マレー、全仏オープン賞金配当の増額を称賛 | マレー・ファン@ラブテニスワールド

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英国テニス・ナンバーワン選手のアンディ・マレーを応援しながら、
ロンドンでの暮らしを綴るブログです♪
マレーがついに2012年ロンドン五輪で金&銀メダリストとなりました。
一緒に応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!

今日は、朝からショックなツイッターを受け取りました。

なんとマレーがクルーカットに!

マレーのクルーカット


ガビーン…

なんでも、フィットネストレーナーのバリカンにお任せしたら
思いっきり削り取られてしまったようです。

とうとうこれで師匠のレンドルと同じ丸刈りとなり、
ますます二人の結びつきも固くなり、全仏優勝…

と冗談は抜きとして、皆さんはクルーカットが好きですか?

イギリスの女の子たちの間では、クルーカットの男性が
人気なんですよね。
なので、わざわざクルーカットにする男性も多くいます。

でもまだ髪の毛がふさふさしているのにクルーカットにすると
いうのは、私のイメージとしてはどう見ても…

ただの坊主刈り!

クルーカットというからに、クルーとして軍服や航海士の
制服とか着てたら、職業の誇りを感じられていいですよ。
ウィリアム王子のパイロット姿なんて惚れ惚れしますからね~

でも髪の毛があるなら、絶対に残しておいてほしい(笑

マレーは天パでもさもさの髪なので、ちょっと伸ばすと
アフロに近い状態になってしまいますが、それでもいいんです!

マッケンローアフロ


マッケンローだって、あのもしゃもしゃのワイルドなヘアが
魅力のひとつでしたからね。

マレーアフロ

(↑ これはかつらです・笑)

と、全然本題に関係ない話題で熱くなってしまいましたが
話を戻します(゚_゚i)


マレーはこれまで、グランドスラムでの賞金枠の増額
求めるキャンペーンを行っていました。

といっても、優勝金額を増やせ~というものではなく、

トップ選手以外の選手にもっと賞金が配分されるべき

というキャンペーンです。

グランドスラムでは、トップレベルのシード選手たちは
一回戦はバイ(見送り)となり、自動的に2回戦からの
出場権が与えられます。

ところが残りの選手は、予選通過を通り抜けるか、
ワイルドカードがもらえない限り大会に参加できないという
厳しいサバイバルをくぐり抜けなければなりません。

またせっかくチャンスをものにしても、ほとんどの選手が
一回戦敗退というのが現実で、経済的にも非常に苦しく、
プロとしてキャリアを持続するのが難しくなっています。

この悪循環を改善しよう、というのがマレーの支持する
キャンペーンの内容でした。

ということで…ついにその声が届きました!

第一号として、全仏オープンが今年から賞金枠を7%増加

一回戦敗退者に与えられる賞金は、なんと20%増額し、
1万8千ユーロ(約2千万円)となりました。

シングルスの優勝者は125万ユーロ(約1億3千万円)
受け取るとはいえ(汗)、かなりの改善です。

このキャンペーンをリードしてきたマレーは、喜びの声を
語っています。

「(経済的苦難により)テニスは、人によっては
 たったの5・6年のキャリアにしかならないこともある。
 この状況は悪化する一方だったので、改善する方向に
 向かっているのは非常に素晴らしいことだ。

 来年2013年には、すべてのラウンドで賞金枠が
 上がることを期待しているけど、今回のことで、
 それに向けていいスタートを切ったと思うよ。

 というのも、これまで多くの選手たちがストライキや
 ボイコットを
叫んでいたんだ。

 そのほとんどはランク20位から100位の選手たちで、
 現在の賞金の配当制度に疑問を抱いていたのも
 彼らだったからね」


来週はウィンブルドンの賞金枠が発表されますが、
ここでもマレーは大きなプレッシャーをかけました。

「テニスの年間行事のひとつとして、グランドスラム大会
 同士の間では、
どこよりも一番の大会になりたいという
 ライバル意識が働いていると思うよ。

 今回(全仏オープン)のように、一つの大会が賞金枠を
 増額するという
見本を見せた以上、残りの大会もそれに
 見習わないのは
ありえないことだよね」


すでにイギリス各紙はこの発言を大きく取り上げているので、
ウィンブルドン関係者たちもさぞ頭を痛めているはず(笑

いずれにしても、グランドスラムという大規模なイベントが
成り立つのも、才能ある選手たちが台頭してきてこそです!

