Jリーグを世界標準へ! -33ページ目

Jリーグを世界標準へ!

自分の国のサッカーを愛してこそ真のフットボーラー。


埼玉スタジアムに56,000人を集めたこの試合。

土砂降りの雨にも関わらずこんなに多くのサポーターが応援に駆けつけた事を浦和、鹿島問わず喜びましょう。


鹿島席は普段より広めに確保されていましたがそれでも席が不足するくらいの大応援団でした。素晴らしい熱気が篭ったサポーターの皆さんですね。対する浦和も日本一の熱狂でお出迎えです。


この対戦は試合前から色々な意味で期待大の試合でした。


1)小野、長谷部、三都主 vs 小笠原、本山 といった日本代表MF枠争い

2)昨年のアルパイ事件の因縁

3)首位奪還を目指す浦和と上位進出を狙う鹿島の勝点争い


2のアルパイ事件では選手同士だけでなく、エンゲルスコーチまでもが鈴木隆行選手(現レッドスター所属)の挑発で熱くなって会場全体が不穏な空気に包まれた出来事でした。


しかし世の中の注目はなんといっても1の日本代表MF枠の争いです。


激しいMF争いで試合も盛り上がるだろうと予測されました。



・・・が、浦和のワンサイドゲームで、そんな事はありませんでした。



試合終了後の浦和の勝利の余韻が引けてきた頃、自分の中に残ったものは激しい嫌悪感でした。



何に対してかというと、小笠原満男選手のプレーへの嫌悪感です。



この日の鹿島サポーターは今季の埼スタ対戦チームの中で最も激しい応援で、声や拍手も大きかったです。土砂降りの雨の中も上半身裸で応援している人たちもいました。0-4になっても変わらず熱い声援を送っていました。


その最高に心強く、ありがたい環境の中、負けている以上は1点でも多く返していくために選手たちは必死にプレーをしなければなりません。サポーターあってのプロなわけですし。


しかし彼の取った行動は、サポーターのその思いを聞いてるのかどうかわからないような対応でした。


後半リードされている中で何本もあったコーナーキック。

小笠原選手が蹴るためにコーナーに向かいます。ポジション的には鹿島サポーターの前。サポーターの声も俄然大きくなります。


しかし、彼はのんびりとたらたら歩いてコーナーに向かい、簡単にニアに蹴り続けていました。


正直、ありえないですよね。彼の視界にはサポーターはいないような態度です。


主力がこれですから、当然他の選手にもそれは伝播します。

リードされている後半、FKを得たのに転がっているボールを誰も追いかけようとせずただ突っ立って誰かが拾うのを待っていた鹿島の若手選手たち。



これが9冠を極めた王者の姿ですか?



この小笠原選手のプレーを見ていたジーコ監督はどう思ったのでしょう。

これがジーコのやりたいサッカーなのでしょうか?


こういう選手を代表に呼びたいのでしょうか?



ジェフ千葉戦で巻選手の必死さを見た後だけに、この『代表の座安泰』ムードが漂う小笠原選手の気の緩みが気に入りません。


鹿島サポーターが本当に気の毒でした。


Jリーグを愛する者たちへの侮辱です。




久々の登場の松木安太郎さん。


松木さん1

今日はBSでクイズワールドカップの解説員として参加です。

会場のちびっこたちは松木安太郎さんがあの黄金期のヴェルディ川崎を率いていた事など露知らず、カズ、ラモスの育ての親であった栄光の時代もいまや昔で子供たちは普通に松木安太郎さんをスルー・・・。


