Jリーグを世界標準へ! -34ページ目

Jリーグを世界標準へ!

自分の国のサッカーを愛してこそ真のフットボーラー。

第8節のJリーグはプロ野球に勝つことができたのでしょうか。

今節は土曜開催が多かったのですが、あいにくの天気で雨天中止となるプロ野球のゲームが多かったので、プロ野球が全試合開催された日曜日との比較にしてみました。


それでは結果を見てみましょう。


茨城県立カシマサッカースタジアム  12,361人

埼玉スタジアム2002 40,657人

長居スタジアム 10,421人

九州石油ドーム  15,138人

新潟スタジアム 39,322人

味の素スタジアム 21,190人

日産スタジアム 28,885人

等々力陸上競技場 11,149人

ヤマハスタジアム 11,788人


なんと、全会場で1万人を超えています。

そしてさすが浦和と新潟。共にホームという観客増が期待される今節において、きっちりと40,000人を動員してきました。素晴らしいですね。拍手!


それではJリーグ第8節の総動員数を見てみましょう。

総動員数は…………


178,550人です!


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1試合平均約19,000人となりました。あと少しで20,000人でした。惜しい!


ちなみに第6節(プロ野球セ・リーグ開幕)からはじまった統計での最高動員数はJリーグが第6節で記録した159,755人ですから、まだプロ野球の結果を見てないので暫定ではありますが、統計期間内における新記録を達成しました!


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さて。

それでは気になるプロ野球の結果を見てみましょう。僕も実はまだ知りません。(これから書きながら調べていくのです)


中日1-2ヤクルト(松山) 16,581人

お、球場が愛媛の坊ちゃんスタジアムではないでしょうか?両チーム共にホーム球場ではないので思ったより動員数が伸びていませんね。


巨人8-7横浜(横浜) 17,428人

巨人戦がドームじゃない!これは大きいですね。横浜球場では集客に限界があります。


広島2-1阪神(甲子園) 48,493人

ぐは・・・。さすが甲子園です。巨人がビジターにはいってるのでいけるかな?と思いきや、阪神がホームでした。それにしても50,000人近いこの動員数。ガンバ大阪、セレッソ大阪頑張れ!!


ロッテ6-4西武(インボイスドーム) 20,821人

西武ホームで20,000人突破!埼スタで40,000人動員しているのにも関わらず、同じ埼玉でこの数字。西武人気は健在というのでしょうか。


楽天7-6オリックス(スカイマーク) 16,767人

なんと、楽天勝ちました!…そうじゃなくて、オリックスのホームでこの数字。甲子園に少し人を持っていかれたのでしょうか。清原人気はどうなのでしょうか?


日本ハム4-0ソフトバンク(ヤフードーム) 29,239人

北海道の人気球団と九州の人気球団の激突はさすがに30,000人を動員しました。さすがですね。



以上6試合を終えての総動員数を見てみましょう。

プロ野球の総動員数は…


149,329人です!



この結果、Jリーグが29,221人超えで総動員数で勝利しました!


総動員数でも前節は負けていたので、とりあえずは試合数多いのに総動員が少ないという悲しい出来事はなくなりました。気になるのは平均動員数ですね。


それでは表をご覧ください。



◎Jリーグとプロ野球の総動員数比較と、平均動員数比較

 →試合数がプロ野球が平均6試合に対し、Jリーグが平均9試合という

   差はありますが、1試合平均人数も算出する事でより詳細な比較ができると思います。

   比較対象はプロ野球セ・リーグ開幕(パは1週間早い開幕)からパ・リーグシーズン終了

   (セはパより終了が遅い)までとなります。


総動員数



◎観客動員数上位2チームの比較

 →Jリーグ、プロ野球の観客動員上位2チームの比較をします。

   Jリーグからは断トツの動員数を誇る浦和(2005年動員数2位)と

   新潟(2005年動員数1位)を選抜し、プロ野球ではまさにこれしか

   ない2チーム巨人&阪神を選抜しました。


平均動員数



平均動員数ではやはりプロ野球が少し上でした。しかし、2強同士の比較ですと、浦和&新潟コンビが読売&阪神コンビの動員数を上回っています!さすが2強!!


巨人戦が東京ドームでなかったことが1つの大きな差となっていますが、Jリーグもアウエーであっても、片方は必ずホームになるわけです。


毎試合、毎試合大観衆の中で選手をプレーさせてあげたいものですね!



それでは今日はこの辺で。







Jリーグも第8節を終了しました。

前節まで浦和レッズが今季初の3節連続首位防衛を達成しております。今節で4節連続首位と防衛記録を伸ばすのか、そして浦和の無敗記録は続くのか?それとも新たに首位にたつチームが登場するのか?それでは注目の第8節の結果を見てみましょう。



茨城県立カシマサッカースタジアム  12,361人

○鹿島アントラーズ 3-1 清水エスパルス●

 (鹿)田代有三(1)、新井場徹(1)、深井正樹(1)

 (清)マルキーニョス(3)

鹿島のフレッシュなメンバーが得点を重ねて、好調清水を破りました。鹿島は清水に先制される厳しい流れでしたが、後半にはいって流れを取り戻し、確実に点を重ねて終わってみれば完勝となりました。清水は決めるべきところで決められなかったのが大きな敗因で、ナビスコカップで主力を温存した効果がでなかったのは残念なところではないでしょうか。鹿島はホーム通算150勝目の勝利となりました。


埼玉スタジアム2002 40,657人

○浦和レッドダイヤモンズ 3-0 京都パープルサンガ●

 (浦)長谷部誠(2)、ワシントン(5)、ワシントン(6)

前半はスコアレスドローも、後半浦和がエンジン全開となり、終わってみれば3-0で圧勝という結果になりました。個々の能力の差が大きくでただけでなく、得点を取るために何をすればいいのかという個々の意識のレベルの差が後半の勝敗をわけたものと思われます。浦和は今季ゼロックス杯を含めて開幕11試合連続無敗という驚異的な記録を作り始めました。


