(a)iPhone3GS端末代金1920円/月
(b)月月割▲1920円/月
(c)基本料・通信料
を支払うことになります。やはり実質的には(c)を12ヶ月分支払うことになります。
その後、iPhone4Sに乗り換えた後の24ヶ月間は、同じように
(a)iPhone4S端末代金1920円/月
(b)月月割▲1920円/月
(c)基本料・通信料
を支払うことになりますから、やはり(c)を24ヶ月支払うことになります。
その後は
(c)基本料・通信料
のみが残り、やはり(c)を払い続けることになります。
さて、お気付きでしょうか?
どちらのケースも今後基本料・通信料相当を払い続けているだけで、負担額は同じなのです。
つまり、【1】が得だ、というのはちょっとした錯覚なのです。
今回の比較は、現在使用している機種が最も安いiPhone3GS(16GB)という前提で行いました。
上位の機種の場合はiPhone3GSの(a)に相当する金額がもう少し高いわけですから、【1】の方が(a)と(b)の差額分だけおトクになります。
また、iPhone3GSを一括購入した場合や、残債が6000円に満たない場合は6000円キャッシュバックされるそうなので、この場合もおトクです。
このキャンペーンは2年後以降の月月割を現在の残債に前借りしているという解釈が分かりやすいのではないかと思います。
もちろん、このキャンペーンがなければ、今すぐiPhone4Sに乗り換えると旧機種の月月割がなくなって残債だけが残るわけですから、それを基準に考えればおトクではあります。
そういう意味で、iPhone4Sでのシェアをキープする目的としてはよく考えられたキャンペーンだと思いますが、いずれ出るであろうiPhone5待ちの方は、今回のキャンペーンはスルーして焦らずに待っても良いのではないかと思います。
注
実際のところ、月月割や分割払いの開始月に若干ずれがあるので、上記の計算のように綺麗にはいきませんが、本質をわかりやすくするため、あえて単純化して計算しています。
今回からauも参戦なので、ソフトバンクが「実質無償機種変更キャンペーン」なるものを開始しました。
http://mb.softbank.jp/mb/special/are_kore_sore/upgrade/
例えば12ヶ月前にiPhone3GSを24回払い・バリュープログラム(i)適用で契約していたとしましょう。
月々1920円の支払いですから、残りは1920円×12ヶ月=23040円です。
今回のキャンペーンでは、この23040円の支払いが免除されることになるわけです。
「23040円得した!」と思った方、「このキャンペーンがある内に早く乗り換えないと」と思った方、実はちょっと違うんです。お気付きの方もいらっしゃると思いますが、これにはちょっとしたトリックが潜んでいます。
元々ソフトバンクでは「月月割」という制度により、最初の24ヶ月は毎月1920円の通信料割引があり、これと端末代金が相殺されていました。いわゆる「実質0円」というヤツです。
さて、この状況から今すぐキャンペーンを利用してiPhone4S(16GB)に乗り換えた場合と、12ヶ月後に端末代金を支払い終わった後で乗り換えた場合を比較してみましょう。
【1】今すぐキャンペーンを利用して乗り換えた場合
今後2年間(24ヶ月間)の支払いは、
(a)iPhone4Sの端末代金1920円/月
(b)月月割▲1920円/月
(c)基本料・通信料
となります。実質的には(c)を24ヶ月分支払うことになります。
24ヶ月経過後は、
(c)基本料・通信料
のみが残り、やはり(c)を払い続けることになります。
【2】12ヶ月後に乗り換えた場合
iPhone3GSを使い続ける12ヶ月間は、
(a)iPhone3GS端末代金1920円/月
(b)月月割▲1920円/月
(c)基本料・通信料
を支払うことになります。やはり実質的には(c)を12ヶ月分支払うことになります。
その後、iPhone4Sに乗り換えた後の24ヶ月間は、同じように
(a)iPhone4S端末代金1920円/月
(b)月月割▲1920円/月
(c)基本料・通信料
を支払うことになりますから、やはり(c)を24ヶ月支払うことになります。
その後は
(c)基本料・通信料
のみが残り、やはり(c)を払い続けることになります。
さて、お気付きでしょうか?
どちらのケースも今後基本料・通信料相当を払い続けているだけで、負担額は同じなのです。
つまり、【1】が得だ、というのはちょっとした錯覚なのです。
今回の比較は、現在使用している機種が最も安いiPhone3GS(16GB)という前提で行いました。
上位の機種の場合はiPhone3GSの(a)に相当する金額がもう少し高いわけですから、【1】の方が(a)と(b)の差額分だけおトクになります。
また、iPhone3GSを一括購入した場合や、残債が6000円に満たない場合は6000円キャッシュバックされるそうなので、この場合もおトクです。
このキャンペーンは2年後以降の月月割を現在の残債に前借りしているという解釈が分かりやすいのではないかと思います。
もちろん、このキャンペーンがなければ、今すぐiPhone4Sに乗り換えると旧機種の月月割がなくなって残債だけが残るわけですから、それを基準に考えればおトクではあります。
そういう意味で、iPhone4Sでのシェアをキープする目的としてはよく考えられたキャンペーンだと思いますが、いずれ出るであろうiPhone5待ちの方は、今回のキャンペーンはスルーして焦らずに待っても良いのではないかと思います。
注
実際のところ、月月割や分割払いの開始月に若干ずれがあるので、上記の計算のように綺麗にはいきませんが、本質をわかりやすくするため、あえて単純化して計算しています。