松木さん2

ペレとの思い出を聞かれ熱っぽく語る松木安太郎さん。



松木さん3

よく聞くとペレとの思い出は『飛行機の中ですれ違ったこと』だそうです。



松木さん4

司会者に『たったそんだけですか!』と突っ込まれ『そうなんですそうなんです』と軽快に答える松木さん。


松木さん5

松木さんの現役時代のニックネームが『火の玉小僧』という事を披露されて照れ隠しにおどけてみせる松木安太郎さん。





ちょっと暴走気味の松木安太郎さんのトークに司会者陣も・・・。






司会者

目を伏し目がちに・・・。



それでも私たちは松木安太郎さんが大好きです。

彼はいつか海を渡ってくれるものと信じつつ、久々の松木安太郎さんコーナーでした。



『REDS ROOM』 『Jリーグを世界標準へ-FORZAガッツリーゾ!』のコラボで下記取り組みをはじめました。


こんにちは。管理人のガッツリーゾです。

日頃から『Jリーグを世界標準へ-FORZAガッツリーゾ!』にご来訪いただきありがとうございます。

今日は読者の皆さんにお知らせがあります。


下記に陸上選手の為末大選手のサイトURLを掲載します。

http://tamesue.cocolog-nifty.com/samurai/2006/04/post_bc66.html


アテネ五輪砲丸投げ代表だった森千夏選手が虫垂癌という難病と闘っているそうです。余命宣告されているそうですがそれでもなお最後まで闘おうとしているそうです。


サッカーもロスタイムで大逆転する事があります。皆さんもそれを見たことがあるのではないでしょうか。


サッカーには奇跡がある。

そんな奇跡を森さんにも起こしてもらいたいと思っています。

ロスタイムになっても諦めない。

勝利がくると信じ続けて闘い続けるサッカーサポーターの皆さんのあのスタジアムで見せる凄まじい迫力、パワー、強い思い、勇気がを森選手に少しでも多く伝わればと思っています。


情報の少ない病気だそうなので、情報提供を募られています。


おかげさまで読者が増えてきましたので、それを活かした協力の仕方をさせていただきました。


さぁ現役復帰を目指して・・・


VAMOS CHINATSU!!


今後とも『Jリーグを世界標準へ-FORZAガッツリーゾ』をどうぞ宜しくお願い申し上げます。





皆さんのBlogにおかれましても同様の内容をコピペで構いませんのでお願いできますと幸いです。プロスポーツで最もサポーターの熱狂度が高いのがサッカーだと僕は思っています。


その熱狂で応援をすれば病気も吹っ飛ばせると信じつつ。



ジーコ日本代表監督が観戦する御前試合となったこの試合は、首位の浦和を千葉が破りました。


ジェフユナイテッド市原・千葉 2-0 浦和レッドダイヤモンズ

(千葉)巻、中島


千葉は昨年ブレイクした走るサッカーを展開します。出足の早いサッカーで強烈なフォアチェックをかけて浦和にゆっくりボール回しをさせません。浦和としてはなんとか立て直そうとDFラインでリズムを作ろうとしますが、DFラインでもボールをまわすのが大変なくらい千葉の尋常でない走るサッカーに翻弄された形となりました。


先制は後半28分、羽生選手が前線にいれた縦パスからはじまりました。


先制1

羽生選手から巻選手に縦パスがはいります。クルプニコビッチ選手が左のスペースに飛び込んで行きます。


先制2

相手のDFを引き付けた巻選手が左サイドに突っ込んできたクルプニコビッチ選手にパスをします。


先制3

巻選手からパスをうけたクルプニコビッチ選手がクロスを上げようとしますが、ボールにつられたのかクルプニコビッチ選手に浦和DFが2人つきにいって巻選手を離してしまっています。


先制4

クルプニコビッチ選手が佐藤勇選手にクロスを入れます。坪井選手は佐藤選手につくため、巻選手は内舘選手が見ないといけません。しかし巻選手を離してしまっている上、バイタルエリアを含む広大なスペースを作ってしまっているので巻選手にどうぞ走りこんでくださいと言わんばかりの状態になっています。DFラインが浦和DF2人の所に千葉が3人突っ込んでおり、この時点で勝負ありという状況ともいえます。


先制5

巻選手は佐藤選手が落としたボールをダイレクトで蹴りこみゴールを奪います。坪井選手が佐藤選手から巻選手にスイッチして足を投げ出していますが間に合いません。しかし坪井選手の責任ではなく、内舘選手のカバーリングの遅れが響いた形になってしまいました。



