こんばんは。黒影@恋愛戦略家です。
ボクの友人に、とくにイケメンでもなく、身長も高いわけでもなく、ましてや金持ちでもないが、とにかく女の子と仲良くなるのがうまい男がいる。
女の子に対する抵抗感がなく、するっと自然に相手の懐に入り込むのがうまいといった感じ。
彼も、それは自分の武器と自覚していて、飲み会でも仕事関係の相手でも、すぐに仲良くなって…とにかく女の子の友だちが多い。
気に入った女の子には、躊躇なく電話番号やメアドを聞くし、人当たりもいい。つまり、条件的にはモテる可能性がめちゃくちゃ高いのだ。
女の子に話しかけるのが苦手…という人には羨ましい限りだが、なぜだか彼女ができない。
彼から相談を受けて、いろいろ話してみると…その原因が分かった。
例えば、女の子と飲みに行ったときに、その居酒屋のメニューで「コラーゲン鍋」が出てきた。
女の子はもちろん、
「わぁ!美味しそうっ!コラーゲンたっぷりだから、明日の朝はお肌ぷるぷるかもー!」
と大喜びだ。
そんなとき…彼は黙っていられないんだ。
「コラーゲンって、タンパク質の一種だから、体内では分解されなくてね、腸でも吸収されにくいんだよね。だから経口摂取しても、全然意味がないんだよ。あ、最近はコラーゲンを分解したコラーゲンペプチドっていうのもあるらしくて、それは体内に吸収されるかもしれないんだって。でも、あくまでも『かもしれない』ってことだけどね」
科学的にはまったくもって正しい答えだけど…
やっぱりモテの流儀という観点からは間違っている。
かといって、女の子の言葉に乗っかって「コラーゲンを食べたらお肌ぷるぷるー」と、ウソを言えばいいのかというと、それも、自身の精神衛生上よくない。
彼がモテるようになるには、じゃあどうするか。
答えは簡単だ。
photo by Billy Rowlinson
「コラーゲンが経口摂取では効果が期待できない」っていう科学的な事実を、ただ黙っていればいい。
男は、答えを求めたがる。そして、間違いがあれば正したくなる。
これは特に、自分は理性的で、頭がいいと思っている人が陥りがちなワナだ。
けれども、時としてそのコミュニケーションのなかで、「正解」が必ずしも正しいわけじゃない。
その場の雰囲気や、彼女の楽しい気持ちを壊さないようにする、配慮が必要なんだ。
もし、そのコラーゲン鍋が出てきた時に何か言うのであれば、
「ほんとだ!美味そうだね!」
と、彼女の感情に乗っかる。これが正解なんだ。