長居スタジアム 10,421人

△セレッソ大阪 0-0 アビスパ福岡△

下位争いをするお互いだが、少しでも勝点を積み重ねて中位進出を目指したい試合となりましたが、結果はスコアレスのドロー。福岡は首位浦和との2連戦の後のセレッソ戦なだけに相手が楽になった事で是非とも勝ちたいところでした。一方セレッソも主力組が復帰してフルメンバーが揃っていただけにホームで勝点3がほしかったところでしょう。未だ光明は見えず・・・。


九州石油ドーム  15,138人

○大分トリニータ 3-2 ヴァンフォーレ甲府●

 (大)松橋章太(2)、オズマール(3)、松橋章太(3)

 (甲)倉貫一毅(3)、宇留野純(1)

早くも名勝負製造機となって隠れファンが増えつつある甲府が、アウエーの地でまたも大奮闘。点を取り合って負けが増える姿は低迷とは言わず、負けていてもサポーターの数が減らない魅力はここにあるのではないでしょうか。一方の大分は甲府のしつこい粘りをなんとかかわしきり、ホームで大きい勝点3を獲得しました。


新潟スタジアム 39,322人

○アルビレックス新潟 2-1 名古屋グランパスエイト●

 (新)鈴木慎吾(2)、海本慶治(1)

 (名)本田圭佑(1)

新潟が大観衆の中で名古屋を撃破しました。名古屋は今季PKによる1得点のみの玉田選手の調子が一向に上がらず痛い黒星です。一方の新潟は好調鈴木選手のゴールなど徐々にチームの調子が上がってきているようです。そして何よりこの観客数は立派!


味の素スタジアム 21,190人

●FC東京 2-3 ジェフユナイテッド市原・千葉

 (東)ルーカス(3)、赤嶺真吾(1)

 (千)巻誠一郎(4)、巻誠一郎(5)、クルプニコビッチ(1)

日本代表の座を争う巻選手が2ゴールの大爆発で粘るホームFC東京を退けました。ここにきて冴え渡る巻選手のプレーはW杯というものがいかに選手にとって憧れのものであるのかがよくわかります。悲壮感すら漂うその姿勢が1人でも多くから見ることができればきっとJリーグもおもしろくなるな・・・と感じる試合でした。FC東京は0-3から追い上げての2-3。エンジンがかかるのが遅かったという点と、ガーロ采配の迷走が気になる試合となりました。


日産スタジアム 28,885人

●横浜F・マリノス 3-4 ガンバ大阪○

 (横)大島秀夫(2)、松田直樹(1)、狩野健太(1)

 (ガ)マグノ・アウベス(8)、マグノ・アウベス(9)、

    二川孝広(1)、前田雅文(1)

レッズがナタの切れ味だとしたら、ガンバ大阪は斧の切れ味というべきでしょうか。ガンバが横浜をなぎ倒したという試合になりました。試合は点の取り合いというまさにシーソーゲーム。しかしホームの試合運びをしたのはガンバ。マグノアウベス選手の完全覚醒が起きた・・・そんな想いになってしまうこの試合でした。横浜はハーフナーマイク選手が遂に登場。彼がマリノスの救世主になる予感がします。当サイトでも開幕前の期待選手にあげている選手です。


等々力陸上競技場 11,149人

○川崎フロンターレ 3-1 大宮アルディージャ●

 (川)箕輪義信(1)、ジュニーニョ(7)、原田拓(1)

 (大)藤本主税(1)

好調大宮を現在3位につけている川崎が終始圧倒して圧勝です。この試合はサイドの押し合いとなりましたが、サイドを制した川崎が後半にはいって立て続けにゴールを奪い、大宮が修正してきたのも時既に遅しという状況でした。川崎は今シーズン得点している選手が多いのが特徴で、比較的日替わりヒーローが多いのも川崎の快進撃を支えている要因となっています。


ヤマハスタジアム 11,788人

○ジュビロ磐田 3-0 サンフレッチェ広島●

 (磐)鈴木秀人(1)、太田吉彰(1)、太田吉彰(2)

名波選手、村井選手を控えに回し、平均年齢が21歳という若手中心で臨んだ磐田が広島に圧勝しました。遂に復帰した前田選手を1トップに据え、成岡選手が近い位置のトップ下にはいり、急上昇中の船谷選手がサイドからチャンスを作るという現在の磐田の理想形の1つともいえるフォーメーションで日本代表FW佐藤選手を擁する広島を圧倒しました。磐田はこの形とカレン選手を加えたフォーメーションがベストでしょう。結果がすぐでるあたりが若手の良いところ。1つのきっかけがつかめた磐田ではないでしょうか。一方の広島は未だ未勝利の完敗。チームとしてのバランスの悪さが目立ち、指揮系統の問題があるのではないかとも思われます。



それでは第8節を終了しての順位表&得点王争いです。


◎順位表

0417順位表


◎得点王争い

0417得点王



浦和レッドダイヤモンズが遂に4節連続首位と防衛記録を伸ばしました。勝点は早くも20で未だに無敗です。ゼロックス・スーパーカップを入れて今季11試合連続無敗記録で開幕以来リーグ戦8試合無敗です。浦和レッズのサポーターの皆さん、おめでとうございます!


そして2位には勝点1差できっちりチャンピオンチーム・ガンバ大阪がつけています。勝点3差の川崎までが次節の首位奪取の可能性を残していますね。鹿島、横浜といったあたりが徐々に離されはじめてきました。


今節は、新旧チャンピオンチームの激突がありました。

横浜F・マリノスvsガンバ大阪。


アウエーで横浜を破ったガンバですが、これで昨年の1位2位が元チャンピオンを倒した事になりました。昨年あたりからの流れの中でこの試合を終えて、遂に新旧交代の波が具体的に現れてきたなと感じます。やはり横浜も強いですが、総合力という点で浦和とガンバがその更に上を行ってます。Jリーグ元年からどんなときも横浜らしさをみせてきた横浜でしたが、1つの時代がこのまま終わりをむかえるのではないかという気もしないでもありません。しかし、光明が全くないわけではなりません。ハーフナーマイク選手の存在です。彼は高さもあり、スピードもあり、柔軟さももった久保2世という逸材です。むしろ素材だけで言えば久保選手を凌駕しているといっても過言ではありません。今節登場しましたが、今後の期待の新星と言う事ができると思います。彼の成功が横浜の新しい時代の幕開けとリンクしてくので注目ですね。


