「先祖祭り」、それはご先祖さまに感謝を伝える日 | 熊本のワイン検定講師 くまべゆみのエンジョイワインクラブ

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ワイン素人だった私がJ.S.A.ワインエキスパートの資格を取得し、ワイン検定講師としてワインの楽しさを知ってもらうお手伝いをしています。
ワイン検定を中心にワイン会の企画、ビギナーさんのワイン入門、おすすめワインなどを紹介していきます。

 

私の主人の実家には

「先祖祭り」という風習があります。

 

 

その地区のお墓にお坊さんに来てもらい、

お経を上げていただいて

ご先祖さまに感謝する、というものです。

 

 

 

 

右矢印 ご先祖さまに感謝する「先祖祭り」

 

 

 

 

 

私の中ではお彼岸より先祖祭りのほうが

ご先祖さまとの距離が近く感じるんですよね。

 

 

例年であれば部落の人たちが集まって

シートを敷き、みんなでごはんを食べたり、

お酒を飲んだりするんですが、

ここ2年はコロナの影響で供養のみとなっています。

 

 

ですが、特にイベントがなくても

先祖祭りの日には

義母と主人と義妹たち家族が集まって

お墓でごはんを食べることにしてるんですね。

 

 

私の母は義父と同じ年に亡くなったので、

先祖祭りのときには

妹も連れてくるようになりました。

 

 

 

 

 

今回は義母と主人と妹の4人でお墓参り。

お花やビール、お弁当やブルーシートを持って

みんなで共同墓地まで歩きます。

 

 

久しぶりに逢う義母は

背中~腰が曲がって

少し小さくなった氣がしました。

歩くのもゆっくりになり、
墓地に着いたのも私たちよりずいぶんあと。
 
 

「最近、山登っとらんけんだろ?

このあと鞍岳登ろか?笑」

と主人が笑いながら義母に話しかけます。

 

 

最近の主人は登山が趣味で、

足腰が弱らないように

義母を連れて近所の山に登ったりしています。

ここ最近は自分の登山が忙しかったようで、

義母を山に連れていってなかったのに

氣づいたようでした。

 

 

4月の異動で日勤になったそうなので、

「今度から土曜は山に行くけんね!」

と宣言していました。

 

 

 

 

 

義父が眠るお墓と

義母の里のお墓の花を替え、

お線香をあげてお参り。

そのあと、ブルーシートを広げて

みんなでお弁当タイム!

 

 

義母が作ってきてくれた

筍の煮物と春菊の胡麻和え、

そして用意してきたお弁当。

 

 

満開を過ぎた桜を愛でながら、

ご先祖さまが眠る墓地で

あと何度お弁当を食べることができるんだろう…

 

 

そんなことを考えながら

「お義母さん、長生きしてね」

と小さな声でつぶやきました。

 

 

 

 

 

 

 

桜の名所である菊池城山公園の桜もそろそろ散り始め、

桜の花のように潔い生き方をしたいものです。

 

 

 

 
 
 
 

J.S.A.ワインエキスパート

ワイン検定認定講師

      隈部 由美(kumabe yumi)

 

 

ワイン&おいしいもの、英会話、クルマ、ネコのこと、

いろいろつぶやいてます

 

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時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう。

静かに春を待つ桜は、

一瞬の休みもなく力をたくわえている。

たくわえられた力がなければ

時が来ても成就しないであろう。

(松下 幸之助)

 

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最後までお読みいただき、

ありがとうございます。

今日もステキな一日を☆