シュウと自由研究2018 | しゅうパパの何か思う日常と沖縄クワガタ採集記

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http://ameblo.jp/loveway14/entry-12202938361.html ←沖縄のクワガタ採集初心者さん向けの記事です♪

 

ご無沙汰しております。

 

近場の森にはわずかながら行けているんですが、記事を書く暇がない僕です。(ノ◇≦。)

 

どうにかならんかなぁ・・・この状況・・・。

 

 

さて、今回は少しだけ時間が取れたので、ちょっと書いてみました。

 

 

中学生となった息子の夏休みの自由研究~!!

 

まぁ、それも近年ちゃんと書いてない訳ですが(笑)

 

今回はちょっと面白い実験をしたので、記録がてら書きたいと思った訳ですよ!!

 

 

ウチの息子はね・・・クワガタや木の知識は父親の影響でそれなりに持っているのに残念なことにそれに対する研究心がない。

 

夏休み中もひたすらゲームばっかりやっていた(−_−#)

 

お前、そろそろ泣かすよ!? 去年も泣きついてきたのにまた今年も手伝わせる気か!?

 

と尻を叩いたところで、ようやくシュウもだらだらと重い腰を上げた。

 

その時点でもう8月5日。

 

去年していたクワガタの土壌ごとの木の数とクワガタの付きやすさ何てテーマ(記事にはしてないw)だったら、すでに時間的に無理。

 

思い出すだけでも腹が立つようなテーマだ・・・

去年はどんなことをしたいのか決めさせたら、こんな壮大なテーマにしやがって・・・

 

おかげでお父さんの7~8月の休日はほぼ全部それに消えた。

 

だってねぇ、6年生が一人で調べられるテーマじゃない。

あっちこっち親が連れて行って観察させる必要がある・・・

 

これを「やる」って言った時に、「やめとけ」って言ったんだけどねぇ。

 

シュウは他に思いつかないから意地はったんだよね。

 

そして、まとめの時間がなく追い詰められて、

 

「他のにすればよかった・・・」

 

って禁句をぶちまけて怒られたんだ。 最初にゆったろーが。

 

 

とまぁ、そんなおバカちゃんだから、今年はどうするかと思ったら、

 

「何をすればいいかわからない。」

 

が答えだった。(# ゚Д゚) ムッカー

 

去年の反省で、夏休み前にテーマを決めるって言ってただろー!

 

 

なのでお父さんはもう呆れて、

「黒い紙に虫メガネで日光当てて、燃えましたって実験すればいいさ」

っていったのね。

 

でも彼はクワガタにこだわりたいとか言うんよ。

 

じゃあ、クワガタに虫メガネで日光当てるしかないんじゃない?

 

って言ったら、「クワガタが死ぬでしょ!」ってシュウは突っ込んだんだけど、僕はそれ、面白いと思ったんだ。

 

いや、当然クワガタにそんなことしないけどさ。

 

 

シュウには、

 

「ちょっと待て? なんでクワガタが死ぬんだ?」

って聞いてみた。

 

シュウは不思議そうな顔をしながら、

 

「だってクワガタ黒いじゃん? レンズで光集めたら黒だから熱を吸収して燃えるでしょ?」

 

って答えたんだ。

 

そう、それ! 燃えるかはともかく、わかってんじゃん!

 

そこで僕は続けて、

 

「じゃあ、クワガタは何で黒なの?」って聞いてみた。

 

シュウ「夜の保護色でしょ? 夜行性なんだから」

 

「じゃあ、クワガタが黒いのは日光には不利ってことだよね?」

 

シュウ「そうだよ? だから夜行性なんでしょ?」

 

「ノコギリクワガタは?」

 

シュウ「??」

 

「ノコギリクワガタは黒よりは赤いじゃん?」

 

シュウ「あぁ、ノコギリは昼でも活動してるの見るしね。 だからヒラタよりは日光に強くなるように真っ黒じゃなくて赤くなったのかも。」

 

「つまり、ノコギリはヒラタより日光に強い、と?」

 

シュウ「多分ね?」

 

「本当か?」

 

シュウ「わからないけど、多分・・・」

 

「なら、それは仮説だろ? 実際はどうなのか調べれば・・・

 

シュウ「あぁ!それにする!自由研究!」

 

 

 

という流れがあって、シュウの自由研究のテーマが決まった。

 

でも、クワガタに日光を当てるはマジで死んでしまうし、弱るので、

話し合って、ライトの光を当ててどう行動するかを調べることにしたんだ。

 

山で、森で、林で夜な夜なクワガタにライトを当てるだけの親子。

 

クワガタいい迷惑。

 

でもそれじゃ、データが全然集まらないから、オスメス関係なく数十匹採集してきて、家でも実験。

こうだったり

こうだったり。

 

写真はシュウが頑張って実験して撮ったものだから、

ボツになったクワガタ無しの奴だけ・・・(笑)

 

 

 

結果だけ言うと、ノコギリはヒラタよりわずかだけど光に強かった。

 

野外は光源とクワガタとの距離がまちまちではあったけど、

それでも、ノコギリはヒラタより光を気にする様子が少なかった。

 

室内ではクワガタがのんびりしている所に、光源から50cmの距離で最長で1分間、光を当て続けてどれくらい動くか(光を避けようとする動きがあるか)を観察したんだけど、

 

ヒラタの光を避ける動きを100と数値化した場合、

ノコギリは88ほどだった。

 

大きな差ではないけど、ノコギリも基本夜行性なんだから、このデータは納得ではあった。光を避ける動きはオスもメスもほとんど変わらない。ただ、頭を木の穴に突っ込んでいて、体は外に出ている状態の個体はいくら光を当てても逃げなかったから、

光を感知する目が隠れていれば、ある程度平気なんだろうな思った。

顎も体も小さいメスはそういった点で隠れやすく有利だよね。

 

ライトじゃなくて日光だったら暑いから逃げそうだけど。

 

 

今回のシュウの自由研究はなかなか面白い観察で、僕自身も勉強になった。

 

シュウは観察してて

 

「クワガタの体の光沢は光を反射するためのものじゃない!? どんだけ光を避けようとしてるんだ!」

 

って驚いてた。うんうん、そういう発見気持ちいいね。

 

タランドゥスツヤクワガタなんかは真っ黒な割に、ツヤツヤで光対策してるけど(笑)昼間活動したりするのかな?