得点王争いではマグノ選手が8試合9得点という恐ろしいペースで量産を続けています。リーグ唯一の1試合平均1点以上の記録を残しています。そして不気味に浮上してきたのが今節2ゴールをあげたワシントン選手。1トップであれだけ3人も4人もマークをもらいながらも、6得点で3位浮上です。田中達也選手復帰後のマーク緩和で更なる得点UPが期待できるだけに、末恐ろしい選手です。


それでは今日はこの辺で。










好天に恵まれた埼玉スタジアム2002。

今日の観戦カードは浦和レッドダイヤモンズvs京都パープルサンガ。


首位独走中の勝点17の浦和レッズと勝点6の15位京都サンガ。浦和の一方的な試合が予想され、浦和にとってドローは負けに等しいというチーム状況の差とも言える。


そんな状況の中で浦和が3-0で圧勝。長谷部選手の先制弾にはじまり、ワシントン選手の2ゴールと役者が揃った格好だが、前半はスコアレスのドロー。相手の京都がなんとか凌ぎきったという内容だった。


京都はパウリーニョ選手を出場停止で欠いているため、攻撃に安定性が無い。この試合で京都で最も頑張っていた美尾選手が左サイドから良い流れを作るが、パスをもらう選手が中にしっかりと走りこんでおらず、徐々に持ちすぎの状態が続いて左サイドで堀之内選手に閉じ込められて抑えられるというシーンが目立った。また、前線のアレモン選手も生で見るのは初めてなのでその前評判の高いプレーを期待していたのだが、これまた堀之内選手のマークにほとんどプレーをさせてもらえなかった。また、アレモン選手はボールをもらっても前を向くプレーがすくなく、足元プレーヤーのワシントン選手とのゴールへの執念の差が出ているような気がした。


それでも前半は京都はカウンター狙いできっちり走って守っており、ピンチになるシーンが多かったものの最後の詰めの所ではきっちり体を寄せていたので、浦和が攻めあぐねているという感じ以上に、京都がよく守ったという感じだったが、後半は足が止まってしまった。一方の浦和は京都の足が鈍ると同時にテンポの良いサイド攻撃から攻撃のリズムを作り上げていった。


この週はナビスコカップが週の途中にあり、中2日という厳しい日程での第8節になっている。浦和はナビスコを控え組中心で地元駒場で戦い、京都は大分県の九石ドームで主力メインで戦っている。実力差が明らかにある上に、このコンディションの差は京都にとって非常に大きく、後半の彼らにのしかかってきたのであった。


そうして後半は浦和の独壇場状態になり、三都主選手からのセンタリングから長谷部選手が先制ゴールを叩き込み、続いて三都主選手の連続アシストからワシントン選手が2ゴールを決めて、勝負を決めた。


この試合を含めて、この数試合で浦和の課題点が徐々に明確になってきた。

1つは小野選手の扱いである。マスコミの過熱報道により、浦和の王様=小野選手という構図が出来上がっているが、マスコミの捉え方と選手、サポーターの捉え方の差の違いに小野選手が明らかに悩んでいるという事。チームを代表させられる立場から逃げたい小野選手とチームの顔として視聴率を上げたいマスコミ。実際にピッチで見る限りは小野選手がいないほうが流れが良い。


現在の浦和の選手層で最もフィットしているのが昨年の天皇杯の3・6・1。トップにマリッチ選手をおいて、2列目に山田暢選手、ポンテ選手、中盤は左・三都主選手、右・岡野選手、ボランチの役割として長谷部選手、鈴木啓太選手という形。1トップながら2列目には飛び出しが要求されるフォーメーションであるために、元来がパサーである小野選手にとって飛び出しからのフィニッシュワークは周りの選手と比較して特別上手なわけではない。現状では無理やり2列目にいるために、そこで迷子になっている状況というのが見て取れる。実際、第7節の小野選手交代後の決勝ゴール、ナビスコ杯、第8節と小野選手不在で圧勝しているのがそれをあらわしているだろう。


小野選手が加入する事で、小野、長谷部、ポンテといった中盤の3人がフリーロールタイプとして動き、ショートパスを繋ぎつつワシントン選手のにボールを集めながらゴールを狙うパスサッカーにチームを変化させたブッフバルト監督、しかし本当の浦和のサッカーはパスでポゼッションを高めつつも、要所では山田、長谷部、三都主といったドリブラーでサイドやバイタルエリアに激しく進入して、相手DFを金縛り状態にして動けなくするサッカーである。小野選手の加入は選手層を厚くしたという利点はあるものの、チームを大きく変化させざるを得なかったという点でデメリットとなる可能性が含まれているのだ。


昨年までの良い部分を捨てて、ワシントン選手を獲得したという見方もあるが、田中達也選手の復帰が前提にあるので、そうなれば2トップになる可能性が高く、元来の早く、裏に抜けるサッカーができるためにワシントン選手の良さが更に活かされる事になるだろう。


そうなると田中達也選手復帰で1人がスタメンから外れる事になる。3・5・2のフォーメーションに変化する事が考えられるので外せるとしたら小野選手しかいないし、逆に他の選手を外すとなるとかなり大きくバランスを崩す事が考えられる。小野選手は万能でどこでも上手にこなすが、これといった得意な部分がない。ある雑誌にも書いてあったが、中田選手のような強いフィジカルがあるわけでもなく、中村選手のようなフリーキックを持っているわけでもない。つまり浦和でも長谷部選手のようなドリブルを持っているわけでもなく、鈴木啓太選手のような専守防衛のスタイルがあるわけでもない。これが彼を・・・そして監督、選手、サポーターを迷わせる部分なのだ。


つまり、小野選手はフェイエノールトでは主役クラスでプレーが出来ていたが、浦和ではそういう位置付けのプレーヤーではなく、平川選手や相馬選手といったサブクラスの選手になっているという事になる。それだけ浦和のチーム力が充実していて、欧州の中堅チーム以上の選手層、クオリティになっているという事がわかるが・・・。