2点目は後半44分、浦和が反撃にでて超攻撃的になっている所を千葉がカウンターで決めました。

追加点

DFラインは3人揃っている中、中島選手が1人で飛び出しはじめます。


追加点2

坪井、内舘の両選手はオフサイドを狙ったのでしょうか、パスに対しての出足が鈍いです。


追加点3

浦和DF2人に対して千葉は1人。内は細貝選手がきってますからこの段階ではまだ危険なシーンではありません。


追加点4

しかし、中島選手の侵入をそのまま許し、最後のシュートにまで持ち込まれて追加点を奪われます。


追加点5


更に。

追加点6

内舘選手が簡単にシュートを打たせています。十分追いついているものの、足を出してブロックに行くなどの意識をみせていません。山岸選手のポジションの悪さも重なり、中島選手にとっては明確に大きなシュートコースが見えていたと思います。


浦和は球際での強さが失われつつあります。ボールへの執着心の差が出たこの試合だったと思います。




昨年11月23日に情熱の国スペインで最も熱いダービーについての記事を書きました。

http://ameblo.jp/lovesc/entry-10006417182.html


ダービーマッチとは欧州においてはリーグ戦の成績に関わらず重要な試合です。

当時の記事から抜粋しますと・・・


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生活母体の対立ですから、それはもう半端じゃないくらい熱いです。

ダービーが近づくにつれ、町は完全に2分化されベティコ(ベティスファンのこと)とセビジスタ(セビージャファンのこと)はしばしば町のメインストリートで衝突します。

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産業道路で衝突せよとは言いませんが、それくらい熱い試合になってほしいダービーが行われました。





埼玉県さいたま市緑区(旧浦和市)

浦和レッドダイヤモンズ (ホーム) 2006年Jリーグ 第3位(第9節終了時)

                   VS

埼玉県さいたま市大宮区(旧大宮市)

大宮アルディージャ(ビジター) 2006年Jリーグ第12位(第9節終了時)




現在埼玉県の県庁所在地のあるさいたま市にある2チームの戦いです。

元々は浦和市、大宮市にわかれていた2市ですが、合併で1つになり埼玉県内の2チームから、同じ市に2チームという過激な遭遇という状態になりました。


登記上、同じ市を拠点とするJ1チームが複数いるのは日本でもさいたま市のみです。さいたま市民がほとんどサッカーファンだとしたら、市民の今年1年の生活にも大きく影響してくる一戦ともいえます。日本版「アンダルシアダービー」として熱く激しい戦いが期待されます。


不測の事態により、スタジアムには試合開始に間に合わず15分近く遅れての到着。この日はレプリカデーという事で赤い服を着用しようとサポーターの間で声があがっていたので、到着して驚いたのがこの真っ赤加減。


赤すぎる!


普段黒い服をきて熱い応援をしているサポーターズクラブの人たちもどうやら赤い服のようで、おまけにこの時間帯は旗も出していなかったので本当に赤いんです。



試合は開始早々から荒れ模様に。大宮FWの桜井選手が浦和MF鈴木啓太選手を殴打して鈴木啓太選手が頭を抱えて倒れこむなど、順位の差関係無しに盛り上がりを見せます。そしてこの試合には浦和FW田中達也選手を昨年負傷させて長期離脱に追い込んだ大宮DF土屋選手(当時は柏に在籍)も出場しており、土屋選手がボールに触れるたびに5万人以上のブーイングが飛び続けました。


スタジアムとピッチがリンクしたような不穏な空気の漂う中で、試合は両チーム共に決定打を撃てずに膠着状態がしばらく続きました。


この試合は前節2失点した浦和がどう守備を立て直してくるのかという点が1つのポイントでもありました。ベッケンバウアーやマテウスが愛したドイツ式リベロを模倣した闘莉王選手のポジショニングが前節の失点にも繋がっているため、個人的にも注目をしていました。


まず、大宮はこの試合の攻めのポイントを左サイドに置いていたように見えます。

浦和エリア

前節の2失点が堀之内選手のサイドから決められているせいか、大宮は得点に絡む働きをする小林大悟選手と相性の良い桜井選手を左に置き、堀之内選手のエリアを支配してのチャンスメイクを目指しました。