どうもテニスと言うと、選ばれた選手のみがトップになれるという
エリート意識が存在するように思えますが、これからの選手たちを
大事にするテニス界の土壌が、どんどんと築かれてほしいですよね。


ところでトップ4選手のうち、フェデラージョコヴィッチ
こういった問題には手を染めないようにしてます(`・ω・´)

特に去年ナンバーワンになったばかりのジョコヴィッチは
PR側もいろいろと気を使っていることでしょうね。

となると、残るはナダルとマレー

ただナダルの場合は、問題定義をするたびにイメージダウンと
取られることが多く、フェデラーとの和気藹々の姿と比較され

「なんでナダルのような模範選手が文句を言うんだ」

みたいに報道されることもありました。

特にナダルの英語は誤訳されやすいため、ナダルが言わんと
していることがうまく伝わらなかったのも問題のひとつ。
(いろんな報道を読んでいても、解釈がまちまちです)

さらにナダルがプレイヤーカウンシルを辞任した今、
残る選手代表の声は、マレーだけとなってしまいました。

ライバル3人と比べると、マレーは賞賛の対象と言うよりは、
テニス関係者やファンの間の議論の対象。

でもレンドルと同じで、マレーは自分のイメージの良し悪しを
全然気にしていません。

(↑これに関する記事はずいぶん前に書き溜めているのですが、
 またいずれ機会があったときに…)

マレーはもともと、メディアを自分のPRのために使うと言うより、
メディアに挑戦を挑むことの方が多いため、マレーが
問題的発言をするのは当たり前ととられていますよね。

これは逆に言えば、マレーが何か言うたび、いい意味でも
悪い意味でも真剣に取られ、メディアの注目を浴びることに
なります。

今回もたちまち世界中のニュースとなりました。

マレー、全仏オープン賞金ニュース


ということで、異端児であるマレーだからこそ、他の選手が
いくら叫んでも届かない声を代表することができるのかも
しれません。

今回の全仏オープンの賞金配当変更が一つの成果だとしたら、
テニス界の将来のために改善を進めるマレーの態度に、
ファンとしてはとっても誇らしく思います!


===

さて世界各地での残りのニュース…

クレイコート・シーズン第一陣、カサブランカとヒューストンでの
決勝が昨日行われました。

カサブランカでは、パブロ・アンデュジャー(58)
アルバート・ラモス(52)6-1, 7-6 で破り、
2年連続優勝を果たしました。

ヒューストンでは、フアン・モナコ(14)ジョン・イスナー(9)
対決が行われました。

イスナーはマーディ・フィッシュを追い越し、初めてアメリカ
ナンバーワンとなったばかり。モナコも今月のマイアミで
準決勝進出という快挙を成し遂げたばかりです。

この波にのる二人の決勝ということで、最初の2セットは
どうなるか分からない展開でしたが、

モナコが 6-2, 3-6, 6-3 でイスナーを倒し優勝を飾りました。

モナコ、ヒューストン優勝


マイアミ、ヒューストンとかなりの自信をつけたモナコ。

次のモンテカルロは自信満々で挑むことになりそうですね。


===

昨日は日曜なのに、朝の5時起きでした。

というのも、モンテカルロのファンタジーテニスの予想
締め切りがイギリス時間の朝8時半という、

なんとも迷惑この上ない時間帯 

だったからです。

ちなみに、私のファンタジーテニス参加については、
こちらの記事に書いてあります。


サッカーファンのマレーがファンタジーサッカーに
はまっているので、私もそれなら…と始めたのが
ファンタジーテニス。

でも今となっては、人生それほど甘くはなかったことが
分かります ヾ(▼ヘ▼;)

ドロー発表後、締め切りまではほんと大変。

各選手のランク、体調、過去対戦記録とかを調べてるうちに
あっという間に時間が…

しかもモンテカルロでは、大会参加者全員の名前も
分からないうちに締め切り。名無し君たちのドロー部分は、
めくら予想するしか
なかったわけです。

きっと興味ある方も多いと思うので、マレー&錦織ブロックの
私の予想をこっそり(?)公表。

モンテカルロ予想


昨日はまだ3試合しか行われていないので、今日からがいよいよ
レースの本番。また徐々に結果をお教えするかもです(;^_^A


さて昨日は、16年間に渡る長いキャリアを誇るベテラン選手、
イワン・リュビチッチの引退の日でもありました。

リュビチッチ引退


最後の大会だからこそ、リュビチッチの勝利を願ったのですが
同クロアチアのイワン・ドディッグに6-0, 6-3 で敗退…涙。

今年ブログを始めたばかりなので、リュビチッチに関しては
ちょこっと下の記事で出てきたくらい。

また以前ロドラに関するブログで、こんな記事をご紹介しましたよ(笑



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昨日市内でショッピングをしたあと、夕方は天気がよかったので
ヘンリー8世で有名なハンプトンコート宮殿までサイクリング♪

ハンプトンコート宮殿


ところが帰りは、突然バラバラとあられが降り注ぐ!

そのあとは急激に温度が下がり、帰ってくる頃には指先が
カチコチ…

もう4月半ばだというのに、イギリスの天気は
まだまだ油断できません(涙