彼のためにも、浦和は小野選手を控え選手としてスタートさせるべきなんじゃないかと思う。マスコミが騒いでいるほど、彼の実力が現在は秀でているわけではないし、かといって彼が落ちたのではなく、小野選手を見て育ってきた世代が彼を追い抜け追い越せで成長してきて彼が特別な存在ではなくなってきたのである。


小野選手があと5年プレーをしていくのであれば、これからの彼は存在感でプレーをしていく必要がある。それは長谷部選手にもできない事である。だから、彼が自分自身を過大評価、過小評価せずに、等身大の自分を把握できるような環境、位置付けでプレーをさせてあげてほしいと思う。





先日の記事でJリーグとプロ野球の観客比較をしてこれを続けていけないものかと考え、プロ野球との比較をしながら世界に打って出るJリーグの盛り上がりについて考えていければと思っています。


◎Jリーグとプロ野球の総動員数比較と、平均動員数比較

 →試合数がプロ野球が平均6試合に対し、Jリーグが平均9試合という

   差はありますが、1試合平均人数も算出する事でより詳細な比較ができると思います。

   比較対象はプロ野球セ・リーグ開幕(パは1週間早い開幕)からパ・リーグシーズン終了

   (セはパより終了が遅い)までとなります。


0414観客比較


第6節(4/1、4/2)こそJリーグが総動員数で4,000人程上回りましたが(平均動員では負けている)、第7節は26,000人の差をつけられてプロ野球が勝利、更にひどいのはナビスコカップ2日目で67,958人差というダブルスコア以上の大差がつきました。また、平均観客数についてはほぼトリプルスコア状態で、開催試合数が少ないプロ野球にこの差はあまりにもひどすぎる状態です。また、平均35,000人前後を記録する埼玉スタジアム2002の浦和レッズはナビスコ杯の時は21,500人が最大収容人数となる駒場スタジアムでホーム開催なので、純粋に20,000人近く減っており、その辺も影響していると思います。とにかく平均動員人数で1万人近くの差が出ているのは大きい差です。チケット1枚2,000円だとして2,000万円近い売り上げの差が発生します。グッズ売り上げも相当のものでしょうね。



◎観客動員数上位2チームの比較

 →Jリーグ、プロ野球の観客動員上位2チームの比較をします。

   Jリーグからは断トツの動員数を誇る浦和(2005年動員数2位)と

   新潟(2005年動員数1位)を選抜し、プロ野球ではまさにこれしか

   ない2チーム巨人&阪神を選抜しました。


0414トップ2比較


第6節はプロ野球セ・リーグ開幕節にも関わらず、ダブルホーム開催となった浦和&新潟組が伝統の巨人&阪神組に勝利しました。特に東京ドームの巨人戦は原ジャイアンツの好調なスタートを受けてほぼ満員状態(東京ドームの最大収容人数は55,000人ですが、消防局への届出は45,600人)だったのですが、昨年から13戦無敗で勢いに乗っていた浦和が今季第3戦目のホームで名古屋とはドローでしたが、巨人に勝利しました。しかし、続く第7節はダブルスコア、ナビスコ杯にいたっては・・・という感じになりました。


僕は野球も好きで野球もよくみるのですが、巨人の3試合平均39,934人の動員はさすが球界の盟主という所で、失墜していたファンの支持というものを原辰徳監督が早くも回復しはじめているという状況でしょうか。今の所最大動員数は阪神の46,000人ですが、浦和が第2節のホーム開幕戦で記録した56,512人という尋常でない数字がありますので浦和の快進撃が続けば更に人数は増えていくものと思われます。近いところでは5月の鹿島アントラーズ戦が因縁の対決と言われているカードで、この試合で柳沢選手が復帰、そして田中達也選手も・・・というかすかな噂もありますので、話題が増えれば増えるほどそこでの記録超えが期待されます。


しかし、地元密着度が上であるというものの、地元密着型のJリーグが大都市志向のプロ野球に動員数で負けているというのはその地元密着という意味は正しい方向に向かっているのか?という部分で疑問になります。チーム数を増やす事が動員数を広げるという理念をJリーグ機構は掲げていますが、Jリーグの18チームに対して、プロ野球に至っては12球団です。しかも、プロ野球は年間130試合、それも1週間に平均4試合は行います。普通の考え方でいけば毎日やってるから人の入りが分散されて少なくなって、基本的に1週間に1回しかないJリーグのほうが待ちきれないとばかりに人が入りそうなものなんですが・・・。


色々な意見を見つつ、今後もこの問題に取り組んでいきたいと思います。

半年に渡って使用してきた『FORZAガッツリーゾ!』というタイトルですが、直訳すると『頑張れ俺!』という実に自己啓発色の強いタイトルになります。これは書き続けるていく中でいつかへこたれる時があるだろうというという予感があり、その時は自分がその時にタイトルを見て再び奮起しようという気持ちをこめてつけました。


そんな『FORZAガッツリーゾ!』も半年近くの連載となり、いよいよ長期連載の様相を呈してきました。そこでもう腹をくくってもうしばらく頑張るぞという意味を込めてタイトルを変更してみることにしました。


ガンバ大阪のACLでの大活躍、浦和レッズの世界を睨んだ補強など、Jリーグもいよいよアジア発世界への体制ができつつあります。


そこでこれまで通りJリーグを応援し続けるために考えたタイトルはこれ。


『Jリーグを世界標準へ -FORZA Jリーグ!』


これまでの『FORZAガッツリーゾ!』はセカンドタイトルとして使っていきたいと思います。

引き続き変わらぬご支援ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。



管理人 ガッツリーゾ




Jリーグ第7節が終了しました。

まずは結果から見てみましょう。

ちなみに土曜日はプロ野球は6試合で151,982万人(日曜日は16万人超予定)を動員したようです。Jリーグはどうでしょうか。プロ野球を抜けるかどうか考えながら見ていきましょう。


『川中島決戦』

松本平広域公園総合球技場 14,599人

●ヴァンフォーレ甲府 0-4 アルビレックス新潟○

 (新)矢野貴章(1)、鈴木慎吾(1)、田中亜土夢(1)