そして中には吉原選手ではなく、身長のある森田選手を置きました。これも1つの大きなコンセプトが見えまして、堀之内エリアに動きのある桜井選手を置くことで堀之内選手がそこをケアし続ける必要があります。桜井選手が動いてできたスペースに小林大悟選手が走りこんでいくわけですが、ここに鈴木啓太選手がつきます。場合によっては逆のマークのケースもありますが、攻めと守備の人数が同数というのは守備にとっては非常に危険な状態です。そこでセンターバックの闘莉王選手がフォローに入りたいところですが、中央に身長のある188cmの森田選手がいるために、坪井選手1人では空中戦に負ける恐れがあり、185cmの闘莉王選手が中央に残らざるを得ません。これが大宮が170cmの吉原選手をこの位置においていたなら179cmの坪井選手で十分ケアできますが。


浦和の失点ケースが多いサイドから崩して中央にあげてゴールを決める。これが大宮三浦監督が描いた攻めの戦術の1つだったのではないでしょうか。


しかし後にグラウ選手を投入せざるを得なかったように、三浦監督の戦術には誤算がありました。まずは森田選手の得点力の問題です。同じく身長のあるワシントン選手と比較しても、得点能力が高いわけでもなく、ましてや足元の技術があるわけでもない。そしてフィジカルでも闘莉王選手に負けていたりとクロスがあがっても決められずにそこで終わる攻めになっていました。これではたとえ崩したとしても浦和としては最後に体を当ててコースを切れば怖くないという意識になります。


実際攻め込まれるシーンが多かったのですが、本当にひやりとするシーンは皆無の状態でした。組み立てはひやりとさせられる事があっても、フィニッシュの段階では「あぁ無理だな」という感じでしょうか。


浦和を崩すために高さを使っても通用しないというのは既にゼロックススーパーカップでガンバ大阪が見せています。そこから学んだガンバ大阪は同カードの開幕戦で、裏に抜ける動きからの攻撃で浦和に攻め込み、ドローに持ち込みました。また、浦和に初黒星をつけた清水もマルキーニョス選手の裏への飛び出しからの得点となりました。


それに気がついてかどうかはわかりませんが、後半になって裏に飛び込めるグラウ選手を投入してきましたが、大宮の選手が浦和の激しいプレスにスタミナを奪われたあとでしたので、ポゼッションは既に浦和にあり、グラウ選手の良さを出す事ができませんでした。


そうこうしているうちに、前半32分にワシントン選手が大宮DFのミスを逃さず1人で3人をかわしてゴールを決めました。

ワシントン先制

トニーニョ選手ともう1人の大宮DFの選手が2人でボールに行ってしまった為に、ワシントン選手にうまく体を入れられてそのままDF2人を引きずりながらGKもかわしてゴールとなりました。


4バックが1トップに崩されるのはディフェンダーとしては責任が重いものです。レフト、センター、ライトとエリアを3つに区切るとしたらその3つのディフェンスエリアを4人で守っているわけです。対して浦和の場合はその3つのエリアをワシントン選手1人で侵入していくわけですから、ここはファールをしてでも止めなければいけないシーンです。


そして前半は終了。

ハーフタイムの時の大宮サポーターの皆さん。びっちりオレンジです。さすがダービー。

大宮サポーター



前半終了間際に都築選手が負傷したため、後半は山岸選手がGKとして入りました。


後半は浦和は追加点、大宮は同点を狙って攻撃のキーマンを投入してきます。浦和は復帰試合でゴールを決めて波にのる永井選手、大宮は前述のグラウ選手です。このグラウ選手。くどいくらいこのBlogでも言い続けてきましたが、とても良い選手です。個人的に好きな選手の1人です。小林大悟選手のスルーパスを裏でもらえる選手が入った事で浦和DF陣にとっては辛抱の時間帯になるかと思われました。


しかし、既にポゼッションは浦和にあり、激しいフォアチェックにより大宮は攻撃ができません。逆に畳み掛ける浦和は永井選手が2試合連続となるゴールを決めて突き放します。


浦和スタンドのボルテージもかなりあがっていきます。

ゴール!


