石~パワーストーンが大好き♪~ -33ページ目

石~パワーストーンが大好き♪~

パワーストーンのこととかスピリチュアル♪


「お久しぶりです。お元気ですか?」
その明るい声に私は思わず振り向きました。


新年の初売りに出かけた私は店内をウィンドウショッピングしていました。
声をかけてくれたのは気に入っていたショップの女性です。
そのショップは売り上げ不振で撤退していました。
おのずと彼女の姿も消えていました。
彼女の話によると、昨年4月に同じ店内の違うショップに採用されたのとの事です。

明るい笑顔で話す彼女の腕にはレッドタイガーアイのブレスが光っていました。
彼女が以前働いていたショップで買ったバッグを持っている私をみて喜んでくれました。
そのバッグは彼女が仕入れたのです。
再就職のお祝いをのべる私に彼女はこのブレスのおかげと話します。
振り返るといつも私に似合う洋服をすすめる商売上手な彼女でした。


レッドタイガーアイは仕事運や金運を上げます。
また、決断力や洞察力を高める石でもあります。
そしてそれらを最良の決断へと導いてくれます。
物事の本質を見極め、願望成就もさせてくれる石なのです。

忙しく働く彼女の邪魔にならないよう、早めに話を切り上げ、
遠巻きから私は彼女の働きぶりをみていました。
さりげない接客、それを売り上げとする姿はとてもさわやかです。
そんな彼女の働く姿をみて私は以前に彼女が
働いたお金で旅行にいくのが楽しみだと話してくれた事を思い出しました。



そんな彼女はいま、ッドタイガーアイの力を借り
仕事運と金運を上げ願望を達成しているのです。
新年早々、彼女の強い意志や明るさを分けて頂いた気持ちになりました。
旅行に行く楽しそうな彼女の姿を思い浮かべながらお店を後にしました。



夫の休日にときどき出かける魚菜市場はその名のとおり実用一点張りの魚と野菜、
その他の食料品に溢れる場所です。
その大きな店内の片端に小さなお花屋さんがあります。
初めは存在さえ知らずに食料品だけを買って帰宅していました。
2~3回くらい通っているうちにその花屋さんで可愛い女の子が店番をしているのを見かけました。
お花屋さんにまるで一輪の可憐な花が咲いているようにです。

お花が好きな私は引き込まれるように花屋さんに行きました。
切り花や鉢植えのお花を一生懸命に紹介し、説明してくれる彼女はとっても可愛いのです。
説明に熱が入った彼女の頬がポーっと赤くなりました。
そして鉢植えをもっている手を見ると何とも可愛いブレスをしています。



石の名前を聞くと苺インカローズと答えてくれました。
インカローズは恋愛成就の石です。
彼女には「苺ミルク」という名がピッタリです。
只今、彼氏募集中という彼女です。
未成年にみられる彼女は中々思い描く彼氏が現れてくれないそうです。

苺ミルクインカローズはルビーと同じエネルギーを持っている石です。
持つ人を豊かな愛情で満たしてくれるのです。
そして恋愛に対するエネルギーをアップさせてくれる石でもあるのです。




しばらく市場に行っていない私は夫を誘い出かけました。
そして気に入った彼女の花屋さんへ直行しました。
そこには未成年らしい男の子がエプロンをかけ働いているのです。
彼女に聞くと彼氏というのです。
休日バイトの求人で採用された高3の男の子です。
彼は花好きで応募したということです。
花好き同士が互いに好きになってしまったということなのです。

彼女は20歳、彼氏は年下の男の子です。
苺ローズの似合う彼女にピッタリの彼氏です。
二人でハートマークを出しながらお花のお手入れをしていました。


幸福そうな彼女の顔。
苺ローズのエネルギーで彼氏を暖かく包み込んでいる様子です。
帰り際、彼女は私にいいました。
「苺ローズのブレスをつけ働いていて良かった♪」

同性の私からみても彼女が苺インカローズを身に付けて働いている姿はとても魅力的でした。
彼女の彼氏になった男の子もそんな彼女の魅力に惹きつけられたのだと思います。
私のように極端に石の力を信じてブレスを身に付けていたわけでない彼女ですが、
結果的に苺インカローズの本来の働きである「恋愛成就」を彼女に達成させた
パワーストーンの力はやはり凄い!と思える出来事でした。



翡翠は東洋人が好む石として知られています。
古くは中国の皇帝が、第一婦人には翡翠・第二婦人にはダイヤを与えたという伝説もあります。
また華僑や商人が商談の際に護符として持ち歩いたという話もあります。
日本でも指輪などのジュエリーや帯止めとして女性が愛した石としても知られています。

「聖なる石」とも呼ばれ、持ち主の人生の成功や商売の繁盛を守護する石でもあるのです。
精神力も高めてくれます。
その反面、ストレスに対する浄化力もあり強いヒーリング効果があります。



定期的に通院している病院でいつも見かける老婦人は物静かな雰囲気の女性です。
服装は控えめながらセンスが良く、高級感漂う感じです。
順番を待っている婦人が私に話しかけました。
私がパワーストーンを腕に付けていたかららしいのです。
婦人も自分の腕につけているパワーストーンを見せてくれました。
「あなたも石が好きなのね。私は翡翠が大好きなのよ。」

それから婦人は身の上話を聞かせてくれました。
ご主人が一代で商売を起こし、結婚後も夜昼かまわず懸命に働いたそうです。
その結果、順風満帆なご主人はさらに商売の手を広げたとも話してくれました。
でも不運にもそれが失敗し、多額の負債を抱えることになったそうです。

ですが婦人はへこたれなかったそうです。
いつでも翡翠を身につけ今まで以上に働きました。
数少ない従業員にも辞めてもらう事も伝えたそうです。
しかし、夫婦の商売の基本は「人が財産」だといいました。
その二人の姿勢をみてきた従業員は今まで以上に血の滲むような働きをしてくれたのです。



現在、無事に負債も返済し長男が後を継いでくれたそうです。
息子夫婦の働く姿を見ていると若い頃の自分たちの姿に重なるとも話してくれました。

人間は逆境に立ったときに
どう対処するかでその人間の本質がわかるといわれます。
婦人は翡翠の力を信じて信念をもち見事に立ち直りました。
「今はちょっと健康を害したけれど私は治ると信じているの」
婦人はさらっと明るく話してくれました。まるで仏様のようなお顔でした。

私も年を重ねいつの日か死を迎えます。
その時に婦人のように信念をもち清々とした姿でありたいとそっと心に念じました。