    河原和寿(1)

前回は甲府が制した4年ぶりの川中島決戦は新潟がJ1の先輩としての格を見せつける形で快勝しました。柏から移籍したものの得点がなかった矢野選手が待望の今季初ゴールを決めれば新加入の田中選手などフレッシュな顔ぶれが立て続けに得点を決めて甲府を突き放しました。甲府は中盤を新潟に押さえられてバレー選手も思うようなプレーができず完敗でした。

プロ野球超えまで残り137,383人。次はフクアリの千葉vsセレッソ戦↓↓



フクダ電子アリーナ  8,770人

○ジェフユナイテッド市原・千葉 2-1 セレッソ大阪●

 (市)羽生直剛(2)、山岸智(1)

 (セ)西澤明訓(4)

千葉の縁の下の力持ち役である羽生選手が得点にアシストの大活躍で千葉が粘るセレッソを退けました。セレッソはここで勝てれば大きかっただけに痛い黒星となり迷路からまだ出る事ができません。光明は西澤選手がコンスタンスに得点をしている事でしょうか。

プロ野球超えまで残り128,613人。次は駒場の大宮vs横浜戦↓↓


さいたま市浦和駒場スタジアム 8,370人

○大宮アルディージャ 2-1 横浜F・マリノス●

 (大)桜井直人(1)、小林大悟(4)

 (横)久保竜彦(3)

小林大悟選手が欠場した時はどうなるのでしょうか。トップリーグにいる大宮の全得点の8割にゴールorアシストで絡んでいる小林大悟選手。壮絶です。今日も優勝候補といわれる横浜を倒し見事に大物食いを果たしました。昨年の順位関係からみれば補強を大きくした大宮が勝利するのも不思議ではないのですが・・・。横浜は栗原選手のあの一言から始まった浦和戦の敗退からなにかギクシャクしている様子です。ブラジルトリオを抑えられると中位チームレベルに落ちてしまうのが問題ですね。あとはGKの質でしょうか…。

プロ野球超えまで残り120,243人。次は豊スタの名古屋vs京都↓↓


豊田スタジアム 15,311人

△名古屋グランパスエイト 1-1 京都パープルサンガ△

 (名)中村直志(1)

 (京)パウリーニョ(4)

玉田選手が欠場した名古屋は攻撃の決め手を欠き、京都と痛恨のドロー。一方の京都はリードされる辛い展開もアウエーで貴重な勝点1を獲得しました。試合の内容は両チーム共に良いところがでず、課題を多く残す内容でした。藤田選手が出場した時に玉田選手を見てみたい名古屋ですね。京都は悩んだ時に雰囲気を変えられる選手がいません。選手層というのはこういうときのためのものでもあります。J2で完成してきたからと補強をしなかったのは決して良い事ではないと思われます。それは横浜にも言えることではありますが・・・。

プロ野球超えまで残り104,932人。次は広島ビッグアーチの広島vs川崎↓↓


広島ビッグアーチ 7,418人

●サンフレッチェ広島 1-4 川崎フロンターレ○

 (広)森崎浩司(2)

 (川)黒津勝(2)、谷口博之(3)、黒津勝(3)

川崎の怒涛の攻撃が今季まだ勝ち星のない広島に襲い掛かりました。川崎は先制すると恐ろしい組織力を発揮します。自信がついたんだろうなという感じです。外国人選手が封じられても我那覇選手が封じられても日本人選手が多く得点を取れるこの攻撃力は優勝候補圏内に十分います。広島は個人のポテンシャルは高いだけに組織としてのきっかけが必要でしょう。

プロ野球超えまで残り97,514人。次は味スタの東京vs磐田↓↓


味の素スタジアム 24,214人

○FC東京 3-1 ジュビロ磐田●

 (東)ルーカス(1)、ルーカス(2)、栗沢僚一(1)

 (磐)村井慎二(1)

FC東京の徐々にできあがってきたフォーメーションが同様に模索中の磐田をあざ笑うかのように面白いようにはまり圧勝しました。磐田は監督の方向性と選手のやりたいサッカーが違う方向に向いているような気がします。フォーメーションに選手をあてはめて選手の能力にとらわれない長期的な視野にたった磐田サッカーを作りたいのでしょうが、そのための選手が少なすぎるような気がします。このままでは当面は迷走しそうな感じです。FC東京はポゼッションを主体としながら、昨年強みであったサイド攻撃を要所でしかけるなどチームに柔軟性が出てきたように思えます。

プロ野球超えまで残り73,300人。次は万博のガンバvs鹿島↓↓


万博記念競技場 17,967人

○ガンバ大阪 1-0 鹿島アントラーズ●

 (ガ)遠藤保仁(3)

今節最大の注目カードの一戦は激闘の末後半終了直前にPKを得たガンバが鹿島を退けました。家長選手と内田選手のサイドの奪い合い、小笠原選手と遠藤選手の代表MFを巡る争いなど、試合結果以上に見ごたえのある試合でした。ガンバはこの時点で暫定ですが今季初の首位です。いよいよチャンピオンが頂点に立つ日がくるのか?翌日の浦和戦の結果が気になるところです。

プロ野球超えまで残り55,333人。次は日本平の清水vs大分↓↓


日本平スタジアム 10,039人

○清水エスパルス 4-1 大分トリニータ●

 (清)藤本淳吾(2)、チョ・ジェジン(4)、チョ・ジェジン(5)、マルキーニョス(2)

 (大)高松大樹(2)

藤本淳吾という選手はすごい。浦和の長谷部選手と共に将来の日本代表を支える選手である事は間違いないと断言できる逸材です。フィジカルと早さがある分、中村俊輔選手以上の能力と個人的に思っています。大分はラフプレーは多いものの球際の強さはなく、今日の試合は監督としてはかなり頭にくる試合だったのではないでしょうか。選手の集中力が欠けていました。

プロ野球超えまで残り45,294人。次は博多の福岡vs浦和↓↓


東平尾公園博多の森球技場 21,545人

●アビスパ福岡 0-1 浦和レッドダイヤモンズ○

 (浦)田中マルクス闘莉王(3)