選手たちを中心に旗を振り、熱狂するサポーター。

この写真を見て1つ思った事があります。


民衆を率いる自由の女神


この絵はドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」です。

女神が選手だとして、後ろで続く民衆がサポーター。この絵とレッズがとてもだぶるんです。フランスの7月革命ですから旗はトリコロールですが、赤はレッズの赤ですから、余計にそう感じます。ダービーの熱狂が民衆の熱狂とだぶらせたのでしょう。


もっと言えば世界に挑むJリーグにも見えます。

赤=浦和レッズ、青=ガンバ大阪。

現在のJリーグを象徴する2チームがアジア、欧州を制覇していく姿に。




そしてこのまま試合は2-0で浦和の完勝で終了しました。

試合終了



この試合は何度か見えた大宮のマークの約束事の不徹底が致命的でした。受け渡すのか、マーカーが最後まで突いていくのかが非常に不透明だったと思います。また、気持ちの面でも暴力に反映されていくような稚拙な荒さだけが前にでて、得点を取って勝利する事への闘争心が足りなかったと思います。


そういう意味でも言葉は厳しいですが、大宮は浦和と「ダービー」という冠をいだいて戦うレベルでない・・・むしろ浦和に差を空けられたという事が言えると思います。


大宮にダービーの主役の1人としての盛り上がりを期待していましたが、なんとも残念な虚しいプレースタイルとなりました。



一方の浦和は、清水戦の敗北後、ナビスコ含めて2連勝です。

守備も堀之内サイドを狙われていましたが、清水戦で得た課題をきっちりとクリアして集中できていましたので、さすが堀之内選手だと思いました。


闘莉王選手と共に要所でオーバーラップも見せましたので、大宮にとってはフォーメーション上、本来いるはずのない選手の侵入で解決できない問題が生じていました。


この「解決できない問題」を相手エリアで発生させるのが今年の浦和の1つの売りでもあり、この問題を解決するには先制する事が必須となり、その後にフォーメーションを崩してマーカーをつけるという清水の長谷川健太監督が採用した戦術しか現状はなさそうに思えます。


解決できない存在とはありえない存在であり、相手ディフェンダーにとってはアリエナイ瞬間となります。


まさにAmazing J!



さいたま市ダービーが名物ダービーとなり、「アンダルシアダービー」のような俗称が付けられるようになるのはいつになるのでしょうか。その為にも大宮には頑張ってもらわないといけないような気がします。



それでは試合の途中で撮影したものをどうぞ。

ダービー勝利

ダービー勝利に沸くサポーター



びっちり真っ赤。

5万人台の迫力はすごいですね。


旗が多い

勝利後にタオルやマフラーをかざして歌う「We are Diamonds」。


試合終了後

試合終了後の挨拶。


ワシントン

先制ゴールを決めたワシントン選手




さいたま市ダービーは通算で浦和の10勝2敗となりました。

浦和レッズ、公式戦通算603試合目のゲームでした。






反政府運動への弾圧が強まるベラルーシの首都ミンスクで若者たちの無言のデモがあったそうです。


ベラルーシといえば、欧州チャンピオンズリーグの決勝に進んだプレミアリーグ・アーセナル所属のアレッサンドロ・フレブ選手の出身国でもあります。格闘技ではアレクセイ・イグナショフ選手が活躍したりと、東欧のスポーツ先進国でもあります。


古くは当時イングランドを破るなど世界最強国とも言われたハンガリーがソビエト連邦の侵攻(ハンガリー動乱)による残忍な鎮圧で主力を失う事もありました。日本でもプロ野球で巨人のエースだった沢村栄治投手をはじめとした選手たちが太平洋戦争で亡くなっています。


かつてキャプテン翼で翼くんがサッカーで戦争をなくしたいと伝えた事がありましたが、いつになったら平和な時代がくるのでしょうか。


ベラルーシに血が流れない事を祈るばかりです。


浦和レッズオフィシャルサイトの壁紙ダウンロードコーナーのこの写真に自分が載っていました!

驚きました。


でちゃった!


子供の頃、磐田、清水のダービー時に観戦したらSBSテレビの映像に出ていたとき以来の全国区です。友達もバッチリうつってます。


浦和レッズの17試合、半年振り?の黒星に前回黒星を書いたのはいつだろうかと考えると昨秋まで遡ります。


そう考えると貴重な黒星となったこの浦和の対清水戦。もう少し見てみる価値がありそうですね。今季前半戦のベストバウトの1試合とも言える死闘をもう1度見てみましょう。デジカメで撮影するのが疲れたのでイラストで今日は解説です。


清水戦をTV観戦できたなかった皆さん、準備はよろしいでしょうか?



