昨日、ちょこっとだけ『ETV特集』を見ていた。
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ETV特集 生き残った日本人へ
-高村薫 復興を問う-
【Eテレ】3月18日(日) 午後10時00分~
作家・高村薫(58)は、大阪の自宅にこもったまま、
猫といっしょに震災後の日本をじっと観察している。
未曾有の大震災は、これから人間と国家を決定的に変えていく。
そう直感しているからだ。
『奪われた膨大な命の上に、生き残った人間は、
どのような未来を描くべきか。』
番組では、震災1か月から定期的に高村のロングインタビューを行い、
悩みや・葛藤も含めたありのままの思索に寄り添う。
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私は彼女の作品を読んだことが無いが、
相当に高尚な作品を描く人なんだろうなということが、
インタビューからも伝わってきた。
高村さん曰く、
『震災以前の日本はどうだったのか?
少子高齢化・不況・過疎・原発問題…
震災以前の日本の状況はどうだったのか。
震災が起こって出来た問題は、
ただ、震災以前からあった問題が顕在化されただけ、
抱えていた問題が浮き彫りになっただけである。』
『なので、震災前と全く同じに復興をしても、
問題は山積したままであり、震災前と同じにするのではなく、
根本的に、まったく新しい事を擁立し変革することを考えないと、
同じことがまた起こり得る。』
その通りだと思う。素晴らしい洞察力と思う。
ただ…………… 正直に言うと、
高村さんも、私も、
デッカイ家に、調度品の揃った居心地の良い家から、
そんな発信したって、、、 説得力がない。
私はそこにヤキモキする。
家族が元気で、帰る家があって、温かい食事があって、
お風呂に入って、ホコホコのお布団で寝て、
何不自由なく暮らしている。
かたや同じ国の一方では、
何よりも大事な人やモノ、
何もかもなくして、
どん底から「頑張れ」って言われても、
もうこれ以上何を、どう頑張ったらいいか分からない、
打ちひしがれてる人が、大勢居る。
世界を見渡したって、
明日、飲める水が無い人だっている。
とにかく、もう、
3.11以前の暮らしを繰り返すことは出来ないんだという自覚を
もっと持ちたい。
この震災で生き残った私達。
自覚は無くとも、明らかに生き残った私達がすべき、責任がある。
分かってるんやん。
分かってて、毎日毎日毎日、
私に何が出来るのかを、
どこに居ても何をしてても考えてる。
考え続けてるけど、
自分の生活をどこまで奉仕できるかの、
ギリギリの交渉を
自分の中で、毎日毎日考え続けてる。
その答えが出なくって、
考えるより「アクション」ってわかってて出来てなくて、
時間ばかりが過ぎていくことに、いらだってばかりの日々。
イライラから、創造出来るものなんて何もない。
分かってて、でも・・・・・
久しぶりの日記にしては、暗すぎですね・・・(汗)