こんばんは。黒影@恋愛戦略家です。
昨日は、自信には「根拠のある自信」と「根拠のない自信」の、二つの自信がある…って話をした。
んで、根拠のない自信ってのは、つまり、自分自身のことで、本来はそれは唯一無二で、後付けの理由や根拠なんてものには左右されない、揺るぎないものだって…。
んで、実際そうなんだけど…何かの拍子にそれが崩れてしまった場合…落ち込みっぷりはハンパない。
だって、根拠(だと思ってるもの)があれば、仮に自信がないときには、ぶっちゃけそれに責任(?)をなすりつけることもできる。
でも、根拠のない自信には…そもそもそれ(根拠)がないわけだから、他に責任をなすりつけることができない。
つまり、生身の自分がさらされるわけで、それが崩れるってことは、自分自身を否定することと同義なわけだ。
それって…実際想像して欲しいんだけど、自分自身を否定せざるを得ないって、けっこう…きつくない?
photo by Bruno
でね、ひとつキミに謝らなきゃいけないことがある。ボクは実はひとつウソをついた。
昨日、自信には二つあるって言ったけど…あれはウソだ。実は自信ってものは「根拠のない自信」の一つしかないんだ。
たとえば、昨日例に出したものをもう一回思い出してほしい。
・会計の資格を持っているから経理に関しては自信がある。
・飲食関係でバイトをしていたので、接客には自信がある。
・毎日ランニングしてるから、持久力には自信がある。
・顔が良くてイケメンだから女の子にモテる。
・背が高いから女の子にモテる。
「○○だから△△だ」って文脈から、まるで○○の部分が根拠のように感じるかもしれないけど、それは「根拠」だと思ってるだけで、それは主観的なもの、(客観的な)事実じゃない。
つまり、昨日の記事でもちょろっと話したけど、根拠だと思っているものは…それの解釈(いい意味でも悪い意味でも)によって、ボクらが「根拠だと思いたい」ってだけなんだよね。
もちろん、キミ自身がそれ(根拠みたいなもの)で自信を持つことができるんだったら、ぜんぜんそれでいいんだ。むしろ、理由はなんであれ、それが自信につながってるんだったら、大いに利用すればいい。
んで、今日お話をしたいのは、自分よりも、誰か大切な人が落ち込んだり、自信をなくしているとき…。
「あなたは大学出だから…」
「キミは人当たりがいいから…」
「○○ちゃんって、ほにゃららって資格を持ってるから…」
というような、その人以外のものを理由(根拠)にして、それがあるから「自信を持っていいんだよ」なんて言ったところで、それは相手の心には突き刺さらない。
だって、理由をもとに相手を評価したら、それは言葉の裏側で「それがなかったらキミはダメだ」って前提を滑りこませているのと同じだ。
もちろん、意識レベルでは、それでも嬉しいかもしれないけど、それは、大学や、人当たりの良さや、資格を認めてるってだけで、相手そのものを認めてるわけじゃないから、心の奥底にある「本物の自信」にはつながらないんだ。
好きな人が落ち込んでいたら、自信を取り戻して欲しいってのは、当たり前の感情だ。
だったら「最初は」理屈や根拠を持ち出して、段階を踏みながら、相手を慰めたり、力づけたりするのもいいけど、やっぱり最終的には、
「あなただから…」
つまり、何の根拠もなく、相手そのものを本気で認めてあげることが大事なんだ。
キミ自身のことに置き換えて考えてみよう。
もし、キミが落ち込んだり、自信を失っているとき…誰かが本気で(これ、めちゃくちゃ重要)
「あなただから…大丈夫だよ。」
って言ってくれたら…最初は信じられなくても、何度も何度も本気で言われたら…今よりもほんの少し、自分に自信が持てるんじゃないかな?
相手だって同じだ。
「本気の応援団」はたった一人でもいいんだ。
そして、その人の
「あなただから…」
その一言で勇気が湧いてくるんだよ。