まず両チームのスタメンはこのようになりました。

スタメン


ホーム清水は4・4・2、アウエー浦和レッズは3・6・1で従来通りです。



試合開始直後から浦和が仕掛けます。左サイドから山田選手がするりと抜け出してワシントン選手にセンタリングをあげますが、清水のDFによってはじかれます。今日も浦和ペースか?と思われました。


しかし大方の予想に反して清水がポゼッションを奪い、前半の半分近くを清水のゲームで進みました。そして前半も半ばに近づいた頃、浦和・ポンテ選手のファールからのクイックリスタートで清水が先制します。


清水先制点


この先制点は浦和ディフェンス陣の実績(今季8試合4失点)による信頼感が油断となったケースでした。清水は藤本選手がクイックリスタートで兵働選手に繋ぎ、兵藤選手は素早くスペースに走りこんだマルキーニョス選手へスルーパスを出し、マルキーニョス選手は堀之内選手を振り払ってゴールを決めました。堀之内選手は後ろから追いかけざるをえない位置になってしまっており、マルキーニョス選手がボールを受けた段階で勝負ありという状況でした。


ちなみにこの時鈴木啓太選手は兵働選手に、堀之内選手はマルキーニョス選手に、坪井選手はチョ選手につきましたが、闘莉王選手が戻りきれていませんでした。通常揃うべき3バックのうち1人が欠け、実質2バックの状態になっており慌てて逆サイドから戻ってきた三都主選手も間に合いませんでした。この前のプレーでは闘莉王選手が前線にあがった状態でのカウンターを跳ね返したあとのファールでしたので、再度の攻め上がりを見せていたところでのファールです。つまり闘莉王選手は走り始めていた為に高い位置にいました。一方他の選手はポンテ選手のファールに対する抗議のためにセンターライン沿いにいた家本主審のそばにかけよっており、闘莉王選手が上がった際に本来カバーリングに入るはずの鈴木啓太選手も比較的右側の位置で兵藤選手についていました。これによりDFは2枚になり、清水は前線にマルキーニョス選手とチョ選手が残っていた為に2対2と数的には清水が有利な状況が発生しました。清水の狙いはまさにこれで、高い位置でプレーする浦和に対して、DFが2人になったとき、つまり鈴木啓太選手や長谷部選手といったボランチがDFラインに参加しきれてない瞬間を狙っていました。闘莉王選手のオーバーラップは相手が1トップの時は2バックで対応できるので効果的ですが、相手が2枚FWに置いた場合は、かなり危険な賭けになる事が改めて証明された形となりました。


2点目は浦和が簡単なプレーをしたことによって生まれました。


清水追加点


闘莉王選手が兵藤選手に簡単にクロスをあげさせてしまっています。右サイドを駆け上がる兵藤選手にプレッシャーを闘莉王選手がかけたところまでは問題ないのですが、内のDFの枚数が足りている事があったからか、あっさりと精度の高いクロスをあげさせてしまいました。ニアに2人が飛び込む素振りをみせながら、ボールはファーのチョ選手へ。しかしチョ選手には堀之内選手がついています。しかし、寄せが甘くチョ選手に胸トラップの余裕を与え、リフティングで振られたあとにシュートを決められてしまいました。空中にボールがある時は体を寄せてチョ選手に十分なシュート体制を与えないようにするべきだったかもしれません。


前半、マルキーニョス選手に胸トラップを山田選手が許していましたが、危険なエリアでの体の寄せがファールを気にしてか不十分かなと感じるシーンが多かったです。一方の清水はワシントン選手に対してとりあえず数名で体を当てて十分なシュート体勢を与えなかったという点で徹底していましたね。



守備のクオリティが高く、カバーリングに秀でており、特にカウンターの際に危険なスペースをあっという間に埋めてしまう浦和に対して、アタッキングゾーン内でパスをまわす回数を増やせば増やすほど得点機会は失われていきます。基本的には3パス以内でおさめないとまず浦和から得点を奪う事は難しくなります。実際、この試合もそれぞれ2パスで得点までもっていきました。



