埼玉スタジアムに56,000人を集めたこの試合。
土砂降りの雨にも関わらずこんなに多くのサポーターが応援に駆けつけた事を浦和、鹿島問わず喜びましょう。
鹿島席は普段より広めに確保されていましたがそれでも席が不足するくらいの大応援団でした。素晴らしい熱気が篭ったサポーターの皆さんですね。対する浦和も日本一の熱狂でお出迎えです。
この対戦は試合前から色々な意味で期待大の試合でした。
1)小野、長谷部、三都主 vs 小笠原、本山 といった日本代表MF枠争い
2)昨年のアルパイ事件の因縁
3)首位奪還を目指す浦和と上位進出を狙う鹿島の勝点争い
2のアルパイ事件では選手同士だけでなく、エンゲルスコーチまでもが鈴木隆行選手(現レッドスター所属)の挑発で熱くなって会場全体が不穏な空気に包まれた出来事でした。
しかし世の中の注目はなんといっても1の日本代表MF枠の争いです。
激しいMF争いで試合も盛り上がるだろうと予測されました。
・・・が、浦和のワンサイドゲームで、そんな事はありませんでした。
試合終了後の浦和の勝利の余韻が引けてきた頃、自分の中に残ったものは激しい嫌悪感でした。
何に対してかというと、小笠原満男選手のプレーへの嫌悪感です。
この日の鹿島サポーターは今季の埼スタ対戦チームの中で最も激しい応援で、声や拍手も大きかったです。土砂降りの雨の中も上半身裸で応援している人たちもいました。0-4になっても変わらず熱い声援を送っていました。
その最高に心強く、ありがたい環境の中、負けている以上は1点でも多く返していくために選手たちは必死にプレーをしなければなりません。サポーターあってのプロなわけですし。
しかし彼の取った行動は、サポーターのその思いを聞いてるのかどうかわからないような対応でした。
後半リードされている中で何本もあったコーナーキック。
小笠原選手が蹴るためにコーナーに向かいます。ポジション的には鹿島サポーターの前。サポーターの声も俄然大きくなります。
しかし、彼はのんびりとたらたら歩いてコーナーに向かい、簡単にニアに蹴り続けていました。
正直、ありえないですよね。彼の視界にはサポーターはいないような態度です。
主力がこれですから、当然他の選手にもそれは伝播します。
リードされている後半、FKを得たのに転がっているボールを誰も追いかけようとせずただ突っ立って誰かが拾うのを待っていた鹿島の若手選手たち。
これが9冠を極めた王者の姿ですか?
この小笠原選手のプレーを見ていたジーコ監督はどう思ったのでしょう。
これがジーコのやりたいサッカーなのでしょうか?
こういう選手を代表に呼びたいのでしょうか?
ジェフ千葉戦で巻選手の必死さを見た後だけに、この『代表の座安泰』ムードが漂う小笠原選手の気の緩みが気に入りません。
鹿島サポーターが本当に気の毒でした。
Jリーグを愛する者たちへの侮辱です。