モンテカルロ:マレー3回戦進出、錦織も初戦切り抜ける | マレー・ファン@ラブテニスワールド

マレー・ファン@ラブテニスワールド

英国テニス・ナンバーワン選手のアンディ・マレーを応援しながら、
ロンドンでの暮らしを綴るブログです♪
マレーがついに2012年ロンドン五輪で金&銀メダリストとなりました。
一緒に応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!

今日はモンテカルロで、待ちに待ったアンディ・マレー(4)
錦織圭(17)の初戦が行われました!

まずはマレーの結果から…

マレーは6-0, 6-3ビクトール・トロイッキを下し、3回戦進出を
決めました。所要時間はたったの1時間7分!

さて前回のブログでは、マレーの新しいクルーカットに
ついて大騒ぎしてしまいましたが、ほっとしたことに、
今日はマレーは帽子をかぶって登場!

モンテカルロ、マレー2回戦


これで試合だけに集中できる~、と一安心(笑

って、どうしても帽子の中に隠れている坊主頭が
やっぱり気になりましたが…

モンテカルロ、マレー2回戦

(↑これは試合後…帽子とっちゃだめ~っ)

さて、いつもマレーが会場に入ってくるときに
チェックするのはマレーのボディランゲージですが、
今日はいい予感!

会場に入ってきた瞬間に頬をぴくぴくさせなかったし、
動作のひとつひとつにカメラを意識したりしてないし。

何といってもマイアミでマレーにクレイの手ほどきを
みっちり行なったレンドルがボックス席にいます!

マレーも師匠にその成果をみせるかのように…


マジカルショット大連発っ


もともとマレーに備わっていた才能に、
レンドルがクレイで
得意とした、冷静な
ディフェンス、正確なラインぎりぎりの
ショットなどが
どーんと加わった、という感じでした。

マレーはディフェンスが得意ですが、今回のの長いラリーでも
辛抱強くチャンスを待ち、攻撃に変える
タイミングが素晴らしい!

信じられないような球でもどこからともなく拾って返し、
しかも絶対入らないかに見えるのに、なぜかぎりぎりの
ラインに落とすところも、いつものことながら
思わず「おお~っ」。

またマレーお得意のドロップショットは、今日は息を呑む
完璧さでした。

でも以前のように乱発するのではなく、40ショット近くの
ラリーのあと、突然相手の不意をついてフェイントをかけ、
ネット手前にぽとんと落とす…

そのうちのひとつは、地面から跳ね返ったあと、
ネットにぶつかると言うショットでした。これはどんなに
相手がボールに追いついても返せない …

このタイミングと技の見事さには惚れ惚れ~(*゚ー゚*)

マレーの試合の内容を左右するともいえる
ファーストサーブ率も今日は驚きの82%
うち、勝率はなんと93%!(27球中25ポイント獲得)。

完全にマレーの一方的な試合とはいえ、素晴らしいラリーの
応酬、ロブ、ドロップショットなど、マレーらしい
バラエティーたっぷりのプレイが堪能できた試合でした!

マレー vs トロイッキ モンテカルロ2012ハイライト
(紺色のウェアがマレーです♪)


===

さて、このあとはマレーの試合にぶつからず、タイミングよく、
錦織圭の1回戦も見ることができました。

モンテカルロ、錦織1回戦


結果、錦織がアルバート・ラモス6-2, 7-5 で倒し
2回戦出場を決定!やりましたね!

ただ途中、山あり谷ありでちょっとドキドキしましたが…

1セット目は錦織がフライングスタートを切ります。
後方から強力に振り切り、次々にボールをラインぎりぎりに
打ち込み、ラモスは振り回されっぱなし。

この錦織のスカーッとしたショットは、いつ見ても
気持ちいいですね~。

しかもファーストサーブでポイントが取れなかったのは
一度だけ、というくらい素晴らしいスタート。

ということで2度のブレークを取り、6-2で錦織が
1セット目を獲得。

もう試合は決まったようなもの~、と安心していたら…

2セット目から錦織のアンフォーストエラーが目立ちはじめます。

逆にラモスは段々と調子を取り戻し、お互いに
ブレークを
繰り返し、なんとラモスが
5-4でリードとなってしまいました。

しかも、こんな泥沼の戦いの最中、雨のため試合中断

うぎゃーっ、なんというサスペンス!

この雨が二人の運命をどう変えるのか…?

