新近効果を使って、相手の心に「好印象」という置き土産を残す。 | モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

「あの人から好かれたい。」相手の心を揺さぶる人なら誰もが知っている潜在意識のお作法で、好きな人からモテるようになる「恋愛心理ストラテジー」。心理・催眠・NLP・コールドリーディング…すべてはモテるためである。

こんばんは。黒影@恋愛戦略家です。

「人との出会いは第一印象で決まる」

このブログでも何度かお伝えしてるし、キミ自身の経験からも、それについて異論はないだろう。

もしキミが、初めて女の子と会うときに、着古したヨレヨレのTシャツと、色あせたジーンズで、背中を丸めて、俯き加減に「こんにちは…」と挨拶したら「暗くてだらしない人」という印象を与えてしまう。

それに対して、パリっとしたジャケットと、きちんとプレスされたパンツ、清潔感のあるシャツを着て、背筋を伸ばして元気よく、とびっきりの笑顔で「こんにちは!」と挨拶すれば、やっぱり「明るく快活でしっかりとした人」という印象を与える。

そして、その印象はあとあとまで影響を及ぼすので、女の子とのコミュニケーションのなかで、やっぱり第一印象はとても重要なんだ。

じゃあ、最初の印象は絶対に覆すことはできないのか…というと、そんなことはない。もちろん、第一印象が相手を判断するうえで、かなりのウェイトを占めるのは事実だし、それを覆すのは容易ではない。けれども、人の印象に残りやすいタイミングがもう一つある。

それは、ズバリ別れ際だ。

ビッグスマイル
photo by Daniel Y. Go

「人との出会いは最後の印象で決まる」

これは「新近効果」(親近ではない)や「残存効果」と呼ばれるもので、人は複数の情報を処理するときに、時間的に現在に近い時点で触れた情報、つまり最後に触れた情報ほど記憶に残りやすい…というものだ。

記憶にとって最大の障害は「時間」だ。時間の経過とともに記憶の欠損が起こり、検索が難しくなり、やがて思い出せなくなる。けれども、新しい情報(つまり、最後に触れた情報)は、記憶の欠損がなく、瞬時に思い出しやすいんだ。

「終わりよければすべてよし」

なんて言われるけど、要はそのことだと思ってもらえばいい。

たとえば、仕事の打ち合わせとかで、最初はちょっととっつきにくいクライアントだったのに、別れ際にニッコリ笑いながら「よろしく頼むよ!」と、グッと握手をされて、良い印象を持った…なんてことはないだろうか?

もちろん、男女の恋愛関係でもそうだ。

多少、出だしでつまずいても、最後の印象が良ければ、それが相手の女の子に残りやすいってことだ。

今までの話を聞いていたキミは、

「でも…出会いは第一印象が一番大事だって言ったじゃん」
「最後の印象で決まるなんて…まるで正反対じゃん」


と、思うかもしれないけど、ここでキミに意識して欲しいのは、相手に残る印象という意味では、最初と最後、どちらも大事だってこと。

これまで話してきたとおり、初頭効果によって与えた印象は、あとあとまで残る。なぜならば、人は短期記憶を長期記憶として定着させるためにリハーサル(記憶の反復)というものをするけど、最初に提示された情報は、意識・無意識に関わらずそのことを繰り返し思い出す頻度が高いからだ。

そして、新近効果によって最後に与えた印象もまた、一番新しい情報なので、記憶の欠損が少なく再生率が高い。そして、相手の心に鮮烈に残るので、記憶を思い出しやすいんだ。

だから、別れ際には、背筋を伸ばして、ニッコリと笑顔で、爽やかに、そして快活に「今日はありがとう!すごく楽しかったよっ!」そう言いながら、グッと握手をする…。

新近効果は、まるで女の子の心に残す置き土産のようなもの。


相手がふとしたときにその記憶のフタを開けたときに、いい記憶を呼び起こせるように、別れ際には好印象を残すような言動を意識するんだ。