どんな困難にあっても必ず勝つ。これが今季の浦和の強さではないでしょうか。福岡の激しいプレッシャーに押され気味であっても耐える事にも長けている浦和の本当の強さは攻めでもなく守備である事を再認識させられました。相手に守られても失点さえしなければ勝点1はついてくる。アウエーの戦い方としては正しい。一方の福岡はよく凌いできたが決定力がないのでは守備をしていても勝点3は取れない。その辺が今季まだ勝ち星がない理由でもあり、決定力のあるストライカーの補強が課題となっています。



全試合を終えての全試合総動員数とプロ野球総動員数の差はプロ野球の+23,749人

この試合で今節のJ1は全てなのでプロ野球の勝利となりました。残念。


それでは第7節を終えての順位表と得点王ランキングを見てみましょう。


◎順位表

0409勝敗表


◎得点王ランキング

0409得点王


浦和レッドダイヤモンズが遂に今季初の3週連続首位防衛達成です!

浦和レッズファンの皆さんおめでとうございます!!


辛勝といえる内容だったと思いますが、アウエーで勝利する事は大変な事ですから苦しい展開でも勝点3を得たことは大きい結果といえるでしょう。特にガンバ大阪が暫定で首位にたっていましたから。


2位にはそのガンバ大阪がじわりじわりと浮上してきました。3位は川崎フロンターレと続いています。


得点王ランキングは上位に変動はありませんが清水のチョ選手が3位タイに浮上してきました。少し上位陣が最近ペースダウン気味ですが、次節はどうなるのでしょうか。



今節はプロ野球と比較しましたが観客動員数が少ないのが悲しいところです。プロ野球は球団数が少ないだけに・・・。W杯もいいですが、Jリーグもおもしろいですよ。是非スタジアムに足を運んでみてください。


それではこの辺で。







ジョン・トラボルタ似のガーロ監督率いるチョイワル集団FC東京と古豪になってしまったジュビロ磐田の試合は味の素スタジアム。駆けつけたサポーターの数は24,214人。


FC東京 3-1 ジュビロ磐田


FC東京がチームの方向性が定まらない磐田を力技で沈黙させるという試合結果となった。FC東京はルーカス選手が2ゴールと大爆発。特に綺麗にきまったのは先制点。味方がふわりとDFの頭上を越えてあげたボールにルーカス選手が反応してボレーでゴール。DFの上を越えたボールを出してそれにあわせるというのは練習で必ずといっていいほど反復させられる基本パターン。教科書どおりのナイスゴール。磐田は先制された直後に村井選手が1点を返すのがやっとだった。


FC東京はポゼッション重視の繋ぐパスサッカーと走りまくって高い位置からプレスをかけるディフェンスで、最後まで足が止まることなく磐田にまともな体勢を取らせず。昨年までの主軸だったサイド攻撃からの転換にここまで苦しんでいたがどうやら少しずつ浸透してきたような気がする。しかし、鈴木選手、徳永選手というサイドからの攻撃の回数が減り寂しい部分もあるが、去年を捨ててポゼッションを得たFC東京の変身した姿だった。


一方、FC東京が去年までやっていたサイド攻撃を主軸にしたいジュビロ磐田は4・5・1がチームに浸透しきれていない。1トップのカレン・ロバート選手が孤立するシーンが多く、理由を探してみるとやはり2列目のサポートが圧倒的に不足していた。


特に当サイトでも再三触れているが好調の成岡選手を使わずに名波選手を使っているのが疑問。トップ下の名波選手がボールを落ち着かせる事ができないため、カウンターも味方の体制が整わない状態で攻めているので結局捕まってしまう。タッチの回数を減らして球をさばくスタイルを目指すのは良いが、マンマークに苦しんで1タッチ2タッチで苦し紛れのパスを出す事は軽いプレーであって目指すスタイルとは違う。前を向けない、攻めのイメージがわかない、速攻をかける速さが無いという状態でプレーしている名波選手が磐田のバランスを崩しているのは明確な事実であろう。また、すぐに転ぶので審判のイメージも悪く、相手もファールが出にくいとわかるので速攻でカウンターを食らっても遠慮無しに潰しやすい。名波選手には申し訳ないが、後ろからプレッシャーを受けた時の慌て気味のステップが治らないようなら自分からスタメン落ちを志願すべきだろう。あれではDF優位は変わらない。


浦和と共に地元磐田を応援する1人として現状の磐田の低迷振りは見逃しがたく、前田選手復帰となったこの試合を機に磐田の若返りと3・5・2への回帰を強く期待したい。


山本監督のこだわりが結果を得ようとして、試合の結果を捨てている。


そんな現状のジュビロ磐田であった。



首位を走る浦和レッズに新しい敵が現れた。


『ドロー』


超攻撃的なチームに守備一辺倒のカウンターサッカーをするのは常套手段と言えるが、今節の名古屋グランパスエイトの戦い方はまさにそれだった。


結果は0-0のスコアレスドロー。名古屋としては『思い通り』の、そしてホーム浦和としては『やられた』ドローではないだろうか。



4月2日 日曜日。

空は曇り空で予報は雨。今季初の雨天試合は決定的だった。

それにもかかわらず入場者数は44,625人。


そう、ここは埼玉スタジアム。リーグ戦では30,000人を割る事がありえないスタジアムなのだ。


今回は雨が降りそうだったのでメモが濡れても困るので屋根のある位置から観戦。

名古屋のサポーターも沢山応援に駆けつけておりアウエー席はほぼ満席。

名古屋サポーター


旗の数は今季埼スタ登場のアウエーチームでは最多といえるだろう。

名古屋サポーター


そして『今回も一杯になるでしょう』(三都主選手)という浦和応援団は言葉通りの大応援団。

ゴール裏でなくともこの旗の数にこの熱気は素晴らしい。

浦和サポーター


まず練習に現れたのは名古屋。この日はスタメンを外れた楢崎選手。

楢崎選手


そして浦和レッズも練習をはじめる。

練習開始


そして16:04キックオフ。

キックオフ


この試合は名古屋としてはアウエーなのでリスクを冒さずに守備に重きを置き、数少ないカウンターチャンスを前線の玉田選手のスピードでものにしたいという狙いと、浦和の守備的にくる相手からいかに点を奪うかという課題が交錯する試合となった。


