おはようございます、
熊本のワイン検定講師 くまべゆみです。
ワインライフを楽しみたい方へ
ワインの知識と楽しさを伝える
ワイン検定講師として活動しています。
会社の仕事とは何の関係もない
ワインエキスパートの資格、
まさかそれが評価され、
出張で山梨に行く日が来るなんて
資格を取った頃は想像できませんでした。
福岡から乗る予定だった朝イチの飛行機が
ここ最近の悪天候で欠航になり、← コレ、最近多い 笑
前日からドタバタ。
何とか次の便に乗ることができ、
一旦静岡空港へ向かいました。
一日目はお仕事で愛知に移動し、
夕方から甲府に移動して宿泊しました。
山梨はかなり前にワイナリー巡りで
一度だけ行ったことがあって、
これが二度目。
今回は甲斐の虎、武田信玄公にご挨拶して
ワイナリー巡りスタートです！
朝一番でおじゃましたのは丸藤葡萄酒工業、
創業1890年、130年以上の歴史を持つ
ワイナリーです。
「ルバイヤート」の名前のほうが
ご存じの方も多いかも。
こちらのワイナリーは以前から
コンクリートタンクを使っていて、
そのあたりのことも含め、
大村社長直々にご案内いただきました。
宮崎駿監督に激似なのはヒミツ♡
昔使っていたコンクリートタンクは
半地下にあり、現在は見学用通路と
ワインの保管に利用されています。
壁にはびっしりと
酒石酸の結晶がついていて
キラキラと輝いてキレイ。
ワインを学んだ人なら
たまらない場所ではないでしょうか。
年に一度、アーティストを呼んで
「蔵コン」というコンサートを
開催しているそうです。
今年はクラシックギタリストの
村治奏一さんをお迎えして
4月に開催されました。
コンサートの前にはワインとおつまみで
テイスティングを楽しむことができるそう。
近ければ参加したーい！
2件目はこちら、
モンデ酒造株式会社です。
モンデ酒造といえばコレ！
という看板商品があります。
それは…
缶ワイン
営業の林さまに缶ワインの
製造工程を案内していただきましたが、
1日何万本という数の缶ワインを
生産しているとお聞きし、ビックリ！
（写真撮影NGだったため、写真はなし）
なぜ缶ワインなのか？
お話をうかがうと、JR東日本より
「列車の車内でワインが飲めないか？」
という相談があり、缶ワインの生産に
着手したのがきっかけだそうです。
現在ではセブン〇レブンや成城〇井、
ワインだけでなく、日本酒メーカーも
缶に参入してきているようです。
特にセブン〇レブンの棚に並んでいる
「プティモンテリア」シリーズは
主力製品へと成長しているのではないかと
感じました。
見かけたら裏のラベルも見てくださいね。
今回はコンクリートタンクで熟成した
「甲州塚ノ越ストーンタンク」を
テイスティングしようと
意気込んでいたのですが、
「せっかくなので甲州塚ノ越バレルズと
比較してみてください！」
と比較テイスティングさせてくださいました。
左：甲州塚ノ越ストーンタンク 右：甲州塚ノ越バレルズ
「甲州塚ノ越バレルズ」は
新樽フレンチオークにて発酵させたもので、
「甲州塚ノ越ストーンタンク」は
愛知県にあるゴトウコンクリートさまで
製作された「まゆ型コンクリートタンク」
にて発酵されたものです。
ピュアさを求めるなら「ストーンタンク」
芳醇な香りとまろやかさを求めるなら
「バレルズ」かな。
どちらも「甲州」というブドウのよさを
活かしたワインですよ。
モンデ酒造でお土産に缶ワインを調達し、
一路富士山静岡空港へ。
空港にはこんな面白い蛇口がありましたよ。
これだから旅はやめられない！← 出張ですけど 笑
ワインエキスパートの資格を取った頃は
「うちの会社でもコンクリートタンク
作ったらいいのに」
なんてことを考えたこともありましたが
「ウチ、お堅いから
そんなん手出さんやろうなあ」
と諦めていました。
それが今になって
コンクリートタンクのよさが見直され、
日本でも利用するワイナリーが出てきた
ことで、
「まずは勉強してみよう！」
と出張に同行させていただけることに
なりました。
人生には「まさか」という坂があり、
思ってもいなかった方向に
話が進むことがあります。
まさに今回の件がそうで、
今までの学びや経験がムダになることは
ないんだな、と改めて感じました。
今回の出張でお世話になりました
ゴトウコンクリート株式会社さま、
丸藤葡萄酒工業株式会社さま、
モンデ酒造株式会社さま、
ありがとうございました！
J.S.A.ワインエキスパート
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
明日の自分が今日より1歩でも
望む未来に向かって進んでいますように☆