という、サスペンス劇場のシナリオを、雨の間に
ちょっと書いたりしてました(笑

シナリオ1:錦織のカムバック

錦織は生まれつきのカムバックボーイですから、
当然このチャンスを利用して戦略を組みなおし、
フレッシュにスタート。
ラモスがリズムを取り戻す前にブレークし、
見事に2セット目を取り、ストレート勝ち。

シナリオ2:ラモスのカムバック

ラモスは二日前に行われたカサブランカの決勝で
準優勝を遂げ、モンテカルロに飛んできたばかり。
もしその疲れが1セット目で出たとすると、
この雨のおかげでちょっと休養。
リチャージして
錦織に戦いを挑んでくるかも…?
となると、2セット目はタイブレークになるか、
3セットにもつれ込み、錦織が勝利を死守。

って、いったい何を書いてるんだか…(〃∇〃)

どちらのシナリオでも錦織が最後には勝つ予定
でしたけどね。

さてこんなことをしているうちに、試合は再び
開始されましたが、見事にシナリオ1が現実に!
錦織がブレークをとり、7-5で勝利。

さすがカムバックボーイ!(←これは錦織について
書き溜めている記事で勝手につけたあだ名です・笑)

ところで錦織の新しいユニクロのウェアが今日、
初のお披露目をしましたね。
実際コートで見ると、シンプルで思ったよりも
気に入りました♪

===

(ここからは追加更新です♪)

さて昨日の残りの試合ですが…

ジョー=ウィルフリード・ツォンガ(5)が、フィリップ・
コールシュレイバー(34)
6-2, 6-4 で倒し、
3回戦進出を決めました。

モンテカルロ・ツォンガR2


コールシュレイバーに6回ものブレークポイントを握られたにも
関わらず、ツォンガはその危機を乗り越えての勝利。

ちょうど錦織選手の試合の最中に行われていたのですが、
歓声がコート越しに伝わってくるくらい、観客が
エキサイトした試合でした。さすが人気者のツォンガですね!

昨日27歳の誕生日を迎えたばかりのツォンガは、こんな風に
語っています。

「特にフランス人選手にいえることだけど、多くの
 選手たちはキャリア後半に入ってから最高のテニスが
 できるようになる。

 事実、フランス人選手は27歳を過ぎてから上り坂に
 なるんだ。もちろん、僕もこのことで勇気づけられて
 いるよ」

***
さて、ヒューストンで日曜日に優勝したばかりの
フアン・モナコ(14)ロビン・ハース(55)
1回戦でもドラマが起こりました。

モナコは優勝した足でアメリカからモナコに飛び、
一晩しか休養しておらず、どうも疲れが出たよう。
1セット目は接戦となり7-5でハースに取られてしまいます。

ところが2セット目からは、時差ぼけを吹き飛ばしたかのように
モナコが覚醒し、強力なショットをコートのあちこちに炸裂。
なんと6-0でこのセットをモナコが取りました。

最終セットでもモナコはハースをブレークし、3-2
リードしていましたが…

雨が上がったあとの半乾きのコートというのもあったのかも
しれませんが、モナコがスライドをした瞬間、右足首を
思いっきりひねって転倒。

モンテカルロ・モナコR1


スローモーションで見ると、完全にぐんにゃり…(汗

そのあとストラップを巻いて試合を続けようとしましたが、
歩くのもやっとということで、モナコは棄権。
結果、ハースが2回戦出場することになりました。

モナコは
インディアン・ウェルズで準決勝進出
ヒューストンでは世界9位になったイスナーを倒しての
優勝
を遂げ、現在大きく上り坂。

2セット目の様子を見る限り、今回の大会でも大きな活躍を
すると思われただけに、すごく残念(涙

***
アンディ・マレーは兄のジェイミーとペアを組んで
ダブルスにも参加してますが、1回戦を無事通過!
(vs S・ゴンザレス&C・カス 6-4, 6-3

(↓ブライアン兄弟に負けないくらい、双子もどき)

マレー兄弟


お次は世界ナンバーワンペア、ブライアン兄弟です。
ということで、珍しく兄弟ペア同士の対決。
マレー兄弟がブライアン兄弟にどう挑むのか楽しみ~♪

===

最後に~っ

マレーの試合にヴィクトリア・アザレンカと、先週
彼女のサブコーチになったばかりのアメリア・モレスモ
二人で見に来てましたよ~。

モレスモといえば、2009年の全豪オープンでの
アザレンカとの3回戦が全豪最後の試合
となりましたよね。

昨日の姿を見る限り、和気藹々のマブダチって感じでした♪

アザレンカ vs モレスモ 全豪オープン2009ハイライト