アンディ・マレー、マイアミに移住? | マレー・ファン@ラブテニスワールド

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英国テニス・ナンバーワン選手のアンディ・マレーを応援しながら、
ロンドンでの暮らしを綴るブログです♪
マレーがついに2012年ロンドン五輪で金&銀メダリストとなりました。
一緒に応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!

イギリスはイースター4連休中です!

今日は彼氏の親戚の集まりに行ってきましたが、もう食べすぎ。
その上イースターバニーの苦手なチョコもどっさりもらって、
しばらく何も食べたくない~っ(;´▽`A``

===

今日はアンディ・マレーがアメリカに移住するかも…という
ファンにとってはちょっと辛い(?)話題。

前回、英重税による国外スポーツ選手のイギリス離れについて
話しましたが、その影響は英国選手にも及んでいます。

F1ドライバーのルイス・ハミルトン(↓)を始め、多くの
英国スポーツ選手が税金逃れのためモンテカルロに移住。

ルイス・ハミルトン


そんな中、アンディ・マレーはいまだにれっきとした英国住民!

ロンドン南部、オックスショットにある五百万ポンド
(約6億5千万円)の豪邸にひっそりと住んでいます。

マレーの豪邸


私の住む地域からM25高速に出るルートにあるため
たまにこの豪邸の門前(ちなみに屋敷は見えません・笑)を
通り過ぎるのですが、そのたびに

テニス一途に生きるマレーは偉い

と思ってしまいます 。゚(T^T)゚。

イギリスのサッカー選手のようにナイトクラブに出入りしたり、
浮気で新聞を騒がせたりせず、PRなどで必要なとき以外は
公の場にほとんど出ないし…

家に帰ると、友達、ガールフレンド、愛犬マギーとの時間を
大事にしてるし…

マレーがツイッターにはまっていたときも、


プレステでサッカーをやり過ぎて手首を傷めた

なんてつぶやいたくらい普通の男の子と変わらない生活。

(ちなみにマレーはツイッターからきっぱり手を引きました)

これだけ富があって成功を収めているというのに偉い!!


でもここ最近になりマレーがアメリカに移住?という噂が…
デイリーメール紙より

コーチのイワン・レンドルはフロリダ在住、マレーも冬の
トレーニング用にマイアミにアパートを構えています。

だったらいっそのことフロリダに移住するほうが効率的?
というのがその理由のようです。

マレーはこの可能性を否定していません。
でも決してそれは税金逃れのためではないと強調しています。

 「いろんな選手たちから、なぜ税金のかからない
 モンテカルロに
住まないのかと聞かれるよ。

 でももしどこかに移住するとしたら、まずその理由は、
 そこで自分が多くの時間を過ごしたいか、また友達が
 そこにいるかどうかが重要なんだ。

 そう考えると、ここ(マイアミ)には沢山の友達がいる。
 ここが気に入っているし、イワンがコーチになったことも
 あって、
多分一年のうち3ヵ月半はここで過ごすことに
 なるよね。

(マイアミに移住するとすれば)ここがトレーニングの
 最高の場で
あるからであって、決して税金が理由ではなく、
 テニスを優先するためなんだ」

今年、イギリスのローハンプトンにある芝テニス協会のセンターで
しばらくトレーニングをしたマレーですが、どうも理想というには
ほど遠かったよう。

「一年の時期によっては、イギリスにいるよりもマイアミに
 来たほうがトレーニングの条件がいいことがある。

 たとえば12月には世界中から沢山の選手たちが集まって
 くるので、ツォンガのようなトッププレイヤーと練習を
 する機会があるんだ。

 もしその年のいいスタートを切りたければ、ベストプレイヤーと
 練習する必要がある。
 ランク500位や600位の選手たちと練習していたあとに、
 突然大会で素晴らしい成績を挙げるのは難しいからね」

うぎゃー、これって、マイアミに移住しますよ~と言ってるような
ものじゃないですかっ!

でも考えれば考えるほど、マレーにはマイアミの環境がベスト。

なんていったって、レンドルのそばにいられて、
いつでも指導を仰げるのが素晴らしいっ!

