-高村薫 復興を問う- | 7世代先の事を想って・・・ 

7世代先の事を想って・・・ 

インディアンは自分のことでも、自分の世代のことでもなく、来るべき世代の孫や、まだ生まれていな大地からやってくる新しい生命に思いをはせた。3.11以降、それ以前と同じ生活は出来ないよ・・じゃ、どうする?ココロからのメッセージを書き留めたいと想っています。

昨日、ちょこっとだけ『ETV特集』を見ていた。



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜

ETV特集 生き残った日本人へ
-高村薫 復興を問う-
【Eテレ】3月18日(日) 午後10時00分~

作家・高村薫(58)は、大阪の自宅にこもったまま、
猫といっしょに震災後の日本をじっと観察している。

未曾有の大震災は、これから人間と国家を決定的に変えていく。
そう直感しているからだ。


『奪われた膨大な命の上に、生き残った人間は、
どのような未来を描くべきか。』

番組では、震災1か月から定期的に高村のロングインタビューを行い、
悩みや・葛藤も含めたありのままの思索に寄り添う。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


私は彼女の作品を読んだことが無いが、
相当に高尚な作品を描く人なんだろうなということが、
インタビューからも伝わってきた。



高村さん曰く、

『震災以前の日本はどうだったのか?

少子高齢化・不況・過疎・原発問題…


震災以前の日本の状況はどうだったのか。

震災が起こって出来た問題は、
ただ、震災以前からあった問題が顕在化されただけ、
抱えていた問題が浮き彫りになっただけである。』



『なので、震災前と全く同じに復興をしても、
問題は山積したままであり、震災前と同じにするのではなく、
根本的に、まったく新しい事を擁立し変革することを考えないと、

同じことがまた起こり得る。』




その通りだと思う。素晴らしい洞察力と思う。


ただ…………… 正直に言うと、



高村さんも、私も、



デッカイ家に、調度品の揃った居心地の良い家から、



そんな発信したって、、、 説得力がない。



私はそこにヤキモキする。


家族が元気で、帰る家があって、温かい食事があって、

お風呂に入って、ホコホコのお布団で寝て、

何不自由なく暮らしている。


かたや同じ国の一方では、



何よりも大事な人やモノ、



何もかもなくして、



どん底から「頑張れ」って言われても、


もうこれ以上何を、どう頑張ったらいいか分からない、


打ちひしがれてる人が、大勢居る。




世界を見渡したって、

明日、飲める水が無い人だっている。


とにかく、もう、



3.11以前の暮らしを繰り返すことは出来ないんだという自覚を

もっと持ちたい。


この震災で生き残った私達。

自覚は無くとも、明らかに生き残った私達がすべき、責任がある。


分かってるんやん。



分かってて、毎日毎日毎日、



私に何が出来るのかを、

どこに居ても何をしてても考えてる。



考え続けてるけど、

自分の生活をどこまで奉仕できるかの、


ギリギリの交渉を

自分の中で、毎日毎日考え続けてる。


その答えが出なくって、

考えるより「アクション」ってわかってて出来てなくて、

時間ばかりが過ぎていくことに、いらだってばかりの日々。


イライラから、創造出来るものなんて何もない。


分かってて、でも・・・・・


久しぶりの日記にしては、暗すぎですね・・・(汗)