成分リスト、なにを意味するの?

スキンケアは楽しいもの。複雑なものではないはず。

それなのに、たくさんの製品、そして専門用語のせいで、圧倒されてしまっていませんか?

あなたのためのスキンケアを選ぶときに、まちがったものを買わないためにも、

スキンケア成分について覚えるのは、必要なのです。

 

方法として、スキンタイプ、肌トラブルはなんであるのかを知ってから、

そのスキンタイプとトラブルにどの成分が効果的なのか調べることができます。

そして、同じようなスキンタイプの人が書いたレビューも参考にできるようになります。

 

製品の裏面に書いてある成分リスト、またの名をINCIリストを確認することで、製品のミニスクリーニングをすることができます。

 

ぜんぜん簡単じゃないじゃん!なんて思っていますか?

今回は、そのリストをプロのように出コードする方法をステップごとに見ていきましょう。

本を表紙から判断できないように、INCIリストを見たからと言って全体像を把握することは難しいです。

ただし、スクリーニングステップは行えるようになる可能性があります。

そして、あなたの肌に合うかどうか、調べられるかもしれません。

 

INCI listとは?

INCIリストは、

 International Nomenclature of Cosmetic Ingredients(化粧品成分の国際命名法)の略称になります。

化粧品ラベル成分をリストするために標準化されたシステムになります。

従来の学名、ラテン語、英語が混在しています。

INCI命名法は、トレンドと発展によって新しくなっていきます。

 

一般名とそのINCI名

 

成分濃度が濃いものから順にリストされています。

 

いくつかの例外を除き、最高濃度から濃度の低い順にリストする必要があり、通常水はほとんどの製品の主要成分となりますが、「フィラー」成分というわけではありません。

 

含まれている成分が1%未満の濃度になると決められた順序に沿ってリストすることができなくなります。

最も一般的なものは、フェノキシエタノールになります。

1%未満と規制されているため、フェノキシエタノールに続くものは、

順不同で1%未満となっています。

 

 

INCIリストの誤解

 

ウソ:リスト上位5成分だけ効果がある

ホント:肌に良い影響を与える成分でも、記載されていないことがあります。

 

以下は、パーセンテージが低くても機能する成分のリストになります。

ほとんどの場合、成分リストの上位5つに載ることはありませんが、肌に効果を与えてくれる成分です。

 

レスベラトロール– 0.4%

アスタキサンチン– 0.035%

アラントイン– 0.1%– 0.5%

レチノール– 0.04%– 1%

 

ナイアシンアミド– 2%– 5%

 

ペプチド(種類によって異なります)– 0.1%– 10%

 

INCIリストが教えてくれること

INCIリストは、スキンケア製品を購入する前の最初のスクリーニングステップとして、

次のことを行うことができます。

 

あなたの肌にとって良い成分を探してください

 

アレルギーのある成分を含む製品は避けてください。

苦手なテクスチャーを持つ成分が入った製品の購入も避けましょう。(シリコン、ワセリン)

しかし、INCIリストの裏には他にも多くの秘話があります。これについては次に説明します。

 

INCIリストが教えてくれないこと:

本を表紙で判断しないようにするのと同じで、

実はINCIリストに記載されていないことがいくつかあります。

 

1)成分の割合

 

ある製品Aの2番目の成分と、別の製品Bの3番目の成分にその成分名がある場合、

二番目にあるからといってAの成分の割合が高いことを意味するわけではありません。

 この2つの製品は、ラベル上の成分の順序がまったく同じでなくても、

同じ成分の割合である場合があります。

 

2)原料の出所と品質

 

最高級から一般まで、さまざま等級の抹茶があるように、

異なる栄養素成分を持ち、異なる処理段階を経て、異なった価格帯となっています。

これほどの違いがあるにもかかわらず、

INCIリストにはまだチャ葉として記載されています。

 

3)製品の処方、効果、感触

 

成分リストには、成分がどのように処理されたかについてはあまり説明されていません。

調理方法の指示なしにレシピを読むようなもので、

まったく同じ食材を使用している場合でも、腕と経験がまったく異なる違いを生む可能性があります。