4バックへの対応


4~6バックと清水は時間がたつにつれてDFの数を増やしていきましたが、DFに人数を多く割く場合、ラインコントロールが徐々に難しくなっていくため、攻め側としては裏を取りやすくなります。しかし、冷静さを欠いた浦和は裏を取るよりも、いつも以上にワシントン選手、闘莉王選手に当てていく戦術を取りました。特に清水はフラットバックですのでラインコントロールはしておらず、ラインコントロールよりもむしろバイタルエリアへの対応や人への対応を重視していました。


また、6バックにもなると、ボールの出所よりもむしろボールの出た先を潰す事に効果を発揮するため、ボールの出所であるボールホルダーへのプレッシャーは少なく、ドリブルで突破するほうが効果が高くなります。特に清水はマークの受け渡しについてが、ワシントン選手を軸としているものであるため、ドリブラーが侵入してきた時の決まりごとが少し緩い感じがありました。


浦和の反撃の多くが長谷部選手、三都主選手、ポンテ選手のドリブルからはじまっていた事からも、清水が足元プレーヤーの多い浦和への対応策として、パスの出先を潰す事にプライオリティを置いていたという事がわかると思います。下図はドリブルで崩した象徴的なシーンです。


長谷部ドリブル


センターサークル付近から流れてきてボールを受けた長谷部選手が前を向いた時、前には3人のDFがいます。しかし三都主選手が左サイドに流れる素振りを見せて内に切れ込んだときに清水DF陣が一瞬躊躇して長谷部選手のコースを空けてしまったために、そこに長谷部選手が突っ込んで3人を置き去りにしました。最終的に清水DFがワシントン選手の前にでてカットしたため得点には至りませんでしたが、長谷部選手のドリブル技術の高さ、1人での展開高威力を改めて認識できたと同時に、ドリブルへの対応という点で清水DF陣が対応しきれていないというのがわかるシーンでした。



次は三都主選手の崩しです。

三都主ニア


この図をみて既に気がついたかたがいらっしゃるかと思いますが、最近の三都主選手のクロスはニアへ精度の高いクロスがはいっています。代表戦での佐藤選手のゴールを導いたのもニアへのクロス、そして先日の京都戦での長谷部選手のゴールもこの位置でした。このときも中央で長谷部選手がドリブルで持ち込んでから左サイドに流し、そこから三都主選手がクロスをあげると同時にワシントン選手がニアへ走りこんでいました。ここも清水DFがワシントン選手をきっちりマークしていたので得点には至りませんが、浦和としては理想的な崩し方ができています。


そして2-1で清水リードで後半にはいりますが、後半は浦和と清水の両チームがお互いの持ち駒を存分に使い尽くしての総力戦となりました。


まずは後半開始時。浦和は内舘選手を平川選手に代えていれてきます。

後半開始


浦和はこれまでリベロ的な動きで前線にも絡んで得点をあげてきた闘莉王選手を守備の負担を軽くするためにボランチにあげてきました。同時に長谷部選手を1列前にあげて、2列目の山田選手を右サイドに戻しました。DFラインは闘莉王選手のいたセンターに堀之内選手を動かし、右サイドに内舘選手がはいる形になりました。


岡野IN


終盤、岡野選手を入れたあたりのフォーメーションです。浦和がより前懸かりの3・1・4・2で清水がかなり守備的な4・3・2・1というフォーメーションです。常に浦和と同等の人数を割くという清水の意図が見えてきます。



坪井退場


坪井選手が2枚目のイエローで退場したあたりのフォーメーションです。

浦和は実質2バックの2・1・2・4の4トップ、清水は闘莉王選手、岡野選手にマンツーマンをつけての5・3・1・1になっています。最終ラインを常に1人余らせておいて個人の能力で劣る部分をカバーしていますが、壮絶な5バックでした。



その5バックに対しての浦和の対処方法の1つがサイドから崩しで中央の相手の人数を減らすという方法で、岡野選手投入もその1つの選択肢のようでした。そしてサイドからの崩しがうまくいったときは決定的なシーンを作っていました。