試合は序盤から浦和が名古屋陣内に怒涛の攻めを見せる。試合開始直後から小野選手と長谷部選手が恒例のポジションチェンジを繰り返して名古屋のマーキングをずらして守備の乱れを誘い続けた。しかし名古屋は『想像通り』(ブッフバルト監督)守備的な4バックとはこういうものだろうというサイド攻撃を放棄して4バック+Wボランチの6バック状態での守備をして浦和に得点を与えない。しかし、それでも浦和は何度か決定的なシーンを作るのだが、最後の確実性に欠け、試合終了までゴールを奪えなかった。


一方の名古屋も守備に重きを置いたために攻撃機会が圧倒的に少なく、何度か浦和陣内に攻め込むも決定力に欠いた上、頼みの玉田選手も『タマは代表で体がきれていたので気をつけたい』(坪井選手)『スピードがあるので気をつけたい』(長谷部選手)と浦和のディフェンスが常に2人つくという状況でズルズルと下がり目の位置となり、得点の可能性をどんどん減らしていった。


相手が守備一辺倒のスコアレスドローは見る側にとっては面白くない試合ではあるが、この試合で浦和は相手に研究されてきたという点が浮き彫りになった。


それは名古屋フェルホーセン監督の『浦和は真ん中を中心に攻撃を仕掛けてくるので、そこを止められるかがポイント』という言葉に現れている。ワシントンという強力な1トップを中心に浦和はポンテ選手、小野選手、長谷部選手といった中盤トリオが攻撃を組み立て、そこをサイドから三都主選手が引き立てていく。しかし時として実力が高いゆえに綺麗なパスサッカーを目指しすぎるために、相手にとっては目標が絞りやすくなるのが難点でもある。この日もサイド攻撃は使うものの、綺麗なサッカーを意識しすぎて真ん中からの『単調な攻め』(堀之内選手)になってしまっており、名古屋の仕掛ける6バックの網にはまってしまったという印象がぬぐえない。前半こそ、それを打開しようと小野選手が早めのシュートを積極的にねらっていたが、それも試合が進むと共に徐々に減っていった。


『ポゼッションは上がったがスピードが落ちた。そこを前提に相手が対策を立てている』(鈴木啓太選手)


名古屋がワシントン選手に3人を付ける事ができたもの、浦和の攻撃が単調で、スピードが無いという点で絞りやすかったが故の事なので、『もう少しサイドから崩す事を徹底すべきだった』(鈴木啓太選手)というのが今回の結果がもたらした浦和の課題だろう。


そしてその課題を解消する策がもう1つ。

『早く帰ってきてほしい』(鈴木啓太選手)と期待が寄せられている帝京高校出身日本代表FW『田中達也』選手だ。スピードが不足している浦和の攻撃に彼が加わる事で小野選手、長谷部選手、ポンテ選手、三都主選手といったチャンスメイカーからはじまるポゼッション&スピードという引き出しの多い、理想的な攻撃ができるようになる。足元でもらいたいワシントン選手に対して裏に抜けてボールをもらうのを得意とする田中達也選手。

この2人のコンビネーションを早く見てみたいと思うのは私だけだろうか。



一方の名古屋は浦和を封じたものの、浦和を攻略する糸口が見つかったのかというとそういうわけではない。守備的になって『カウンター狙いはわかっていたので注意した』(堀之内選手)というように、頼みの綱の玉田選手が坪井、闘莉王、堀之内といったJ最少失点を誇るDF陣とそれをフォローする鈴木啓太選手に抑えられて、攻撃らしい攻撃が決定的な数本のみだったのは事実。


マークされる玉田選手。

マークがつく玉田選手


アウエーでドローというのは『思い通りの展開』(古賀選手)とも言えるが、『ゼロに抑えてもどう攻撃するかということが大事(川島選手)と言うように、守備はうまく機能したが、攻撃面では多くの課題を残して浦和に引き分ける術しか見出せなかった事が次回のホーム戦までの課題だろう。

『(投入の)プランにはなかった』(フェルホーセン監督)のに途中から流れを変えるために投入された藤田選手が名古屋の中盤を少し立て直したのが光明か。


試合後の浦和イレブン。

試合後の浦和イレブン


こちらは試合後の名古屋イレブン。

試合後の名古屋イレブン


首位に立つという事で直面した壁、現実。

それを乗り越えられたチームは今季はまだいない。

それが2試合ずつの首位交代という結果にあらわれている。


迎える第7節は浦和にとって首位になって3試合目。今季はじめて首位防衛記録を3に伸ばすのか。それとも後ろから迫るガンバ大阪にその座を譲るのか。


色々な想いを胸に、第7節が迫る。




それではこの辺で。


よかったら『編集後記』 も。


『甲府の市民は幸せものだ。

 こんな楽しいサッカーが見れるんだから。』

                    ガッツリーゾ




Jリーグ第6節が終了しました。

それでは試合結果を見てみましょう。



日産スタジアム 20,977人

横浜F・マリノス 1-1 FC東京

 (横)田中隼磨(1)

 (東)増嶋竜也(1)

取りこぼした?2位横浜が9位FC東京相手に後半ロスタイムの失点でまさかのドロー。相手のDFラインを崩しながらも決められないのは久保選手不在が響いたか。一方のFC東京もDFライン崩壊は問題。前回のナビスコカップでターンオーバーの浦和に敗退した時もそうだが、軸を何処におくのかが決まっていない。良くも悪くも原前監督が遺産となって残っているようなチーム状況だ。横浜は岡田監督がもっと厳しく選手を怒るべき。最後の粘りの無さはこの試合だけでなく昨年の横浜にも見られたこと。優等生すぎるがゆえにブラジルトリオ以外の選手の気持ちが弱い。


長居スタジアム  6,282人

セレッソ大阪 2-3 ヴァンフォーレ甲府

 (セ)ゼ・カルロス(3)、西沢明訓(3)

 (甲)長谷川太郎(1)、倉貫一毅(1)、倉貫一毅(2)

