離婚と不倫がない幸せな結婚生活・夫婦コンサルタント伊藤敏恵の夫婦の心理学 -5686ページ目

夫に話を聞いてもらうには

夫婦関係の修正や再構築、愛情あふれる夫婦関係を築くためには、「コミュニケーション」は欠かせません。

コミュニケーションなしでは、夫婦関係を修正することも、上手くいかせることも難しいでしょう。

ただ、コミュニケーションさえ取っていれば、どのようなコミュニケーション方法でも良いのかというと、実はそうではありません。

適切なコミュニケーションを取るからこそ、よりより夫婦関係が築けるのです。

これは、非常によくある夫婦のパターンです。

たとえば、妻は夫婦関係について、または、何か込み入った話について、夫と話をしたいとします。

妻は、自分たちの夫婦関係や、自分たちの将来のことについてや、夫のことについてなど、朝から自分が話したい事柄について色々と考えています。

もしかしたら、1週間、2週間前から、その事について考えているかもしれません。

そして、夕方、夫が帰宅してから何の前ぶれもなく、それらの話題について「突然」話し始めます。

すると、夫は、当然のことながら驚きます。

そして、なぜ、「今、急にそんな話をするのだ?」と夫は思ってしまいます。

なぜなら、夫には、妻と話す準備ができていないからです。

突然、そういった「深い話」をされてしまった夫はとても驚き、妻の話にはついていくことができません。

そうなると夫の反応は、はっきりせず、曖昧であったり、または、そういった話題について突然、妻から切り出され、感情的になり、ムッとしてしまったりするわけです。

そして、自分の話を聞いてくれない夫に対して、妻は「自分の話をいい加減に聞いている」とか「夫は自分と話をしたくないのだ」と思ってしまうのです。

その後、妻は「私が真剣に話をしているのに、あなたは私の話を真剣に聞いてくれない」と、夫を責めてしまうのです。

こういったやりとりをしている夫婦が実は多いのです。

実は、これは、全く、上手なコミュニケーション方法ではありません。

もしも「夫と話をしたい」「夫に話を聞いてもらいたい」と思うのであれば、妻は夫に、「話を聞いてもらいたいから、時間を作ってもらいたい」と、予め、お願いする必要があるのです。

「お願い」というと、なにやら「懇願」しているようなイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、そういった堅苦しいものではありません。

むしろ「予約をする」と考えた方がいいでしょう。

夫に、「○○のことについて、少し、私の話を聞いてもらいたいの。いつだったら、あなたの都合はいい?」といったように「お伺い」を立ててあげるのです。

「夫婦間でそんなやりとりをするなんてバカバカしい」と思われる方もいらっしゃると思います。

ですが、今も昔も、男性は「お殿様気分」を味わいたい生き物なのです。

いつでも、自分を大切に扱ってもらいたいと思っている生き物なのです。

男性というものは、誰かに指図されたり、強制されたり、命令されたりするのが嫌います。

多くの夫たちは、心の中では、自分の妻には、「優しく、お殿様のように扱ってもらいたい」と思っているのです。

自分の話を聞いてもらうために、夫にアポイントメントを取るこの方法は、非常に効果的な方法です。

もしも、このようにお伺いを立てても、夫が「話をしたくない」と言った場合は、その場合は、いさぎよく引き下がってください。

取り乱したりせず、怒ったりせず「わかった」と、ひとことだけ言って、すぐに夫の側から離れるか、または、その話題について、会話を終了させましょう。

ここで口論になってはいけません。ここで口論になることは、返って逆効果になってしまいます。

もしも夫が話したくないと言ったら、夫にはまだ、話をするための準備ができていないということなのですから、妻はそれを受け入れてあげる必要があります。

もしも夫が、「○日の○時頃だったら、話をしてもいいよ」と言ってくれれば、その時に、あなたが話をしたいことについて話をするのです。

もしも、「夫と上手くコミュニケーションを取りたい」と思っているのであれば、大切な話や問題についての話題を持ち出す前に、夫にひとこと「いつだったら 話をしてもいい?」と、尋ねることがとても大切です。

これは、非常に重要なことです。

女性には理解しにくいことかもしれませんが、この方法は、男性にはとても効果的な方法ですので、是非、試してみてください。

もしも夫が、1回でOKと言わなかったら、1週間後くらいにもう一度、尋ねてみましょう。

夫が問題について話せるまで、妻は待つ必要があります。

ときには、待つことに対して、不満を感じてしまう場合もあるかもしれません。

ですが、突然、夫婦の問題について話をし始めて、夫が憤慨したり、夫から暴言を吐かれたりするよりは、夫が話に応じてくれるときを待った方が、話し合いが上手くいく可能性が高くなります。

まずは、「お伺いを立ててあげること」

これが男性には必要なことなのです。