サイドからの崩し


浦和はゴール前でパスをまわしすぎて渋滞を起こすシーンが多いのですが、ここではサイドの浅い位置でパスをまわし、そのあとワンツーとドリブルを使ったスピードのある攻撃でアタッキングエリアで3パスでシュートまで持ち込めています。清水DFもセンターラインを超えたところでのフォアチェックは行いませんでしたがラインを超えられたら動きますので、その位置でのパス回しで徐々にDFがサイドに固まり始め、中央ががら空きという事態になっていました。守備を固くするチームに対してはいかにゴール前から引きずり出すかが1つのポイントになります。


そして早い攻撃といえばこのシーンも強烈でした。

三都主シミュレーション


三都主選手がシミュレーションをとられたシーンですが、浦和がカウンターを仕掛けた時、長谷部選手がオフサイドの位置にいるためにDFがラインをあげてラインコントロールによってカウンターの威力を弱めようと動きましたが、ボールが出た後に大外でぎりぎりの位置で我慢していた三都主選手が飛び出してキーパーと1対1になります。清水DFは長谷部選手へのラインコントロールに意識しすぎて外の三都主選手への対応がかなり遅れてしまいました。フラットラインの欠点が、「関与しなければセーフ」という新オフサイドルールによってもろに出る形になりました。


こうしてみると、両チームが持ち味を出した好ゲームだったと思います。



それでは3日に渡って作り続けた内容の薄いコンテンツはここで終了。

明日は順位表を作ります。


それではこの辺で。


今季初めて浦和レッズの敗北の記事を書く事になりました。


静岡スタジアム 23,406人

○清水エスパルス 2-1 浦和レッドダイヤモンズ●

 (清)マルキーニョス(4)、チョ・ジェジン(6)

 (浦)ワシントン(7)


試合は前半の半分までは清水ペースで進み、そこで2点を清水が先制しました。

先制はクイックリスタートを狙った清水がマルキーニョス選手にそのまま通して、守備の体制が整っていない浦和のDF陣を振り切ってゴール。2点目はその数分後、浦和のDFを越していくクロスをチョ選手がジャストミートしてませんが、気持ちで入れ込んだようなゴールで2点目を決めました。この時点で、今シーズンはじめて浦和は2点先行される形になりました。


この数分間はぽかっと空白の時間帯となりましたね。

選手層が厚いとはいえ、ディフェンス陣は連戦が続いており疲労の色濃く足も止まり気味でした。


この2失点と敗北は浦和にとっては得るものの大きい試合だったと思います。無敗の重圧から解き放たれた事は大きく、本来の自由なサッカーがまた見れると思います。


そして後半は自分たちの試合ができた事で次への良い繋ぎになったと思います。


自分と同じく静岡を地元とする山田&長谷部&啓太&平川と共に地元をアウエーとして戦ったこの気持ちはなんとも言えないものでもありました。




第9節が行われるJリーグディビジョン1。

今節の注目カードは清水エスパルスvs浦和レッズ。


4バック(清水)と3バック(浦和)の戦いです。

浦和と対戦する相手は最近は守備重視できます。4バックの清水も基本的には守備重視で来ると思いますが、清水にはセンターに高い選手、サイドに早い選手と質はJリーグでも上位と言われるチームですから、高いクオリティの攻防が見られるものと期待しています。


元々3バックは4バック全盛期に、4バックへのアンチテーゼとして誕生したと言われています。しかもその理論は極めて単純で、「2トップに4人のDFはいらない」という理論からなのです。


3バックのサイドのセンターバック2人は攻撃に対して最初に対応し、中央のセンターバックはその2人のカバーリング。これで相手の2トップに対応できるという事なんですね。


マンマーク全盛の時に叫ばれたアンチテーゼとしての3バックですが、ゾーン主流となった現代サッカーにおいてどれだけ効果を発揮できているのか。これは後日説明するとして、日韓W杯でも4バック全盛といわれながらも決勝リーグ進出の上位チームも多くが3バックを採用している事から可能性の秘めているフォーメーションであるというのは間違いありません。


そういう意味でもJリーグで3バック、4バックとそれぞれ高い完成度を持つ両チームの戦いは注目です。



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