それに私もイギリスでテニスしてて思いますが、イギリスの
テニス環境は理想とはほど遠いんですよね。

マイアミのように、世界中からベスト選手がわざわざ
イギリスでのトレーニングに集まることはまずあり得ません。

イギリスのような長いテニス歴史を誇る国で、テニス環境が
整っていないのはどうして~っ!?と嘆きたくなりますが…

イギリスのテニス人口は、サッカー、サイクリングなどの
人気スポーツと比べると、もう弱小そのもの。

これもイギリスの予測のつかない天気、短い夏と長く暗い冬、
そしてコート不足のせいでもあります。

夏になると、ウィンブルドン効果でどどーっと
にわかテニス人口が増えて、コートはどこも満杯。
反対に冬は、屋内コートが少ないためコート空き待ち。

よっぽどのテニス好きか、クラブ所属していない限り、
一年中国民がテニスを満喫するという環境では
ないのですよね。

またテニスコートが設備されている学校がほとんどないので、
子供たちへのテニス普及が遅れているという感じ。

アンディ・マレーに追従するイギリス選手が育っていないのも
このせい…?という声もでています。

このいい見本がマレー兄弟かもしれません。

マレーの兄ジェイミーは、ジュニアの頃はイギリスの将来を
背負う若手として最も期待がかかる選手の一人でした。
弟のアンディもそのあとを追っていたという感じ。

アンディ&ジェイミー・マレー

(↑がアンディ。左利き相手が得意なのは兄ジェイミー(右)のおかげ♪)

本格的にプロへの道を目指し始めたとき、ジェイミーは
イギリスの芝テニス協会でのトレーニングを選びました。

でも弟のアンディはスペインのサンチェス・カサル・
テニスアカデミー留学
の道を選びます。

これが二人の運命を大きく分けたとされています。

スペイン留学後、ジュニアからプロへの移行を見事に果たし
アンディ・マレーはいまや世界トップ4選手に。

対照的に、兄ジェイミーはプロになってからというもの、
シングルスでのランキングをあげることができず、
ダブルス専門に転向しました。

同じレベルの才能を持っていたはずの二人をここまで
大きく分けたのは、やはり現在のイギリスのテニス方針に
問題がある…?

マレー自身、今の自分があるのはスペイン留学のおかげと
断言しており、芝テニス協会のコーチ指導方針には
常に疑問を投げかけています。

(この辺のマレーの波乱万丈のジュニア時代については

マレーの経歴とどうしても重なるのは、同じくジュニア時代に
国外に飛び出し、世界的選手として大きく羽ばたいている
錦織選手ですよね。

錦織選手に関してはいろいろと書き溜めているので、
また後日ゆっくり~!

===

さてテニスから話がそれますが、アメリカ移住といえば、
ベッカム夫妻もロンドン郊外ハートフォードシャー州にある
1千8百万ポンド(約23億円)の豪邸、

通称『ベッキンガム宮殿』(笑

を売りに出しました。

ベッキンガム宮殿


1999年にこの敷地を購入して以来、ベッカム夫妻の
豪邸は様々な社交パーティーの場として有名に。

またプール、ゴルフコース、ジム、ヘリパッド、
レコーディングスタジオ、馬屋などを増築。
資産価値はどんどんと上がりました。

でも月日は流れ・・・

現在デビッド・ベッカムは米サッカーチームの
LAギャラクシーですっかりヒーローとなり、
おそらく選手キャリアをアメリカで終える模様。

ビクトリア・ベッカムも、アメリカを拠点として
ファッションデザイナーとして大成功し、
子供たちもすっかりアメリカ生活に馴染んでいます。

ベッカム家族


またベッキンガム宮殿は、ロンドン中心地から
1時間以上のところにあるため、家族が
イギリスに戻ってもホテルに泊まることが多く、
一年のほとんどが空の状態。

近い将来も家族がイギリスに戻る予定がないため、
ついに売却を決断したようです。

さて、アメリカで成功しているとはいえ、
今でもベッカム夫妻は『イギリスの顔』として、
ロイヤルファミリーに負けず劣らず大貢献

2003年に大英帝国勲章(OBE)を授与した
デビッド・ベッカムですが、ロンドン五輪招聘の
キャンペーンではオリンピック大使として大活躍。

オリンピック大使のベッカム


またビクトリア・ベッカムも、今年英政府が奨励する
Britain is Great」という英国をアピールする
キャンペーンでの国際大使に選ばれています。

ビクトリア・ベッカム


ということで、イギリスが誇るパワーカップルが、
祖国での拠点を手放してしまうのは寂しいものが…

でももっと問題なのは、いったい誰がそのあとを
継ぐか…ということ。

『ベッキンガム宮殿』購入を真っ先に名乗り出たのは
なんとアメリカのリアリティ番組スター、

キム・カーダシアン!!

ザ・サン紙より

な、なにそれっ…(((( ;°Д°))))

キム・カーダシアン


彼女にはブティックでお買い物をするような感覚なのかも
しれませんが、なんで彼女がイギリスに家が必要なの?

まさかイギリスにも魔の手(?)を伸ばすつもりでは…

もし私が近所の住民だったら、

絶対に反対!(笑