勢いか!ナビスコ杯含めて2連勝で急上昇をはじめたセレッソの真価が問われた一戦。モリシ率いるベテラン軍団とバレー率いる若手軍団のノーガードの殴り合いはアウエーながら甲府が殴り勝つ。セレッソは昨年から名勝負製造機となっているが、今年はそこに勝ち星がついてこない。一方の甲府は失うものの無い強みを活かして爆弾を持ってどんどんベテランの懐に飛び込んでくる。高い位置を何度も何度も必死に目指してくる甲府のサッカーはJリーグのあるべき姿の1つを示しているのではないだろうか。この先、順位を上げていくことで勝ち星を『失う』怖さを経験した時も是非このままの勢いで進んでいってもらいたい。中田英寿を輩出した県が今日本に旋風を巻き起こそうとしている。


日本平スタジアム 10,661人

清水エスパルス 2-3 ガンバ大阪

 (清)兵働昭弘(1)、矢島卓郎(1)

 (大)家長昭博(1)、フェルナンジーニョ(5)、マグノ・アウベス(7)

清水負けてなお強し!清水の進化は本物だと感じた一戦。日替わりスターが現れる清水がチャンピオンチームをぎりぎりまで追い込んだ。このチームには間違いなくなにかが起きている。一方のガンバは殴りあいになっても負けない。相手が繰り出す最高のパンチの更にその上の破壊力を持って相手を沈黙させる術を知っている。マグノ・アウベス選手が早くもフィットしはじめておりきっちりと首位を射程範囲にロックオン。


京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 3,670人

京都パープルサンガ 2-1 アビスパ福岡

 (京)林丈統(2)、美尾敦(1)

 (福)田中佑昌(1)

同窓会!昨年J2でトップ2を分かち合った2チームの再会マッチは京都が貫録勝ち。林選手を2列目中央に置いた京都が勝点3を渇望し貪欲に福岡ゴールに迫って福岡を圧倒した。福岡は雨のアウエーのピッチに思うようなサッカーができずに1点どまり。しかしこの日の観客数3,670人は一体どうしたことか。お互い勝ち星を1つでも多く挙げてサポーターを取り戻すしかない。


茨城県立カシマサッカースタジアム  11,747人

鹿島アントラーズ 2-1 大宮アルディージャ

 (鹿)岩政大樹(1)、小笠原満男(2)

 (大)小林大悟(3)

大悟伝説!試合は鹿島が勝利したものの、ここまで大宮の全試合全得点に絡む働きをしてきた小林大悟選手がこの試合でも爆発。次の日本代表候補をぐんと引き寄せる活躍には恐れ入る。しかし試合は鹿島が老獪な試合運びでそれ以上の追撃を許さずに勝点3を着実に積み上げる。大宮は良い試合はするものの大きな結果を出せない状況だが月末に控えるさいたまダービーにむけて上昇中であることは間違いない。


等々力陸上競技場 10,316人

川崎フロンターレ 2-2 ジェフユナイテッド市原・千葉

 (川)ジュニーニョ(5)、ジュニーニョ(6)

 (千)巻誠一郎(3)、阿部勇樹(3)

W杯に出たい!そんな思いの代表候補2人が得点を決める活躍をするも川崎の門番ジュニーニョ選手が千葉に勝利を許さなかった。中盤の底からゴールを狙う川崎の押し上げに終始劣勢に立たされた千葉。昨年は通じたものが通じない。それはどこも千葉を見習ったから。走り勝てないならその上を行くか、それとも更なる引き出しの増加をはかるか。オシム千葉の迷走は続く。


新潟スタジアム 34,071人

アルビレックス新潟 1-1 サンフレッチェ広島

 (新)中原貴之(1)

 (広)森崎浩司(1)

雨で不良のピッチ状態の中での消耗戦はミスが命取りになる。その言葉通りに新潟の得点は広島のミスから。全体的に雨で思うようなプレーができない両チームは特に見せ場もなく淡々と90分を戦いドロー。広島・佐藤選手も孤立するケースが多く結果を出せず。


九州石油ドーム 17,406人

大分トリニータ 1-2 ジュビロ磐田

 (大)高松大樹(1)

 (磐)菊地直哉(1)、成岡翔(2)

これが磐田の10番だ!途中出場ながら成岡選手が劇的なゴールでシャムスカマジックを粉砕。大分は高松選手に待望の初ゴールが生まれるも終始磐田に押し込まれる展開にホームで痛恨の黒星。磐田は名波選手に変わって出場している成岡選手の活躍が目覚しい。しかしベテラン起用の方針を崩さない山本監督の考えが変わらない限り彼のポジションは確約されない。ピッチに常にいるのが10番、そして結果を残している10番なのだから使わない手は無いと思うのだが…。


埼玉スタジアム2002 44,625人

浦和レッドダイヤモンズ 0-0 名古屋グランパスエイト

<観戦試合>…回顧録は後日。

守備に徹した時の4バックはこういうものだと見せ付けた名古屋とそれを崩せなかった浦和の一戦はドロー。4バック+Wボランチの6バック状態で守備をするのでワシントン選手に3人付ける事ができた名古屋。しかし一方で攻めの人数が足らず、浦和の守備を相手に玉田選手1人を残すという完全な0-0のドロー狙い。浦和は圧倒的なポゼッションを保つもペナルティエリア付近の人の多さを崩せずに久々の無得点。得点を決められないなら圧倒的攻撃で失点しなければいい。そんな雰囲気が漂う王者の戦い方とも取れる。




それでは順位表と得点王ランキングを見てみましょう。


☆順位表

0404順位表


☆得点王ランキング

0404得点王



浦和が2節連続で首位を堅守しました!

これまで開幕節から2節ずつ首位が変わってきましたが、浦和が今季初の3週目にはいるのでしょうか。

そして2位にガンバ大阪。遂にやってきましたチャンピオンチーム。横浜を抜いて2位浮上です。そしてその後に横浜、鹿島と続いています。


得点王争いについてはマグノ・アウベス選手が単独首位にたち、遂に我那覇選手が首位陥落です。


第7節はどのような戦いになるのでしょうか。

それではこの辺で。