こんばんは。黒影@恋愛戦略家です。
女の子が落ち込んでいるとき、もしくは悩んで苦しんでいるときに、ついつい言ってしまう言葉。
「元気出して…頑張ってっ!!」
もちろん、キミは本気で彼女に元気になって欲しいし、頑張って欲しい…そう思っているからこそ出てくる、すごく親切で思いやりのあるように聞こえる言葉だ。
「うん…そうだね。がんばるっ!」
相手の女の子も、キミに「頑張れ」って言われて、気持ちを奮い立たせて、実際に元気になることもあるかもしれない。
でも…そんなときほど気をつけなきゃいけない。
それって、彼女は本当に元気が出たんだろうか?
そもそも「元気出しなよ!」って言われて元気が出るくらいなら、最初からそうしてるはず。
もしかしたら、「元気づけてくれた」キミに気を使って、ぜんぜん元気じゃないのに、無理やり元気が出たフリをする…なんてことになってないだろうか?
「空元気」
って言うけど、実は、心の中はまさに「空っぽ」だったりする場合も。
心が満たされない、空っぽのまま元気でいるなんて、落ち込んでいるよりも辛いことだよ。
彼女にそれを強いてしまったら、キミと一緒にいるたびに、辛い思いをしながら「元気」でいなきゃならないじゃないか。
悩んで落ち込んでる当人に気を使わせたりしたら、
「あなたと一緒にいたい」
なんて思ってくれるわけがない。
photo by Boston Public Library
女の子が悩んで、苦しんでいるとき…。
そんなときは、一緒に悩んで苦しんで、その子の気持ちをまずは「受けとめて」あげよう。
相手は泣いて、心にもないことを言って、不安や辛さをキミにぶつけるかもしれない。けれども、それをキミの、その大きく深く柔らかい「魔法のキャッチャーミット」で、どんな変化球でも受けとめてあげるんだ。
彼女の気持ちや感情をしっかり受けとめてあげると、相手はキミのその「ゆるぎない心」に安心感を覚える。(ラポールの構築)
「あぁ、この人だったら大丈夫」
そうやって安心すると、彼女はようやく落ち着いた心で「自分自身」を見つめることができるんだ。
もしかしたら、悩みごとの答えに気づいたり、気分が紛れたりして、彼女自身の内側から自然と「元気」が沸き上がってくる。
そして、最初はウソだった「うん。大丈夫」が、いつしか本物の「うん。大丈夫!」に変わるんだ。
ヘタすると、
「別にあんたのおかげで元気が出たわけじゃないんだからねっ!」
なんて言わちゃうかもしれない。でも…それでいいじゃないか。
「ボクのおかげで元気になった」なんて思いたいんだったら、そんなのはただの自己満足だよ。
キミのそんなチンケな気持ちよりも、本当に大事なのは、目の前にいるその彼女が「本物の元気」を取り戻すことなんだから。
それにね、彼女がキミのことを「気持ちを受けとめてくれる大きな存在」だと認めてくれたら…放っておいたって、彼女のほうからキミを求めてくる。
だって、ラポールが築かれた状態って、それを失いたくなくなるほど、最高に心地良い状態なんだから。